2009/08/05 - 2009/08/05
1787位(同エリア6710件中)
ころっつさん
8月の上旬、職場の夏休みが一日取れたので午前3時過ぎに早起きして自宅を出発し、真夏の京都へ行くことに。
日中は暑いので、まだ涼しい午前中を目途にいくつかの寺院を巡ることにしました。
朝5時過ぎから西本願寺を訪れ、続いて同じく世界遺産の清水寺に向かいました。
今回は朝早くの出発ということもあり、自家用車でまわりましたので、拝観の際の駐車場の情報とともに旅行記を作成します。
清水寺は平安京遷都前の778年に延鎮上人が開山し、征夷大将軍となった坂上田村麻呂が創建したといわれる古刹です。いわずと知れた「清水の舞台」で知られる京都を代表する有名なお寺です。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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五条坂の交差点から清水坂を車で登って行くと、途中に市営有料駐車場があります。これより奥、清水寺の門前までに駐車場はありませんのでここに置くのがやはり便利です。時期によりすぐに満車になりますので、その場合は近くに点在するコインパーキングに置くこととなります。
朝6時半過ぎなの昼間は多くの観光客でにぎわう清水坂もこのとおり、ひっそりしています。 -
朝とはいえ、緩やかな上り坂を東向きに歩いていくので太陽がじりじりと照りつけ、汗が噴き出てきました。
駐車場から清水寺の入口まで歩いて5分程です。 -
清水坂沿いには外国からも多くの観光客も訪れる場所ですので、日本を象徴するような土産物を取り扱うお店も多く立ち並んでいます。
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京都の中で清水寺界隈で特に有名なものは何といっても、「清水焼」としてその名を知られる陶磁器などの焼物。
陶器店のショーウインドウにある真ん中の徳利は15万円、後ろに並ぶ5つの湯呑は21万円の値札が出ています。もちろん私には手は届きません…。 -
清水坂から南に逸れて小路を少し行くと、もうひとつの清水門前へのルート、通称「茶わん坂」があります。
その昔には清水焼の窯元が多くあったそうで、現在も陶器を販売する店がたくさん軒を並べています。 -
盆の期間を中心に清水寺はライトアップによる夜間拝観と本堂内の内陣の特別公開があるようです。
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清水寺境内への入口、朱塗りの仁王門の前に到着しました。だいぶん太陽も高い位置まで昇ってきました。
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石段を登り、清水坂方面を眺めます。混雑期には石段前での写真撮影が規制されてこともあるほどの観光客で賑わいますが、平日の朝はこのとおり。
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京都市街地を望む高台にあることから、仁王門の前には明治時代に京都市街地の地図を作成するための基準点となった標石が立っています。
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仁王門をくぐるとまずあらわれるのは仁王門と同じく朱塗りが映える重要文化財の三重塔です。ちなみに清水寺は西国33番札所の16番札所にもなっています。
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三重塔を過ぎるとあらわれるのが重要文化財の轟門です。ここから奥が有料拝観(拝観料300円)となっており、この時期の開門時間は朝の6時からとなっています。
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歩いて行くと…誰もいない清水の舞台。
これまで清水寺には何回も来ていますが、これだけ誰もいないと何だか拍子抜けしますが…まさに早起きの成果です。 -
さらに歩いて行くと奥の院に着きます。
ここから見えるのはまさに清水寺のイメージとなる位置での写真。139本の柱で支えられる誰もいない舞台と140万人が住む大都会・京都の市街地を一望できる場所です。 -
これは1年半前の冬の土曜日の昼間に訪れた時の写真。舞台の上にいる人の数は圧倒的に多いです。
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山の緑と見事に調和した舞台建築を望むこの場所は、年末に漢字検定協会主催の今年の漢字を清水寺の貫主が描く場所でもあります。今年ははたしてどうなるのかなあ…と少し心配。
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こちらも有名ですが、清水寺の境内には鎮守社で縁結びの神様として有名な「地主神社」があります。閉門時間中ですが、1人の若い女性が躊躇なく階段を上って行き、しばらくするとジャラジャラという鈴の音が聞こえてきました。
よほど強い縁結びを願うことがあったのでしょうか…。 -
舞台の奥にある阿弥陀堂には何とも安らかで少しユーモラスな表情をしたふれ愛観音様が安置されており、直接手を触れることができます。
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奥の院のさらに先にある子安塔は修復工事を行っているようだったので、今回はパスして舞台の下側にある音羽山の山腹から清水が流れ出てくる場所に。
朝から多くの人が集っていますが、昼時は看板からもわかるように多くの人が列をなし、水を堪能するための待ち時間が表示されます。
そして…ここで水に打たれている人ははじめて見ました。 -
3か所に分かれて音羽山からの清水が流れています。
うん?誰かが本格的な装置で霊水を汲み取っているようです(左下)。 -
組み木で支えられている清水の舞台を下から眺めます。直下には行けませんが、よくぞこんな場所に苦労して壮大な建物を建てようとしたことに素直に感服。
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仁王門を抜け、清水寺から少し離れたところにある特別期間のみ公開される塔頭・成就院に行く途中には地蔵が立ち並ぶ場所がありました。表目に見える清水寺の風景とはまた違う一景でした。
清水寺に続いては東山の古いまちなみを巡ります。
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この旅行記へのコメント (6)
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- はなかみno王子さん 2009/08/27 23:03:20
- 早起きは何文もオトク!
