鎌倉安養院

2008/03 - 2010/01

　鎌倉市大町にある安養院は浄土宗の寺院で、山号は祇園山、寺号は長楽寺であり、正式名称は祇園山安養院長楽寺である。安養院は政子の法号から取られたものである。本尊は阿弥陀如来であるが、千手観音は田代寺にあったもので、田代観音とも称されている。また、尊観上人の墓と伝わる大きな石造宝篋印塔（重文）と北条政子の墓と伝わる小ぶりの石造宝篋印塔がある。ツツジが綺麗なお寺として知られている。
　山門を入って入場志納という形で箱にお一人100円を入れるのは光則寺と同じシステムである。
　安養院での思い出といえば、寺の跡取りが短慮でお話にならなかったことと、下のコンビニでアイスバーを買って一口食べたところで鳶に浚われて、安養院本堂の屋根に羽を休めて食べられたことだろう。前に南禅寺のお坊さんを挑発して怒らせたことがあるが、この寺の若いお坊さんは勝手に怒りだしてしまった。お坊さんにはやはり修行が必要だと思った。アイスバーはまた直ぐにコンビニに戻って同じものを買った。店の若い女の子の店員が怪訝な顔をするので鳶に取られたことを話した。この後にも由比ガ浜でもアイスモナカを鳶に浚われることになるのだが、急降下する飛行技術には鳶が一番長けていると思う。食べ物をかすめても人に危害を加えることはないからだ。
（表紙写真は安養院本堂（観音堂））

エリア 鎌倉(神奈川)

安養院山門。正月元旦は幕が飾られている。

安養院山門の屋根の四隅に上がる浪の飾り瓦。15年前くらいに瓦業者が上げた新しいものだ。

安養院山門の屋根の四隅に上がる浪の飾り瓦。

安養院本堂（観音堂）。昭和3年の建立。

安養院本堂（観音堂）。

境内に樹齢700余年の槇の巨木。

境内に樹齢700余年の槇の巨木。

境内は樹齢700余年の槇の巨木で木陰となる。

庫裡。

白書院。

境内のお地蔵さま。

日限地蔵堂内に祀られる子安地蔵尊。

「高井直哉君碑」石碑（大正14年9月鎌倉町青年団小町支部）。安養院墓地前に建っている。

空を舞う鳶に注意。