2010/08/14 - 2010/08/20
2481位(同エリア3894件中)
きっちーさん
準備中
やびゃい。
ローマ編が終わらんうちに、順調にフィレンツェが片付きそう・・。
旅行記も旅プランも、なかなか思うようになりませぬが、楽しかった2010夏旅☆イタリアでございます!!
いやあ、やっぱイタリア男性はスゴイっすよ。
ひと筋縄ではいきませぬ。
そんな旅行記スタートです☆
-
ローマ観光の足をぎゅーっと延ばして、ルネサンスの都フィレンツェへ来ちょります。
ひたすら、前回観られなかった場所や、心残りだったミュージアムを駆け足でまわり、ホッと息つく間も惜しんで「滞在時間内に一ヶ所でも多くの美術館を!」とガンガン移動中。
なぜか。
そゆ時に限って・・。
ナンパなイタリアおいちゃんや、写真を撮って欲しがる関西のおいちゃんに声をかけられるっ。
まー、これが日本なら、
「いやんv外人さんにナンパされちったvvやーばーいぃ〜♪」
と自慢するトコですが。←しなくていい
そうはいかない事情が・・。
おいちゃん。
あたいの手ぇ見りゃわかんでしょう、ホラホラ。
アイス食べてんの。
手はふさがってんの。
刻々と形を変えていく、クールビューティーとの真剣勝負中なのさ。
カメラとか、おしゃべりとか、無理なの〜。
きぃーっ!!空気読んでっ。
そう、ローマじゃ恥ずかしいので、フィレンツェでイタリアン・ジェラードをご賞味しちょったのだ。 -
甘味満喫中に邪魔が入ると、タダでさえ目つきの悪いのが、アップグレードします。
あんたら!
アイス溶けたら、しばくかんね!
↑
スウィーツ至上主義 -
おのぼりさんですもん。
知らない人にいきなり声かけられるのは、こわいのだ。
逆立ちしても敵わないカワイコちゃんズが、そこらじゅう歩ってるんだから、ミソジーのオイラのことは捨て置いて、カワイコちゃんズにアタックしてちょんまげ。
「すいません。急いでますんで」
せかせかと、ジェラードを片手にヴェッキオ橋を猛進☆
(いや、シャッターは押しましたよ。いっかいだけ) -
ヴェッキオ橋の目と鼻の先、ピッティ宮でございます。
アイスを平らげ、マイ・カメラを構えます。
なっつかしーv
短かったフィレンツェ滞在時に立ち寄った、思い出の美術館。
ラファエロの《小椅子の聖母》を初めてみたのがココ!
感動したよな〜。
画集でしか知らない巨匠の作品を、ゴージャスな美術館で周囲に誰もいない状況で、生で観ることができたのですから。
ガキんちょだったオイラには、すっげーインパクト。
建物の正面中央が入り口ですが、ビエ(チケット)が売っているのは向かって右手。
小さなオフィスがチケットボックスになっております。 -
「ウノ、ビエ、ペルファヴォーレ」
チケットボックスは行列になっておりますが、中へ入るとウソのように人がいないのが、ヨーロッパ系ミュージアムの不思議。
「ウノ、ウノ」と指を1本立てつつ、チケットゲット☆ -
お目当ては、ピッティ宮内のパラティーナ美術館。
どうやら、企画展が開催中のようでチケット売り場のおねえさんに何か言われますが、よく分からないものですから(汗)。
とりあえず、共通券を購入。
いよいよ中へ〜と、そのまえに!
セキュリティー・ゲートをくぐりまする。
イタリアも防犯セキュリティーが強化されている雰囲気ですが、ローマに比べるとフィレンツェはわりかしノンビリとした感じです。
ただし飲み物の持込みだけは、うるさいみたい。 -
建物内には案内が出ていないので、前を歩く人にくっついて、急な階段を登ります。
チケットボックスは行列でしたが、中はガラガラ。
これが、ほんっと不思議です。
ピッティ宮では、絵画以外の展示も行なわれておりますが、メインは絵画館!(だと思う)
みんな、どこさいっただーっ?! -
例によって内部撮影は禁止ですので、ピッティ宮から望むフィレンツェの風景を〜♪
「いや〜、久しぶりだね。相変わらず、でっかいね」
ウホウホしながら、展示室をまわります。
建物自体が相当ゴージャスなので、日本のミュージアムのシンプルな壁に掛けられた姿でみるよりも、絵画が空間に溶け込んでいるように思えます。 -
パラティーナ美術館はラファエロ作品が有名ですけど、ルネサンス美術の量でみると、大家ウフィツィ美術館よか、わりと新しい時代の画家さんや彫刻家さんの展示が多いみたい。
-
久しぶりに、ラファエロの《小椅子の聖母》を観ようと張り切っていたのですが、なぜか見つからず???
