雨男・雫輝く都路へ(苔寺編)

2010/07/03 - 2010/07/05

初日・最大目標「苔寺」へ行けました。
念願叶い「苔寺・西芳寺」に行けた事に感謝でした。

何年か都に上がり続けて、未だ拝見していなかった「苔寺」さんへは、４月に行くつもりが中止させられ、一時は縁が無かったと諦めかけました。
巡り会わせでこの時期これた事、更に、予報外しの雨に、何やら御縁を感じました。。都合よく考えてます・・・

しかし、この「苔寺」でもやらかしてしまいました。
御存知の方も多かろうと思いますが、拝観するにあたり、写経を済ませてから庭園へ出向くのですが・・・
とにかく、団体さんより早く行きたい思いから、速記の様に写経を済ませました。
両隣の御嬢さんは一生懸命想い込めて写経をされており、たまに私の写経を覗き、それでいいと云う表情でした。
いいんです、その代わりに般若心境の読経の時、想いと心を込めて大きな声で唱えました。。
そんなこんなで、速攻で写経をすませたのですが、そこからが大変でした。。
巨体正座の余韻が、私の位置はほぼ中央。
どうすると迷いましたが、胡坐すら出来るスペースは無し。
根性決めて、いち早く立ち上がりました。
しかし、歩けません。悲しい。早く書いたのに。。。
それでも時お待ち、足首より先に感覚が戻らぬままに、一歩を踏み出しました。流れる冷や汗・写経の手を止めるギャラリーの視線が痛い。足も痛い。。
乗り越えた５名ほどのみなさん、みなさんの上に倒れなくてよかったぁ〜・失礼しました。。。

苦節の後の庭園は、別世界でした。
雫に舞い上がる緑と私・・・
ジブリの森に迷い込んだごとく、独特な静かな空間を満喫できて、痺れ・冷や汗・それまで紆余曲折全てを忘れ、時を止めててくれました。
初めての苔寺さんでしたが満足でした。
苔ばかりのフォトで代わり映えしない連続ですが、よろしければ覗いてやってください。。。

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線

いざ苔寺へ

蕎麦屋のおかみさんに教えてもらった通り、一つ目の御門を通り過ぎ進みました。

到着です。

本堂
こちらで写経・読経します。
私はこちらでやらかしました。。

忘れ形見の様に咲いてました。。

出迎えは存在感ある刈り込みでした。

始まりでした。
こんなもんかぁ〜
(直ぐ間違いに気付く)

ベルベットの絨毯の様でした。。

双方が・・・
生きてる存在感を示してみえる。。

輝く石段がよいアクセントに。。
たぶん｢湘南亭茶室｣かなぁ?

旅友は絶好調。
止む気配は無し。。。

色の無い世界に唯一。
頬を染めてました。。

活き活きしてる感じ。。

何か降臨しそうな想像を・・・

一際存在感を示してました。。

流れの如く。。

輝く旅路。
旅友に感謝。。

石庭

見返りの一枚。。

苔寺編は終わり。感謝でした。。

この後は東山へ移動します。
「建仁寺塔頭・両足院編」につづく

この旅行記へのコメント （8）

• しょーきちさん 2011/07/19 21:43:16

  うっとりする美しさのベルベット

  amanojakuさま
  
  しょーきちと申します。
  初めまして。
  
  > ベルベットの絨毯の様でした。。
  うっとりする美しさですね。
  日本でいいなあと思わせる、日本の美です。
  またこの季節、涼しさと安らぎを感じます。
  とても素敵な旅行記ありがとうございました。

  amanojakuさん からの返信 2011/07/20 12:35:17

  RE: うっとりする美しさのベルベット

  > amanojakuさま
  >
  > しょーきちと申します。
  > 初めまして。
  >
  > > ベルベットの絨毯の様でした。。
  > うっとりする美しさですね。
  > 日本でいいなあと思わせる、日本の美です。
  > またこの季節、涼しさと安らぎを感じます。
  > とても素敵な旅行記ありがとうございました。
  
  しょーきちさん　
  御訪問・投票の上で、温かいコメントまでいただき
  励みになります。ありがとうございました。<(_ _)>
  
  天邪鬼の都上がりでは、雨男パワーが炸裂して、
  よく旅友の雨雫が付いてきます。(笑)
  普段でも美しいと思いますが、
  自然が一艶を加えてくれる事が多いです。
  歩む足元は濡れますが、心には潤いでしょうか?
  我道を行く旅記ばかりで、歪ではごさいますが、
  お褒めの言葉にこちらが御礼申し上げます。
  
  　amanojaku
  

• 義臣さん 2010/07/06 19:08:32

  数十年まえ

  思い出します。
  
  　普通のお寺さんのように拝観できた頃を　この写真で特に思い出します。
  
  最後に行ったのは春の連休の日　お庭を行列して拝観でした。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　義臣