- ころっつさま
こんばんは。
「早起きは何文もオトク!」わが所属コミュのひとつ、「近江路をゆく」
の最近はやりだしたキャッチフレーズです。
三文じゃなくて何文も・・・というところがスバラシイ。
実際、朝陽に輝く景色は一日のうちでいちばんスバラシイし
他の観光客さんも居ないので独り占めできますね。。
ですから、、いつも旅先ではすこぶる朝早く行動。。
ころっつさまと同じくですかね。
晩秋に、丹波竹田城早朝に攻めましょう!!
はなかみno王子
- ころっつさん からの返信 2009/08/28 00:24:05
- RE: 早起きは何文もオトク!
- はなかみno王子さま、こんばんは。
今日は少しわけあって大阪・難波のネットカフェから4トラしています。
決して、流浪の人になったわけではないので…(笑)
確かに何文も、価値がはかれないほど早起きはおトクですね。
(といいながら、真夜中にネットカフェにいる不健康な私…)
実際これまでに信州などの高原は朝早くから出歩いていたのですが、よく親しみなれた京都の寺院でも当てはまることをこのたび再発見した次第です。
そうですね、晩秋の竹田城の雲海、攻めましょう!
その頃には、私の場合、暖かい寝床から這い出たくない気持ちとも闘うことが必要ですが…。
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- 熊野古道さん 2009/08/25 10:05:05
- 早朝の京都清水寺
- ころっつさん、おはようございます。
まさに早起きは三文の徳ですね。
昨年夏と紅葉のシーズンに訪れましたが、特に紅葉のシーズンはあまりの人の多さに清水坂を登るのにかなりの時間を費やしました。
清水寺に限らず早朝に京都のお寺巡りをすると、じっくりと見学できそうですね。
熊野古道
- ころっつさん からの返信 2009/08/25 20:35:25
- RE: 早朝の京都清水寺
- 熊野古道さん、こんばんは。
いつもご訪問ありがとうございます!
早起きは「得」なのです。
私の場合「徳」よりも、やはり「得」って感じでした!
特に紅葉のシーズンは美しい色彩の京都が見られますが、あまりにも人が多くて…。最近はただでさえ尋常ではない込みようになってきたと思っていましたが、このまま高速道路の1,000円(無料になるかも…)が続いたら、今年の秋の土・休日はいったいどうなるのでしょうね…。
熊野古道さんの旅行記のアップ楽しみにしています。
またご訪問させていただきます。それでは〜。
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- ゆういちろうさん 2009/08/22 22:05:42
- すごいっ!
- ころっつさん、こんばんは。
早起きは三文の得って言うけど、これは本当なんですねぇ。
この清水寺の静寂感にはビックリです!!!
こんなにも人がいない清水寺の写真は初めて見たような気がします。
社寺巡りをするならやっぱり早朝が一番だと思い知らされました。
それにしても水に打たれている白装束のお方はちょっと不気味な感じですね…。
お寺的にはOKなんでしょうかねぇ。
ゆういちろう
- ころっつさん からの返信 2009/08/23 14:55:46
- RE: すごいっ!
- こんにちは、ゆういちろうさん。
いつもご訪問いただきありがとうございます!
「京都の寺院は朝に限る!」
特に明るい時間が長く、日中は暑い夏の間は…というのが、今回強く実感したことです。今度行かれる時はぜひ挑戦してみてください。日中に強烈な睡魔が襲ってくることもありますが(笑)
私も白装束の方には正直びっくりしました。何やら唱えながら40〜50代くらいの女性でしたが、突然水のたまり場に入っていかれました。きちんとした何かしらの行為なのかも知れませんが、私もちょっと不気味というか…、不思議な感じもしました。お寺的にOKかどうかは不明ですが、早朝の非日常の光景でした。
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