おぼろげな記憶だと、出入り口の脇に突き出すように展示されていた、と思うのですが・・。
あっれーっ?! -
結局、《小椅子の聖母》には再会できず。
むむむ〜。
「でも、ビッグネーム以外の作家さんをじっくり観れて、良かったかもv」
フランスでもそうでしたが、日本では有名じゃないけど、現地ではものすごくメジャーな画家さんとか、自分だけのLOVEな創作家さんと出逢うのは、すっげ楽しい!
まあ、鼻息荒くつっぱっても、ミュージアムに展示されちゃうよう作家さんなら、すでに知名度や評価のあるんでしょうけど〜(笑)。 -
近代画家さんの作品で、いくつかお気に入りチェックを入れて、絵画館を出よううとした矢先――――。
グレートな出逢いが待っていたのです!!
「カ、カラてぃん・・・っ!!」 -
真紅の壁に囲まれ、明かり絞られた特設会場に、リラックスした表情の酒神がこちらを見つめています。
決してカッコいいルックスじゃないんだけど、その甘やかな頬や指先、深い森を冠したような葡萄の頭飾りと、いっぱいに溢れくずれかける、フルーツバスケットの濃密な果実。
そのまま手渡されてしまいそうな、透きとおったクリスタルグラスのふちで、波紋を描くワインに、つよい喉の渇きを感じます。
《バッカス》―――
なぜ、これが、ここに?
混乱した頭であたりを見まわすと、スポットの当たる箇所すべてに、図録でしか見たことのないカラヴァッジオ作品が!
マイガッ!
なんじゃこりゃ〜っ!! -
カラてぃん、カラてぃん、カラてぃん、カラてぃん、カラてぃん、カラてぃん、カラてぃん、ぜんぶカラてぃん、カラてぃん祭りだあー!!
どうやらパラティーナ美術館では、カラヴァッジオとバロック作品をあつめた、特別展の真っ最中だったようで。
「そいえば、シニョリーア広場にカラてぃんポスターが、あったよな?」(表紙のやつ)
カラヴァッジオは有名すぎて、ポスターとかも商業利用かとスルーしていましたが。
そっかー。
特別展やってるから、告知してあったんだ。
カラてぃん祭りのおかげで、思わず長居してしまい、ピッティ宮を出たのは5:20!
「6時までに、もう一個所くらい行けっかナ?」
てなわけで、ピッティ宮から徒歩2〜3分。
《サント・スピリト教会》でゴザイマス!
ミッキー(注:ミケランジェロ)の、若き日のフィレンツェ時代作品《木製磔刑像》が所蔵されちょる教会☆
教会の見学は5:30までオーケーとガイドブックにはありますが、扉が開かない!!
どこの入口も、固く閉ざされています。
見学時間は、終わっちゃってるみたい。
しまった!
チョイスを誤った!! -
なう午後5:45!
「行けるか?!間に合うか?!アカデミア美術館!!!」
そう。
ダヴィデ像の本物がある美術館です。
教会がダメなら、美術館すよ。
けっこう遅くまで開いてるデスよ。
タイムリミットは、6:50!
走れ!
観光客っ!!
「入館6時半としても、滑りこんじゃえばなんとか・・・」
猛ダッシュで、フィレンツェの街を駆け抜けます。
迷惑だ、迷惑。 -
フンガーッ!!
ダヴィデちゃーんっ! -
・・・すんごい、頑張ったんですけど〜。
すでに、チケット・ボックスへ続く鉄格子が、無情に閉まっておりました。
くそう〜。
汗びっしょり〜。 -
がっくし。
肩を落としてトボトボと・・・・、なーんて事はなく。
「おっし!みやげタイムと行きますかv」
切り替えが早いのが、とりえです。
ミュージアムは、どこも閉館時間ですが、帰りのローマ電車の時間まで、思っきしフィレンツェの市内を歩き倒すぞ!
うっし! -
フィレンツェは、どうしてそうなのかは知りませんが、チョイと歩くと革製品屋さんにぶつかります。
革ジャンやバッグ、文房具やなんやかやで、なんやかやの、革製品がいっぱい売ってマス。←わかった、わかった
6年前に来たとき購入した、『made in China』のタグがついた(!)フィレンツェのライダージャケットは、現在も愛用中。
なので、長持ちなフィレンツエェ革ジャン、新作があったらほしいなーと。 -
残念ながら、以前は行ったお店は店舗のコンセプトが変わったらしく、つか夏だし?
