1998/09/11 - 1998/09/28
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kojikojiさん
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バルセロナを基点としたカタルーニャの旅も終わり、南を目指します。バルセロナを22時発のの列車を予約しに行きましたがクシェットが予約できず、19時発の列車になってしまいました。
と言う事でコルドバには午前5時40分という時間に到着してしまいました。沢山の人が駅で降りますが、みんな迎えに来た車に乗り込んで去っていきます。取りあえず旧市街に向かって歩いてみますが周囲は真っ暗です。途方に暮れていると酔っ払った兄ちゃんに声を掛けられました。「バールに行かないか?」と誘われ店に連れて行ってもらいました。こんな時間までバールが開いているのは不思議でしたが普通の店でした。ワインを何杯か飲んで、店の人と話をして時間が潰せたのはラッキーでした。自分ひとりでは店を見つけるのは無理でしたから。ミゲルという名の兄ちゃんは今から思えばラリっていたのかもしれません。「うちに行こう」と言うのを断って夜明けの通りに出て分かれると随分文句を言っていました。ただの親切な男だったのかも分かりませんが時間潰しの相手をしてくれたので良い思い出です。コルドバでは2日ほどかけてゆっくり市内観光をしました。写真で見て来たかったメスキータは本当に素晴らしかったです。博物館にはローマンモザイクの秀品が残っていたのには驚きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
バルセロナで夜7時の列車に乗ってアンダルシアに向けて南下します。列車内ではクシェットで同室になったおじさんからタバコをもらったり歌を謡ったり楽しい時間を過ごしました。でも、5時過ぎにコルドバに着くと途方に暮れます。仕方ないので荷物を担いでブラブラ散歩します。
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メスキータの周辺がライトアップしていたので助かりました。
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誰一人歩いていない旧市街を独り占めです。別に独り占めしたかった訳ではありませんが。
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この後バールで時間潰しをして、8時過ぎにホテルに掛け合って空いている部屋に入れてもらいました。そのまま昼過ぎまで眠り込んでしまいました。
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コルドバは小さい町でホテルは旧市街のユダヤ人地区にあるのでどこに行くにも徒歩圏内です。
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メスキータの内部です。念願の場所に到着です。観光客の姿も無く一人いにしえに思いを馳せます。当時はスペインはあまり人気が無かったのでしょうか。
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中央部分はキリスト教会に改修されています。イスラムの建築を改修したのに違和感も無く調和していますが、不思議な空間であることは間違いありません。
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表は鋭い日差しと暑さですが、メスキータの中は穏やかな光線と涼しさを感じます。
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ミブラーフなどイスラムの精緻な意匠もそのまま残されています。キリスト教徒から見ればエキゾチックな意匠だったのでしょう。レコンキスタを経ても保存がされているように思います。
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でもキリスト教圏がイスラムの支配下になると偶像は破壊されているものが多いように思えます。
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カール5世はメスキータを改造した聖堂を見て、「世界に唯一の物を壊してどこにでもあるものを造った。」と嘆いたそうです。
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どこまでも続いていそうなアーチの連続の中に一人でいると時間も空間の感覚も失いそうになります。
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確かにこんな場所は世界中探してもここだけだと感じます。
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表に出ると馬鹿みたいに明るいオレンジの中庭が広がります。。
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外壁のレリーフも見事です。昼の雰囲気も良いですが夜は夜で幻想的です。
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日差しを避けて鳩も休憩中です。
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アルカサルの博物館にはローマ時代のモザイクが沢山残されていました。
「オケアノス」
ギリシャ神話の海神オケアノスです。ウラノスとガイアの息子でタイタン族の長兄に当たります。同じタイタンの女神であるティテュスとのあいだに無数の娘をもうけたとされます。 -
素晴らしいモザイクです。スペインの旅ではあまり期待していなかったので嬉しい誤算でした。
「メドゥーサ」
メドゥーサはギリシア神話に登場する怪物で、ゴルゴン3姉妹の1人です。見たものを石に変える能力は有名です。メデューサはペルセウスによって首を切り落とされて退治されます。切り落とされたメドゥーサの首から滴り落ちた血はペルセウスによって2つの瓶に集められてアテーナーに献上されます。 -
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スペインの旅の後のギリシャでは同じようなモザイクをこれでもかというほど見ることになりました。
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コルドバでメスキータ以外の見所といったらアルカサルでしょう。
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とても綺麗な庭園でした。
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イタリアで感じる日差しより一段強い物を感じます。
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スフィンクス。
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噴水が涼しげでした。
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美しく手入れされた花々が咲き乱れていました。
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夏の花が真っ盛りでした。
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子供の頃庭で育てていたのを思い出しました。
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旧ユダヤ人地区は静まり返っています。午後の日差しの中歩く人は稀です。
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シナゴーグの中のレリーフも美しい物があります。
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花の小道からメスキータを望む有名なアングルです。
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鳩の巣になっているのでしょうか?日本を含め他の国では鳩除けのネットとか釘などを設けそうなものですが、スペインというかアンダルシアの大らかさを感じます。
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二日の滞在でしたが旧市街に身を置くと安らぎを感じる気持ちの良い街でした。バルセロナという巨大な街の次だったからかもしれません。
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この先は路線バスでグラナダを目指します。橋を渡ったアルカサルの角に泊まったホテルがありました。コルドバともお別れです。
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1997 スペイン周遊の旅
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