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8月の上旬、職場の夏休みが一日取れたので午前3時過ぎに早起きして自宅を出発し、真夏の京都へ行くことに。<br />日中は暑いので、まだ涼しい午前中を目途にいくつかの寺院を巡ることにしました。<br />今回は朝早くの出発ということもあり、自家用車でまわりましたので、拝観の際の駐車場の情報とともに旅行記を作成します。<br /><br />世界遺産・清水寺とその界隈の京都らしいまちなみを歩き、再び京都駅近くに戻り、東本願寺の飛び地境内である名勝・渉成園(枳穀邸)を訪れました。<br /><br />

京都めぐり★名勝・渉成園≪夏の朝、早起きは三文の得…?!≫

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2009/08/05 - 2009/08/05

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ころっつ

ころっつさん

8月の上旬、職場の夏休みが一日取れたので午前3時過ぎに早起きして自宅を出発し、真夏の京都へ行くことに。
日中は暑いので、まだ涼しい午前中を目途にいくつかの寺院を巡ることにしました。
今回は朝早くの出発ということもあり、自家用車でまわりましたので、拝観の際の駐車場の情報とともに旅行記を作成します。

世界遺産・清水寺とその界隈の京都らしいまちなみを歩き、再び京都駅近くに戻り、東本願寺の飛び地境内である名勝・渉成園(枳穀邸)を訪れました。

交通手段
自家用車

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  • 「渉成園(しょうせいえん)」は京都駅の近く、東本願寺から少し東に直進した間之町通沿いにある東本願寺の庭園です。<br />正門近くのコインパークに車をとめましたが、この門を入ったところにも見学者用の駐車場が設けてありました。<br />

    「渉成園(しょうせいえん)」は京都駅の近く、東本願寺から少し東に直進した間之町通沿いにある東本願寺の庭園です。
    正門近くのコインパークに車をとめましたが、この門を入ったところにも見学者用の駐車場が設けてありました。

  • 園内には、江戸時代の学者・頼山陽が十三景と称した秀景があります。<br />またここの周囲には、枳殻(からたち)の生け垣があったことから、渉成園は「枳殻邸(きこくてい)」の別名を持っています。<br />

    園内には、江戸時代の学者・頼山陽が十三景と称した秀景があります。
    またここの周囲には、枳殻(からたち)の生け垣があったことから、渉成園は「枳殻邸(きこくてい)」の別名を持っています。

  • 受付で庭園の入場料(保全のための寄付協力金の名目)500円を支払い、中に入ります。<br />入場料を払うと、渉成園を説明した24ページにわたるフルカラーのかなり立派なパンフレットをいただくことができ、かなりオトクです。<br />

    受付で庭園の入場料(保全のための寄付協力金の名目)500円を支払い、中に入ります。
    入場料を払うと、渉成園を説明した24ページにわたるフルカラーのかなり立派なパンフレットをいただくことができ、かなりオトクです。

  • ここは徳川家光から土地を寄進された東本願寺の宣如上人が隠居所として整備した所で、東山を借景にした池泉回遊式庭園が特徴です。<br />まずは庭園の北口から入ると、その名の通り池に臨む明治に建築された建物「臨池亭」があります。<br />

    ここは徳川家光から土地を寄進された東本願寺の宣如上人が隠居所として整備した所で、東山を借景にした池泉回遊式庭園が特徴です。
    まずは庭園の北口から入ると、その名の通り池に臨む明治に建築された建物「臨池亭」があります。

  • 臨池亭の一部を成す北側の建物は「滴翠軒(てきすいえん)」と呼ばれ、十三景のひとつに選ばれています。<br />

    臨池亭の一部を成す北側の建物は「滴翠軒(てきすいえん)」と呼ばれ、十三景のひとつに選ばれています。

  • 臨池亭の前にある北側の小さな池から南側にある大きな池・印月池に小川が流れ込んでいます。この辺りは春には桜が咲き誇るようです。<br />

    臨池亭の前にある北側の小さな池から南側にある大きな池・印月池に小川が流れ込んでいます。この辺りは春には桜が咲き誇るようです。

  • 庭園西側にある「園林堂(おんりんどう)」は昭和30年代に建築された持仏堂で、内部は公開されていませんが棟方志功の襖絵があるようです。受付で配布されるパンフレットには写真が掲載されています。<br />

    庭園西側にある「園林堂(おんりんどう)」は昭和30年代に建築された持仏堂で、内部は公開されていませんが棟方志功の襖絵があるようです。受付で配布されるパンフレットには写真が掲載されています。