革ジャンは置いてませんでした。
しかし!
この広いフィレンツェ市内!
どこかに、ライダースも売ってるよ、きっと。 -
そして、今回お世話になったお店は、『GABI』。
革ジャン屋さんというよりは、元町の老舗ブティックみたいな雰囲気でした。
フィレンツェ市内には、皮製衣類を並べるお店が多いですが、ライダースを扱っている店舗が、あまりなくて。
このGABIは、わりに幅広いデザインを置いているので、おススメ☆☆
ホームページはコチラ!→(http://www.gabiflorence.com/)
なんのコトはない、アカデミア美術館のすぐそばのお店。
お店に入る、その前に。
ちょっとブレイク。
フィレンツェに至っても、特技の嗅覚が働きます。
ビコーズ、じもちー御用達スーパー発見機能内蔵観光客?
汗をかきかき来たモンですから。
安いスーパーをさっさと見つけ、でっかいペットボトルのノンガス・ウォーターを買ったそばから、ごきゅごきゅやります。
プハッ!
開放感! -
水分補給したところで、いざ革ジャン物色v
革製品好きには、フィレンツェはちょっとしたオアシスかも。
日本で買えば10万はしそうな革ジャンが、半額以下ですもん。
興味ない人には、「あ、そう」で済まされそうですが(笑)。
きっちー、完全に食いついてます。
仕事でも見せない超真剣顔で、選んでます。 -
「らっしゃいませぇ〜」
みたいなコトを言いながら、背の高いハンサムなオジサンが近づいてきます。
むむっ。
イタリア語は分からんがな。
固まっていると、
「○×△イングリッシュ?」
にこやかなオジサンの長文で、最後の部分だけ聞き取れた!
「ベ、ベリィ、リトォウ・・」
リトルどころか、ナノですけど・・。 -
「オウ!イングリッシュ、エクセレント!!」
引っ込んでいた汗が、ガバッとでてきます。
やばい。
なんか、コワイ。 -
人が怖いのではなく、語学が怖い(笑)。
「あの〜。キャナアイ、トライ、ディスワン?」
小中高生に笑い転げられそうな、文章でごわす。
「オウ!エクセレント!」
なにが「エクセレント」なのか、よく分かりませんが。
何か言うたびに、大げさに褒めてもらえるので、たいへん気分がよろしい(笑)。
さっすが、イタリアおいちゃん。
わかってらっしゃる。
「プレゼント用ですか?それともご自分で?」
腕に白黒ラインの入ったライダー・ジャケットを試そうとすると、オジサンが曖昧な表情で尋ねてきます。
「イエス、マイン。ノーアザーズ」
あってる?
『自分用です』って、何て言うんだ?? -
英語表現に四苦八苦しますが、主旨は伝わっているようです。
「あのう、お客様。イタリアは、ユニセックス・ファッションというものがなくて、そちらのジャケットは完全に男性向けになりますが、よろしいですか?」
自分で英文は作れませんが、相手の言っていることは分かります。
「ノープロブレム。キャナアイ、トライ?」
サイズが合えば、ライダー・ジャケットは男女兼用じゃ。
すばやくオジサンが着せてくれます。
グラッツェv
姿見の前に立つと、男性用だけあって一番小さいサイズでも、肩幅が気持ちデカイ。
「どうすっかなー。デザインは気に入ったんだけどな〜」
一応、聞いてみるか。
「エクスキューズミィ。ドゥユハヴ、ア、ワンモア、リトゥルサイズ?」
相変わらず背後で、「エクセレント!」と繰り返しているオジサンに尋ねます。 -
「エクセレント!うちの商品は自社ブランドですので、お待ちいただければオーダーをかけて、さらに小さいサイズもご用意できますよ」
「明日には、日本へ帰らなくてはいけません。送ってもらうことって、出来ますか?」
会話帳で確認しながら、交渉。
「もちろん。送料は当方で負担します」
ラッキv
「いくらですか?」
「お値引きして、450ユーロです」
高っ。
でも、日本で買えば倍の価格か・・。 -
でも高いな〜。
ローマの宿代だな〜。
ほしいけど迷うな。
躊躇していると、「エクセレント」がさらに増発されます。
あざといぞ(笑)。
さっきは、ユニセックス・ファッションは無いって言ってたのに。 -
さて、ここで分かれ道!