  amanojakuさん からの返信 2010/07/09 22:04:57

  RE: 数十年まえ

  > 　普通のお寺さんのように拝観できた頃を　この写真で特に思い出します。
  >
  心に響くお言葉ですねぇ〜
  私が余り志納料等に無頓着で、ジュゴンさんの書込みもいただけましたが、考えたくない問題もある様ですね。
  僧侶と禅問答の様な会話する中で、その答えが見え隠れする時がありました。
  私の生まれる前からの話の中で、現代の一般人生活スタンスを寺院にあてはめるのは無理と考えます。
  おそらく寺院側は、何も語り答える事は無いと思いますが、何事も打算的だけの物差しで計れぬものもあるかと思っています。
  
  色々な事に気付くのが遅すぎた感が否めず悲しいです。
  昔から歩かれている師匠がうらやましいです。
  
  勘違いの多いamanojakuですが、少しでも何かを感じてみたく歩きます。
  ありがとうございました。
  　amanojaku
  
  

• 義臣さん 2010/07/06 19:04:52

  雨上がりの

  雨上がりのお庭　柔らかい苔。。美しく写っています。
  
  　同じ日　私は奈良で雨と悪戦苦闘、、
  
  　　転んでカメラ。。故障。。
  
  　　　　　　　　　　義臣

  amanojakuさん からの返信 2010/07/09 21:50:46

  RE: 雨上がりの

  被写体が良ければ腕は必要なく、
  安心してシャッター切れました。
  やはり都の雨は私の友でした。。(笑)
  
  カメラは修理できますが、お腰は大丈夫ですか・・・
  むりなさらないでくださいよ。
  
  ありがとうございました。
  　amanojaku

• jyugonさん 2010/07/06 14:01:57

  思いが叶って…

  こんにちは〜　御無沙汰しております。
  
  4月にお越しになれへんかったようですが、思いが強かった分
  より心に残る苔寺になったことでしょう〜
  
  苔も今が旬　しっとり、はんなりした庭園がご覧になれましたね。
  心字池の波紋すら楽しげに見えます^^;
  
  少し前にこちらに行かれた方が苔の状態が悪く…(ー_ー)!!との
  感想を漏らしていたので、どうかなと思いましたが
  ベルベッドのような美しい苔が復活していますね。
  
  拝観料の問題もあって賛否両論ありますが、写経も出来て美しいのお庭も愛でることが出来て両方を体験なさいたい方にとっては決して高いとは思わせない拝観料なのかもしれませんね。
  amanojakuさんにとってもそうでしたでしょう〜
  
  足の痺れは想定外やったかもしれませんが、事無きで何よりでした。
  
  旅友と仰る雨を味方につけて、きっと素敵な旅をなさったと想像しています。
  
  続きもゆっくり拝見させて頂きますね。
  
  ではまたm(__)m
  
  jyugon
  

  amanojakuさん からの返信 2010/07/09 21:37:01

  RE: 思いが叶って…

  jyugonさん大変御返事遅れました。<(_ _)>
  とりあえず睡眠時間削りアップ優先し、失礼しました。
  
  苔寺は、今回四月よりこの時期だから良かったと思っています。
  苔の状態が良し悪しを決めるのだとは思いますが、私は初めで比べる物差しが無く、今回訪れて確かに苔の状態が悪い部分もありました。
  確かにイメージとしては、何年も前の旅行誌等の情報でイメージ膨らませていくと、それなりに苔庭も拝見した事あるので、入りの部分ではこんな物なのかと思うところもありました。
  当然フォトには収めていませんけどね。
  しかし歩を進めると、これ程の広さと深みが続く姿を拝めたのは、ラッキーだったのかと思っています。
  
  > 拝観料の問題もあって賛否両論ありますが、写経も出来て美しいのお庭も愛でることが出来て両方を体験なさいたい方にとっては決して高いとは思わせない拝観料なのかもしれませんね。
  > amanojakuさんにとってもそうでしたでしょう〜
  拝観料何か問題があったのでしょうか?
  私は貧乏トラベラーですが、価値観の問題は心の中で拝見する己に向き合い自分自身と討議すべき問題かと私感的意見の持ち主で、余り触れたくありません。
  
  拝観・宿坊中止が進む昨今は何故なのかを問える方は、おのずと何かが見えてくるとのではないかと思っています。
  元々公共的な所ではなく、草の様な私でも受け入れ拝観させてもらえた事に感謝でした。
  
  > 足の痺れは想定外やったかもしれませんが、事無きで何よりでした。
  これは想定内でしたが、想いの外に筆が進まず、タイムアウトでした。
  
  ありがとうございました。
  　amanojaku