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 鎌倉七口と言っても亀ヶ谷坂切通は今では舗装された道になっており、鎌倉七口の印象とは随分とかけ離れたところだ。亀もあきらめて引き返す、あるいはひっくり返ったほど険しかったという伝説もあるようだが、鶴ヶ岡に対する亀ヶ谷が元々の地名の由来であろう。それでも坂道の峠辺りの崖は高く、切通が深く掘られたことがうかがえる。やぐら跡であろうか、お地蔵さまなどもあり、それらしくされている。季節によっては椿のトンネルにも覆われる。しかし、何時通っても工事中であることがかつては険所であったことを窺わせる。大雨や嵐になれば落石の危険があるからだ。<br /> 亀ヶ谷坂切通は昭和44年(1969年)6月に国の史跡に指定されているが、江戸時代初期まではさかのぼれるが、鎌倉時代にこの位置に道があった確実な証拠はないそうだ。そう言われればやぐらをほとんど見かけない。そうは言っても人が増えれば道も出来よう。切通が深く掘られる以前にも山越えの道があったのかも知れない。晴れた日に散策すれば単に急坂でしかない亀ヶ谷坂切通ではあるが、その起源がいつなのかは気になるところだ。<br />(表紙写真は亀ヶ谷坂切通)<br /><br />注)鶴ヶ岡に対する地名は亀ヶ淵である。また、亀ヶ谷坂切通は山頂から左に折れ、勝縁寺ヶ谷にあった勝因寺跡を通り、霊梅社跡に出た。

鎌倉亀ヶ谷坂切通

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2010/02 - 2010/02

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 鎌倉七口と言っても亀ヶ谷坂切通は今では舗装された道になっており、鎌倉七口の印象とは随分とかけ離れたところだ。亀もあきらめて引き返す、あるいはひっくり返ったほど険しかったという伝説もあるようだが、鶴ヶ岡に対する亀ヶ谷が元々の地名の由来であろう。それでも坂道の峠辺りの崖は高く、切通が深く掘られたことがうかがえる。やぐら跡であろうか、お地蔵さまなどもあり、それらしくされている。季節によっては椿のトンネルにも覆われる。しかし、何時通っても工事中であることがかつては険所であったことを窺わせる。大雨や嵐になれば落石の危険があるからだ。
 亀ヶ谷坂切通は昭和44年(1969年)6月に国の史跡に指定されているが、江戸時代初期まではさかのぼれるが、鎌倉時代にこの位置に道があった確実な証拠はないそうだ。そう言われればやぐらをほとんど見かけない。そうは言っても人が増えれば道も出来よう。切通が深く掘られる以前にも山越えの道があったのかも知れない。晴れた日に散策すれば単に急坂でしかない亀ヶ谷坂切通ではあるが、その起源がいつなのかは気になるところだ。
(表紙写真は亀ヶ谷坂切通)

注)鶴ヶ岡に対する地名は亀ヶ淵である。また、亀ヶ谷坂切通は山頂から左に折れ、勝縁寺ヶ谷にあった勝因寺跡を通り、霊梅社跡に出た。

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  • 長寿寺から亀ヶ谷坂切通に向かう夏風景。

    長寿寺から亀ヶ谷坂切通に向かう夏風景。

  • 長寿寺から亀ヶ谷坂切通に向かう。

    長寿寺から亀ヶ谷坂切通に向かう。

  • 六地蔵。やぐら跡に地蔵菩薩の旗がある。

    六地蔵。やぐら跡に地蔵菩薩の旗がある。

  • 椿のトンネルだ。

    椿のトンネルだ。

  • 崖の椿。

    崖の椿。

  • 亀ヶ谷坂切通。単に深く掘っただけのように見え、防御施設のようなものは見られない。

    亀ヶ谷坂切通。単に深く掘っただけのように見え、防御施設のようなものは見られない。

  • 亀ヶ谷坂切通からの下り。亀が谷方面へ下りて行く。下り坂だからそれ程でもないが上ると結構きつい坂だ。

    亀ヶ谷坂切通からの下り。亀が谷方面へ下りて行く。下り坂だからそれ程でもないが上ると結構きつい坂だ。

  • 亀ヶ谷坂切通。

    亀ヶ谷坂切通。

  • 亀ヶ谷坂切通からの下り。

    亀ヶ谷坂切通からの下り。

  • 坂を下り切るとまた椿の花が迎えてくれる。

    坂を下り切るとまた椿の花が迎えてくれる。

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