本当に、日本まで郵送してもらえるかどうかわからない革ジャンを、買って良いものかどうかっ。
あなたならどうしますかー?! -
博打で買いました・・・!!
人生、ギャンブラーですから。
「クレジット・カード、オア、キャッシュ?キャッシュ?オゥ!エクセレント!」
おじさん、もうエクセレントはいいから。
この高額な買い物が、どうなったかは後ほど☆ -
清水の舞台系買い物で、燃え尽きた(笑)。
7時近くになり、ミュージアムもすべてクローズしてもうたので、あとはノンビリ街歩き。
夏イタリアの日はながく、写真でもお分かりいただける通り、まだまだ通りは明るく、夜の気配は届きません。
ローマへ戻る列車は21:10発なので、ゴハン食べたり、写真撮ったりしよっ。
いまだシニョリーア広場には、観光客ズが大挙しております。
考えることは、みな同じか(笑)。 -
広場の角にある《ランツィのロッジア》で、野外展示されている彫刻などを見学。
躍動感があって、スゴイとは思いますが・・。
射手座なので、ケンタウロスがボコられているのは、気分がよろしうおまへん!! -
かわいそうじゃんネ。
-
せっかくだし、日が暮れる前に誰かつかまえて、オイラもシャッター押してもらおうかな、と思い始めた矢先―――。
どこからか、朗々と歌声が響きます。 -
乾いた涼しい風にのって、ギターのメロディーと寄り添う低い旋律。
堅固な建物の壁に反響して、まるでひどく遠い場所から聞こえてくるような錯覚さえ感じます。 -
まてまてまて!
なんだ、このロマンチックな雰囲気は!
ホームシックになってしまいそうな歌声の主を探して、ロッジアの階段を降り、ヴェッキオ宮へ目をやります。
ちがうな。
どこだ? -
あ、いた。
ウフィツィ美術館の『コ』の字の建物の最端に、小さなアンプを置いて、ロン毛のお兄さんがセルフ・ギターで歌っています。 -
「イマジンだな・・」
石の階段に腰掛けて、ブレイク。
数曲に耳を傾けると、完全なオリジナルではなく、聞き覚えのある曲がアレンジされて歌われています。
わたしはハードロックやパンク専門なので。
しかと自信がないのですが。
すべてビートルズとか、あの辺りの時代のカヴァー・ソングのようです。 -
歌うお兄さんのまわりには、徐々に観光客やカップルが集まり始め、ミニ・コンサートのような状況になってきます。
足もとの影が徐々に伸びていく石畳に、どこか懐かしい音楽が夜の匂いと一緒に漂い、生演奏のギターの音が空気を揺らして消えていくのは、すごく言葉にならない優しさがあります。
フィレンツェ。
この街は、いまでもアーティストの揺り籠みたいな部分を、大切に保っているように思えて、あんだけ夜を怖がっていたのが、逆に不思議になってしまいます。
まあ、前回はマジで怖かったんですけど(笑)。 -
怖いのもひっくるめて、街の色々な側面を知ると、回数重ねた方が親近感が増します。
曲が終わると、旅行者らしき白髪の男性が感極まったように駆け寄り、ギターのお兄さんに握手を求めてます。
熱烈に手を握られるギターお兄さんの足元には、古いトランクが置かれ、2種類の自主製作CDがならびます。
「メイ、アイ?」
お断りを入れて、裏面のナンバーを確認。
お。やっぱ、イマジンだ。
旅の思い出に、イマジンが入っている方を購入。
しかし。
所詮は、ガチャガチャした音楽のほうが肌に合うので〜・・。
お兄さんのCDは、ほどなく棚にホカられることに。 -
かわいそうじゃん!!
-
だって、エアロやオフスプリングのが、愛してんだもん。
胸のすくようなシャウトと、ぶつかり合って訳が分かんない、グシャグシャなLIVEが生きがいなのだ♪
再び、ギターと歌声が路地にこだまし始めます。
おっし!
行くか!! -
列車の時間まで、ウロウロしましょう。
まわるトコも、もうお終いだから、足の向くまま気の向くままに! -
・・・の、前に腹ごしらえ。
-
お昼の薄カツは、せっせと食してしまい、写真撮り忘れたので(笑)。
どうすか!
ハム・パニーニ?
デカい!
そして、うまい! -
お昼にお邪魔した、おばあちゃんのお店だったんですけど、もうおばあちゃんはシフトが終了したのか居らっしゃらなくて、若いお姉さんがやってました。
「ボナセラ〜」「ウノ、ペルファヴォーレ」「グラッツェ」
これしか喋れなくても、イタリアのひとり旅はできる!!
