'10台湾・金門島＆ちょっぴり中国コロンス島（１３）

2010/01/04 - 2010/01/09

＜５日目＞2010年1月8日(金)　金城１

いよいよ金門観光最後の日となりました。
今日は友人に自転車を借りて、一人で島の中心部・金城を見て回ります。

エリア 金門島(台湾)

朝ご飯はやはり自室で。

コウリャンの包子だそうです。
「お焼き」のような感じ。ボリューム満点でした。

朝、時間があったので民宿の中をお散歩。

中庭には給水機があり、いつでも好きな温かい飲み物を飲むことが出来ます。

二階へ上がってみました。

民宿の前の道が見下ろせます。

今日も天気はまずまずの様子。

島の繁華街、金城に出て来ました。これから自転車で散策します。

出発地点は「金門県立体育館」。
三角形になっている金城の中心街の左下です。

その向かい側にあった「天后宮」。

体育館の横から南に延びる道(橋)から海が望めました。

反対方向に目を移すと、キョ光湖とキョ光楼が小さく見えます。
（キョは草かんむりに呂と書きます）
まずはこのキョ光楼を目指すことにしました。

しかし、寒いっ。
コンビニで手袋でも買おうかという衝動にかられながら、とにかく自転車をこぎます。

右手に公園が現れました。
その名も「石刻公園」。確かにいろんな石像が建っています。

正面には「天后宮」が。
さっきの廟も天后宮だったなぁ。

キョ光楼へ向かって坂道を登ります。

高雄ではみられなかった秋(冬)の景色に出会えました。

キョ光楼に到着です。

１９５３年築で、大陸反攻のシンボルとなった建物だそうです。
鄭成功の軍が用いたといわれる大砲が出迎えてくれます。

中は展示室になっていました。
これは３階です。

３階は展望台にもなっています。

正面の海の方向です。

１･２階は金門島の民俗文化に関する展示が充実していました。

再び街中へ戻って来ました。

三角形の底辺、民族路です。

横道にそれた市場らしき通り。
朝は賑わっていたのでしょうか。

三角の内側へ入って行きます。

賑やかな通りを少し進むと門が見えました。

「邱良功母節孝坊」

１８１２年に建てられた牌楼で、地域一帯の守護神とされているそうです。

門をくぐったすぐ横に廟が。
「霊濟古寺」とありました。

いろんなお店が立ち並ぶ通りには、鍛冶屋も目立ちました。

店内には砲弾が積み上げられています。

ということで、再び民族路へ戻り、地図を頼りに町外れにある包丁製作の老舗「金合利鋼刀」へとやって来ました。

薄暗い店内に「頼もう」という感じで乗り込むと、女性が一人居て対応してくれました。

アーミーナイフなどいろいろな種類の包丁を見せてもらい、刺身包丁を一本購入。
２本買うと１割引になるとのことでしたが、とりあえず一本にしました。

女性に許可をもらって作業場の写真を撮らせてもらいました。

すると「もう少し先にある店へ行くと作業風景が見られるわよ」というようなことを住所を示しながら教えてくれました。

ということで車道をさらに自転車でえっちらとこぎ進み、同じ金合利鋼刀のお店へ着きました。
こちらはツアー客用のお店のようです。

中へ入ると、カウンター内で談笑していた数人のスタッフがびっくりしたようにこちらを見て来ましたが、その中の一人がすかさず紙コップでお茶を出して来てくれました。

こちらは店内も広く、展示品も豊富です。

店の奥の真っ暗だった工房を覗くと、慌てて電気をつけてくれ、私一人のために窯の火をつけて、砲弾から包丁が出来上がるまでの行程を見せてくれました。

職人のお兄さんは、最初に砲弾を手に取っていろいろ説明してくれましたが、非常に残念かつ申し訳ないことに、ほとんど理解できませんでした･･。

Before(左)・After(右)です。

砲弾の小さな断片からわずか１０分ほどで一本の包丁が出来上がりました。

「それじゃあ」と言って帰るわけにもいかず、結局もう一本購入してしまいました。

中国人民元も使えたので、アモイで使いそびれたお金で支払いました。

　さしみ包丁　１３００元(NT)
　万能包丁　１１００元(NT)

でした。

ちなみにこの二件の店と同じ並びにあった、やはり老舗の御菓子屋「陳金福號名記貢糖」にも立ち寄りました。

名物の貢糖とともに買ったのは「砲弾クッキー」。
ピーナツ味とチョコ味です。

この店も団体客用で、各種試食と製作工程の見学、
そして人民元での支払いが可能でした。

袋の中には小指大の｢砲弾｣がザラザラと入っていました。