  • 庭園のほぼ中央、園林堂の向かいには山門のような楼門造りで、個性的な建築の「傍花閣(ぼうかかく)」が建っています。入場はできません。<br />

    庭園のほぼ中央、園林堂の向かいには山門のような楼門造りで、個性的な建築の「傍花閣(ぼうかかく)」が建っています。入場はできません。

  • 傍花閣の左右には階段があり、階上には四畳半の部屋が設けてあるようです。周囲は桜並木なので、階上からの春の景観は格別なことでしょう。もちろん見学者は登れませんが…。<br />

    傍花閣の左右には階段があり、階上には四畳半の部屋が設けてあるようです。周囲は桜並木なので、階上からの春の景観は格別なことでしょう。もちろん見学者は登れませんが…。

  • 印月湖の北岸にはカエデが植えられており、十三景のひとつ「丹楓景(たんぷうけい)」と呼ばれる紅葉の美しい渓谷を模した景観があります。<br />

    印月湖の北岸にはカエデが植えられており、十三景のひとつ「丹楓景(たんぷうけい)」と呼ばれる紅葉の美しい渓谷を模した景観があります。

  • 丹楓景から北の大島の間には「回棹廊(かいとうろう)」と呼ばれる檜皮葺きの屋根を持つ木橋が架かっています。<br />

    丹楓景から北の大島の間には「回棹廊(かいとうろう)」と呼ばれる檜皮葺きの屋根を持つ木橋が架かっています。

  • 北の大島には周遊路沿いには石組の横穴が設けられた「塩釜」と呼ばれる今は枯れてしまった水源の跡があります。<br />

    北の大島には周遊路沿いには石組の横穴が設けられた「塩釜」と呼ばれる今は枯れてしまった水源の跡があります。

  • 印月湖にある北の大島から先ほど通った傍花閣に向かって架かる木造の反橋「侵雪橋(しんせつきょう)」です。<br />朝も9時半を過ぎると、本格的な夏の暑さとなり、全身から汗が滝のように噴き出してきました。夏の京都めぐりにはタオルは必携です!<br />

    印月湖にある北の大島から先ほど通った傍花閣に向かって架かる木造の反橋「侵雪橋(しんせつきょう)」です。
    朝も9時半を過ぎると、本格的な夏の暑さとなり、全身から汗が滝のように噴き出してきました。夏の京都めぐりにはタオルは必携です!

  • 印月池と侵雪橋。<br />ここ渉成園は国の名勝にも指定されており、幕末には14代将軍の徳川家茂や最後の将軍、徳川慶喜も何度か訪れています。<br />

    印月池と侵雪橋。
    ここ渉成園は国の名勝にも指定されており、幕末には14代将軍の徳川家茂や最後の将軍、徳川慶喜も何度か訪れています。

  • 印月池の西岸から北の大島に建てられた茶室「縮遠亭(しょくえんてい)」を望みます。暑い真夏を彩る赤い花、百日紅が咲き誇っています。<br />

    印月池の西岸から北の大島に建てられた茶室「縮遠亭(しょくえんてい)」を望みます。暑い真夏を彩る赤い花、百日紅が咲き誇っています。

  • 再び侵雪橋を渡り、北の大島の小高い場所にある縮遠亭を近くで見学します。明治時代に建てられた茶室で東山の借景が素晴らしい…と言いたいところですが、ここは京都の市街地のど真ん中。視界には京都駅ビルをはじめとする背の高い近代的なビルディングが目立ちます。<br />

    再び侵雪橋を渡り、北の大島の小高い場所にある縮遠亭を近くで見学します。明治時代に建てられた茶室で東山の借景が素晴らしい…と言いたいところですが、ここは京都の市街地のど真ん中。視界には京都駅ビルをはじめとする背の高い近代的なビルディングが目立ちます。

  • 北の中島には「碧玉の石幢(へきぎょくのせきどう)」と呼ばれる石燈篭が建っています。<br />石幢とは傘の部分に装飾がない、などの特徴を石燈篭を示すようです。<br />