(と、思う) -
食べ歩きしてばっかス。
片手にミネラルウォーター、もう片方でパニーニ。
どうみても、パーフェクト観光客装備ですが(笑)。
危ない目にあうこともなく、トコトコ駅方面へ当てずっぽうに歩いていきます。 -
おっと。
昼間は完全スルーだった、《サンタ・マリア・デル・フィオーレ》だわ。 -
薄闇が近づく大気の中に、ひときわ巨大な建築物です。
-
「すっげ〜なあ・・」
ほかに言葉が見つかりません。 -
モザイクのようなデザインが、どこか精緻に積み上げたオモチャのように、現実離れして美しい。
-
『ドゥオーモ附属美術館』(http://4travel.jp/traveler/need/album/10491676/)に展示されていた数々の作品が、この玉手箱のような大聖堂へおさまっていたのも、うなずけます。
奇麗なものは、キレイなものを呼ぶというか・・。
きっと作り手の人たちも、ああいった先達の手に刺激を受けて、創作に取り組んだんだろうな〜と思うと、ワクワクしてきます。
いっかい、入った事はあるのですが、今回は時間外で入れなかったのが残念かも。 -
外から観られるものも!
レプリカなんですが、サン・ジョヴァンニ(聖ヨハネ)洗礼堂の『天国の扉』。
ミケランジェロがこう呼んだため、そのまま『天国の扉』の名称で定着した、ギベルティの作品です。
ちなみにサン・ジョヴァンニ(聖ヨハネ)は、フィレンツェの守護聖人。
金色に輝く扉をバックに、観光客ズが入れ替わり立ちかわり記念撮影で盛り上がっていマス。
こちらはレプリカで、本物はドゥオーモ附属美術館収蔵なんですが、関係ナシ!
シニョリーア広場のダヴィデ像同様、見やすい場所にあるレプリカは大人気☆
「まあ、建物は本物だし!」
かのダンテさんも《神曲》地獄篇の第19歌で、サン・ジョヴァンニ洗礼堂の洗礼盤をこわしちゃったエピソードを取り上げています。
扉だけじゃなく、洗礼堂そのものがフィレンツェ人に愛されて、今に至っているんでしょうね。 -
もちろん、じもちーに愛されるものは、観光客ズも惹きつけられるのだv
「なかには、入れないのかな??」
まわりをぐるっと歩いてみますが、もう閉まっちゃってるみたいでした。残念!
ものの本によれば、八角形の洗礼堂内がどうなっているかと申しますと〜。
天井は黄金に輝く、ガラスモザイク!
そして、メディチ家のジョヴァンニ・ディ・ビッチがつくらせた、教皇ヨハネス23世の墓廟があるそうな。
ヨハネス23世は、教会の大分裂時代、ドイツで開催されたコンスタンツ公会議の場で、悪事を暴露され退位した教皇。
この教皇との関係によって初期のメディチ銀行は、教皇の銀行として台頭します。
メディチ家のジョヴァンニ・ディ・ビッチは、地位を追われたヨハネス23世を見捨てずフィレンツェへ迎え入れ、死後に彼の遺言どおり洗礼堂内に墓廟を設置したのです。 -
サン・ジョヴァンニ洗礼堂の起源は古く、もとはローマ時代の軍神マルスの神殿だったそうで。
それが改装されて、守護聖人ヨハネの大聖堂になります。
お隣にそびえる、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の位置に、サンタ・レパラータ教会が完成すると、大聖堂の地位を譲り、サン・ジョヴァンニ洗礼堂は現在に至ります。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の地下には、サンタ・レパラータ教会の遺構が残っています。
フィレンツェは、徒歩でイケちゃうくらいのこじんまりした都市ですが、本当に濃密で・・。
もっと、もっと、歩いてみたかった。
ミケランジェロやダンテやレオ様、サヴォナローラやメディチ家の人々が駆け抜けた街―――。
やだやだ。
帰りたくない(笑)。 -
「もう少し居たいーっ!」
外国まで来て、我がまま言いたい放題です。
8時近くになり、少しずつ夕闇が迫ってきます。 -
「あと1日、予備日をつくっときゃよかった・・」
列車や飛行機の時間がありますから、あがいてもムダですが、素敵な街は離れ難い吸引力を発揮します。 -
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に向かう道すがら。
友達やお世話になった方、職場へのおみやを揃えつつ〜。
「お。このモヘアニット、いいなv」
ちがう方向へいってます。 -
イタリアは小さな商店でも、さすがファッションの国だけあって、かっちょイイのが安く売られています。
