1998/09/11 - 1998/09/28
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kojikojiさん
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早朝のコルドバのバスターミナルからグラナダ行きのバスに駆け込むとと日本人の女性二人と乗り合わせました。同じタイミングで会社を辞めて二人でスペインを旅しているとの事でした。彼女たちとはグラナダの街中で偶然に再会しました。かなり切り詰めた旅行をしていて、タブラオにも行きたいけれど先々のお金も心配で・・・、と迷っていました。その晩のアルバイシンのフラメンコツアーに申し込んでいたので一緒にホテルのインフォメーションに行ってチケットを申し込んであげました。若い頃旅先でいろいろな人に親切にしてもらい、でもそのお返しはその時お世話になった方には出来ないので、自分がその後に縁があって出会った人を通して恩返しが出来たらと考えていました。グラナダではその後も会社を辞めて旅している女性たちには何人か出会いました。20代でスペインを3週間くらい旅するには会社を辞めなければならない現実があるのだなと考えさせられました。
ここで洞穴タブラオで観たフラメンコに感動して、予定に無かったセビリアに寄って、その後もマドリッドで連日タブラオに通うことになりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝にコルドバを出発したバスは昼前にグラナダのターミナルに到着しました。バスで一緒になった女の子たちとはここで別れましたが、午後の観光中カテドラルの王室礼拝堂でバッタリ再開しました。感じの良い人達でお金の都合でここまで来てフラメンコが観られないのは可愛そうなのでチケット代を出してあげました。
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遅い昼食をとっていると一人旅のアメリカ人の学生に話しかけられました。若く見られることが多いので学生だと思われたようです。ニューヨークから来たと聞いて、NY州立大学で映像の勉強をしている弟のことを思い出しました。「NYには行かないの?」と聞かれたので「アメリカは怖いし、英語が話せないから行かない。」と答えると笑っていました。気持ちの良い天気でパラソルの下で随分長い間話をしました。久し振りに弟に再会した気分でした。
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アルハンブラを望むアルバイシンの下の辺りがグラナダでは一番のお気に入りの場所になりました。
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夕方になってホテルのロビーで落ち合うと「お礼です。」とタバコを1カートンくれました。そんな気を遣わなくても良いのに・・・。
迎えのミニバスに乗って最初に夜景観光。トリウンフォ公園の噴水は綺麗でした。 -
狭い道を登ってアルバイシンの展望台からのアルハンブラです。ライトアップした全景は本当に綺麗でした。翌日は日中と夜間と2回見に行きました。
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アルバイシンの中腹にあるタブラオで初めてのフラメンコです。サングリアを飲みながらどんどん引き込まれていきます。ツアーは一応10時まででバスに乗って帰れますが、希望者は終わりまで残ってよいとのことでした。
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こんな素晴らしいものを途中で帰れません。アルバイシンはあまり治安は良くないと聞いていましたが3人とも帰る気はありませんでした。
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遅い時間になるほど上手な人が出てきます。
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結局午前0時近くまでいましたが、素晴らしかったです。同じツアーに人は誰も残っていませんでした。この後に同じようなタブラオツアーに参加しましたが、この時の感動はありませんでした。
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タブラオを出てからは女性二人連れなので気構えましたが暗いだけで危険なことはありませんでした。二人をホテルに送ると宿の主人が心配だったのか表で待っていました。少し申し訳ない気持ちになりました。
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前日は深夜のご帰還でしたが、朝の開門時間の前に一番上の入口に着いていました。最初にヘネラリフェ
から見学しました。
門を潜ると別世界が広がっていました。 -
広大な敷地です。
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カルロス5世宮殿の回廊は訪れる人も少なく静けさに包まれていました。
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気の遠くなるような作業の成果です。
一人では一生かかっても造れないと思いました。 -
誰もいないアルハンブラなんて、そんな写真が撮れるはずもありません。
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レリーフの上にアラベスク模様の影が重なります。儚さを感じますが、こんな風景は何百年続いているのでしょう。
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有名な噴水です。四方に水が流れ部屋の中まで続いていく様が奇妙な感じがします。当時は贅沢なことだったのでしょう。
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日差しが斜めに当る時間の方がレリーフが美しく浮かび上がります。
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幾つかのパーツの組み合わせで造られていると頭で理解は出来てもそんなものを超越した凄みを感じます。
もう狂気の世界としか思えない美しさです。 -
光と影の対比の美しさはこの場所に来ないと感じられないと思います。
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観光客が多いのですが今思い返しても静寂を感じる宮殿でした。ただ単純に広いだけではないように思えます。
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窓も向こうにアルバイシン地区が望めます。
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ほぼ一日がかりで見学しました。何故かこの時は宮殿から見えるシエラネバダの山並みを見た記憶がありません。
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夜になってライトアップした宮殿の見学をしました。夜は入口が違う場所だったので少々迷子になりました。周辺は危険なほど暗かったです。
でも昼間と違った宮殿の厳かな雰囲気は素晴らしかったです。 -
人気の少ない夜のアルハンブラはオススメです。
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建物の中は9月の夜と思えない涼しさでした。
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宿泊したヴィクトリアホテル。お値段の割にはクラシックな雰囲気の良く残った感じのいいホテルでした。20年後に再び通りがかると高級ホテルに姿を変えていました。この当時は3500円くらいだったと思います。宿のレセプションにいた気のいいおじさんたちはどうなったのでしょうか…。
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ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ
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スペイン周遊の旅(11)予定変更してセビリアで1泊してロス・ガリョスで再度フラメンコを観る。
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セビリア
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トレド
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スペイン周遊の旅(12)旅の最終地はマドリッド。予定変更のあおりでプラド美術館と王宮ぐらいで時間切れになる。
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