パンクロックっぽいデザインが好きなので、ショーウィンドウをじーっと眺めてみたりして(笑)。
革ジャン店舗のオジサンは、「イタリアにユニセックス・ファッションは無い」と断言していましたが、パンク系のボーダーニットなんかは男女兼用スタイルです。
往きの飛行機内がけっこう寒かったので、「風邪の予防に」と自分を偽りつつ1着購入。
ああ・・無駄遣いな、オレ。 -
ローマでは、絵ハガキしか買ってないのに。
フィレンツェは鬼門だわ〜。 -
そこかしこに寄り道しつつ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅へ戻ってきました。
-
EU圏は改札口があるトコがめずらしく、だいたいホームまでそのまま行けちゃいます。
普通なら、乗車券をホームのあちこちにある改札機に自分で通しますが、今回はバウチャー(予約確認書)を持っているので、そのままホームでノンビリ列車を待ちます。 -
団体観光客はバス移動なのか、まったく見当たりません。
ホームにいるのは、じもちーの学生さんグループや、家族で観光している少人数で動いてる人たち。 -
ひとり旅っぽい人も、いないような〜・・。
ちょっと、サミシイな(涙)。 -
列車がホームへ入ってきました。
グループ旅行っぽい男の子たちに囲まれ、ボケーっと列車に揺られて・・・ -
ローマへ戻ってきました。
-
くう〜ぅ!
短いトリップでござった。
でも、楽しかった♪
テルミニ駅から程近い、インペロホテルのレセプションは、今朝「ちゃんと食べてかないと、お腹すいちゃうよ」と声をかけてくれたフロントマンさんから、夜シフトのおじさんにかわっています。
この人も、にこやかに「ヴォナセラ〜」と声をかけてくれます。
ほとんど出ずっぱりのローマ滞在でござったが、このホテルは間違いなく癒し空間だったと思います。
建物はいささかくたびれた雰囲気ですが、働いてる人の印象は気さくな感じで、安心してすごせました。 -
ベッドに倒れこみ、夢の世界へ突入したいトコですが。
小心なオイラは、明日の帰国のために荷物の整理をせっせとしたあと、夜更けに眠りにつきます。
ね、眠か・・。
お休みなさい・・っ。 -
明けて、本日は帰国日でゴザイマス。
長いような、短いような。 -
スウィートなクロワッサン&ミルクティーの、まったくメニューが変わらないホテル・モーニングを済ませ、最後のローマ観光。
いや、メニューはいっぱいあるのですが、どれも甘いので(笑)。 -
つっても、あんま遠くへ行くのはマズかろうと、ホテルのご近所をスタスタ歩きます。
-
飛行機が飛ぶのは12:40と比較的ゆっくりですが、フィウミチーノ空港へ行くまでに列車が遅れたりしたらシャレにならないので、早めに出ようかと。
1時間ぐらい、ブラブラしまーす! -
朝の市街は、車も人の姿も少なく、静かな空気に包まれています。
-
夏の強い日差しも、この時間帯は比較的ゆるやか。
濃厚な木々の緑が、蒼天に映えます。 -
今日も、天気はバッチリだな。
-
どこへ向かっているかと申しますと・・。
とある教会へ、墓参りに。
あ。
この教会じゃないスよん。 -
ホント、ローマにゃ教会が多いな。
ちっちゃくても、寂れていても、意外とじもちーが出入りしてるんですよ。
教会は、いわゆるお寺さんの檀家システムとは違うんだろうけど、洗礼も結婚も葬式も、人生のイベント関係はひと通り網羅しているし、いっかい関わっちゃうと離れがたくなるのかしら? -
えーと、どっちだったかな?
-
宿舎のご近所でも、迷ってる方向オンチ・・。
-
そういえば、テルミニ駅周辺は平らなように見えて、ゆるやかな坂が多い。
駅から程近いホテルの周辺も、このように長くてビミョーな勾配がございました。
でも、この坂を行きたいわけじゃナシ!
目指していたのは・・・! -
←ここ!
この教会が、最後に訪れたポイントじゃ〜。 -
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂っ。
-
・・の、裏側(笑)。
逆光だし。
なんで裏側なのっ。
イヤ、宿からの道がウラ側方面なので。
裏街道を来ました〜。 -
こっちが、正面☆
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、聖母のお告げによる『真夏の雪』の奇跡によって、建てられたという言い伝えのある教会。
夏旅の最後にふさわしいかも? -
デカイので、少し離れないとカメラにおさまりません(汗)。
教会の扉はすでに開いています。
さっそく、入ってみましょう♪ -
人いなっ!
-
名所であっても、ほかの観光客ズがおらんと場所が怪しいので、親切な教会の案内図で場所を確認。
-
あったv
-
そう。
このサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂には、かのジャン・ロレンツォ・ベルニーニのお墓があるのだー! -
フィレンツェでミッキー(注:ミケランジェロ)の墓参りが出来たので、今度はベルニーニ先生の終の棲家へ行ってみたかったのです。
-
ミッキーずグレイヴは、見慣れたミッキーの胸像を中心に、壁一面のフレスコ画×嘆きの彫刻をあしらった墓廟でした。(http://4travel.jp/traveler/need/pict/20095165/src.html)
彫刻にかけてはミッキー以上にローマっ子に愛される、バロックの名匠ベル先生のお墓はいかなるものか?! -
「えーと、主祭壇の右側の床部分だったよな・・」
ガイドブックには、『ロープで囲われている』とありますが、主祭壇の周囲にロープが張られている箇所はありません。 -
祭壇の手前、天蓋のわきにポールがあったので、そのあたりをウロウロしますが、やはり墓標はなく。
美しいデザインがほどこされた、広々した床があるだけ・・。
まさか、この植物っぽい絵柄の床が、ベル先生のお墓じゃないですよね??
どこ〜? -
天蓋の横を過ぎて、ほの暗い通路を円柱にそって行くと・・。
あ!
これじゃない?! -
柱と柱の緩やかな階段に、ひとつだけ何か彫られているのが見えます。
-
「で、でも・・・あれ、ホントに階段なんですけど!」
あの、驚くべき立体彫刻をぶち上げた巨匠のお墓が、たやすく人が踏み行くような階段??! -
心のどこかで確信しながらも、尚―――。
信じられない思いで、光も射さない低い階段を眺めます。 -
あ。
影が入っちゃった(汗)。
照明も自然光も射さないような場所なので、自分の影かかぶさるとアウトっすね。
真っ黒・・。
ちょっと離れて撮るか。 -
はいっ!ベル先生のお墓です!
やっぱ、ここがそうなんだー・・。
感慨を持って、文字さえなければ周囲と溶け込んで完全に建物の一部になっている、ベル先生ことジャン・ロレンツォ・ベルニーニの墓前に、立ちすくみます。
映画《シンドラーのリスト》で、ユダヤ人の人達の墓石が収容所の路面に使われ、死者への侮辱を表現している(と思われる)シーンがあって、
「墓石を踏みつけるなんて、バチ当たりだよなあ〜・・」
なんて感じました。
ところが、イギリスの教会地下墓地だと、ガヤガヤ観光客が歩く通路の部分に墓があって、
「これって、いいのかっ?!」
戸惑いました。
どちらがスタンダードなのか、不勉強で分からないんですけれども。
フツーに人がのぼり降りできる場所に、ひっそりと埋葬されるのがベル先生の遺志だとしたら、そうとう達観しているというか・・。
ぶっちゃけ、カッコイイです。 -
なによりも、あんだけの表現力を持つ人の墓が、凝りに凝った特別なものでなく、本当に墓碑銘と若干の紋章だけってのが、衝撃的。
あの贅沢を潔しとしなかったミッキーでさえ、未完成ですが自分のお墓用の《ピエタ》をせっせと準備しました。
ベル先生だって、やってやれなくはなかったと思うんですけど。
それをあえてせずに、建物の階段のひとつにさりげなく墓碑を刻ませるなんて・・・。
くぅ〜っ!!
演出家だ!
やりますなっ! -
くりかえしますが、階段墓がベル先生の遺志に沿ったものかどうかは、知りません。
本人の希望とは関係なく、たまたま階段に入れられちゃっただけなら、
「そうなんですか。ご苦労さん」
なんですけどー。
本人が決めたことなら、文句なく巨匠の王冠はベル先生で決まりだ。イカス。 -
ふつう『お墓』だと、厳しい墓事情下の日本、墓石と俗名(または家名・戒名など)で、だいたい思い残すことは無いんじゃないかと。
けど、ベル先生のような創作関係者は、なんかこう、すっげーの建てたがるような気が・・。
あれこれ想像していたのですけど。 -
想像を超えていました。ハイ。
おっし。
旅の最後で、ベル先生のお墓参りも済ませたし!
あとは、のんびり街歩きです。 -
観光客の姿もローマっ子の姿も見えない、早朝の街角。
静かな空気のなかにいると、ボルゲーゼ美術館へ歩いた朝を思い出します。 -
なんだか、本当に夏休みは短いぜ(泣)。
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「もそっと、こうしていたい・・」
ぶちぶち言いながら、徘徊中。 -
今日も、ローマはいろんな地域の旅人が行きかうのでしょう。
宿のまわりも、もっと歩けばよかったな。
早い時間だと小さい教会なんかは、柵が閉まってるトコもありました。
残念☆
ゴージャスな教会には圧倒されるけど、カジュアルな教会ってどんなだか興味があったんだけどな〜。 -
未練がましく遠まわりしていると(笑)、マーケット発見!
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おみや買ってこ、おみや!
とはいえ、この手の市はスリが怖いので、カバンをしっかとガードしつつ・・。
思ったより混んでないので、要らぬ心配でした(汗)。 -
ありがちなランジェリーや洋服、雑貨、キッチン用品のほか、ガラス工芸がたくさんあって、目移りしまくり。
安いし、まとめで売ってるし、イタリアだからつって絶対ヴェネツィアン・グラスじゃないだろーけど。
キレイなのでいっぱい買っちゃいました。
ちなみにまったく同じものが、空港でバカ高く売られていたので、チョイ買い物達人になった気分♪
帰国後、ガラス・アクセを実家おみやにしたら、
「こんな重いもの、お母さん要らない」
撃沈。
せっかくいっぱい買ってきたのに〜。
「あんたのへんてこなセンスは、お母さんとは合わないんだから、もうお土産は買ってこなくてイイからね」
とどめまで刺しますか? -
身内は歯に衣着せぬどころか、牙をむいてくるカンジですが。
友人知人は、フツーに喜んでくれました。
ヨカッタ、ヨカッタ。
おみやげも仕入れたところで、ホテルへ戻ってチェックアウトです。
5日間お世話になりました!
グラッツェ♪
テルミニ駅周辺は、思ったより夜遅くまでお店も開いているし、人通りもあるので、怖かったのは降りた場所が分からなかった、最初の夜だけ。
あとは、治安も大丈夫そうだし、地下鉄からも近いので、イイ宿だったと思います。 -
テルミニ駅のなが〜い通路を、空港往きのホームへ歩きます。
正面入口から、どんだけ先にあるんだってなくらい、やけに離れた専用ホームです。
おなじ方向へ歩ってる人は、どなたもツーリストらしき風体の人ばかり・・。
なかま、なかま。 -
空港往きの列車は、中途半端にペイント済み。
線路沿いの壁なら分かるっけど、列車本体に落書きするのってめんどそう。
きっと、夜中に車庫なんかに、仲間で忍び込むんでしょうけど。
その労力&体力ともに「あまってんな〜」と思います。
オイラなら、家でダラダラしていたいですけどね(笑)。 -
おっと。
打刻を忘れずに。
黄色い器械を探して、ガシャコンと刻印します。
いちおう日時は予約済ですが、なんか言われたらヤですからね。 -
1等車とありますが、全部同じ席なんですけどね☆
あ〜。
まだ、帰りたくないよう〜。
ホームをウロウロしているうちに、空港往きの列車が入ってきました。 -
空港直通の車内はこんなカンジ。
往きは、夜の到着。
列車に乗っていても、不安でドッキドキでしたが。
帰りは、明るい車内。
気分もどこかホッとするような?
まわりの乗客の皆さんも、旅立つ人たちは興奮気味ですが、帰国する方の人たちはまったりした様子で、なんか気持ち分かるかも。 -
帰りたくはないんだけど、無事に旅を終えられたってコトが、感慨深いでゴザイマス。
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なにいっとるか!
家につくまでが、遠足じゃ!もとい、ひとり旅じゃ!!
そうね。
そうね。
旅行保険だって、きっとそうだよ。←入ってないけど -
ふざけているうちに、ローマ・フミチウノ空港駅到着です。
今回はトランクじゃなくて肩掛けバックだったので、「よいこらせっ」と背負い直して、出発ロビーへつづく長い廊下へ向かいます。 -
フミチウノ空港は、やたら横になが〜い建物なので、移動がめんどくさいでおざる。
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とはいうものの、成田にくらべれば市内から30分程度なので、都内から1時間以上はみなきゃいけない移動時間を加味すれば、こんなん全然オーケーす☆
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