    北の中島には「碧玉の石幢(へきぎょくのせきどう)」と呼ばれる石燈篭が建っています。
    石幢とは傘の部分に装飾がない、などの特徴を石燈篭を示すようです。

  • 回棹廊を横から見ると、唐破風屋根が付いています。そして池端に咲く百日紅の赤い花が散って印月湖の水面に浮いています。<br />

    回棹廊を横から見ると、唐破風屋根が付いています。そして池端に咲く百日紅の赤い花が散って印月湖の水面に浮いています。

  • 印月湖の北岸から侵雪橋を眺めます。<br />どうしても所々にビルが視界に入ってきます。<br />

    印月湖の北岸から侵雪橋を眺めます。
    どうしても所々にビルが視界に入ってきます。

  • 白い花を咲かせた多くの蓮が浮かぶ印月湖の南端には慶応年間に再建された「漱沈居(そうちんきょ)」が水上にせりだすようにあります。かつてはお酒などの飲み物を提供する場所として使われていたようです。<br />

    白い花を咲かせた多くの蓮が浮かぶ印月湖の南端には慶応年間に再建された「漱沈居(そうちんきょ)」が水上にせりだすようにあります。かつてはお酒などの飲み物を提供する場所として使われていたようです。

  • 渉成園の南端に位置する漱沈居から侵雪橋と縮遠亭を眺めます。<br />

    渉成園の南端に位置する漱沈居から侵雪橋と縮遠亭を眺めます。

  • 漱沈居の近くには庭園内で最も大きな建物である「&#38316;風亭(ろうふうてい)」があります。ここは賓客を迎える大書院で、かつて明治天皇が京都に訪ねられた時に休息に使われた場所だそうです。<br />さて、渉成園の見学を終え、次に向かったのは…

    漱沈居の近くには庭園内で最も大きな建物である「閬風亭(ろうふうてい)」があります。ここは賓客を迎える大書院で、かつて明治天皇が京都に訪ねられた時に休息に使われた場所だそうです。
    さて、渉成園の見学を終え、次に向かったのは…

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この旅行記へのコメント (4)

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  • ゆういちろうさん 2009/09/03 18:57:50
    都会のオアシス
    ころっつさん、こんばんは。
    私は個人旅行で京都には行ったこと無いので、地理にはあまり詳しくないのですが
    東本願寺って駅にも近くて、かなりの町中でしたよね?
    でも、ころっつさんの旅行記にある渉成園は
    全くそんなのを感じさせない写真ばかりですね!
    きっとビルが写らない様に、かなり苦労されたんだと思いますけど
    それでもとても静かな空間に感じられました。
    大汗をかきかきの散策のようですけど
    写真はとても涼しげで、和みましたよ〜♪

    ゆういちろう

    ころっつ

    ころっつさん からの返信 2009/09/05 08:19:48
    RE: 都会のオアシス
    ゆういちろうさん、いつもご訪問、ありがとうございます。

    東本願寺はそうですね、京都駅から徒歩でも10分もあれば到着する場所にあります。そこから東へ5分も歩けば渉成園に着きます。学生時代には東本願寺のすぐ近くに住んでいたのですが、その時にはこんな庭園があるとは知りませんでした。

    ゆういちろうさんがおっしゃるとおり、かなり町中にあります。そしてビルもたくさん見えます。かなり苦労して…とまでは行きませんが、写真を撮っていると風景の中に結構入ってきます。朝一番で、真夏の平日ということもあったのか、私のほかは2組ほどしか入場者はいませんでした。

    写真は涼しげかもしれませんが、それほど汗かきではない私も吹き出る汗は中途半端でなく、カメラにも汗が付いて大変でした。正直もう少し涼しい時期がおススメですね。
  • nao0880さん 2009/09/03 08:15:59
    枳穀邸
    ころっつさん、こんにちは。
    訪問ありがとうございます。

    枳穀邸は私の好きな京都の庭園のひとつです。
    池泉舟遊式とも聞いたことがあります。
    初夏と秋がよいですね。紅葉の頃もすばらしいです。

    一時期、荒れた時期もありましたが、近年はよく整備されています。
    500円でいただける案内はほんとに立派なものですね。

    京都の次の旅行記も楽しみにさせていただきます。
    ではまた。

    ころっつ

    ころっつさん からの返信 2009/09/05 08:10:05
    RE: 枳穀邸
    nao0880さん、おはようございます。
    ご訪問、そして書き込みありがとうございます。

    nao0880さんも枳穀邸に行かれたことがあるのですね。確かに紅葉の頃は大変素晴らしい感じましたので、ぜひ次はその頃に…と思います。
    今回は歩いていると、風がなかったこともあり、暑くて暑くて。汗が滴り落ちました。

    次の京都旅行記もできるだけ早く…と思いますが、手が遅いので気を長くしてお待ちください。すいません。
    今後ともよろしくお願いします。

    それでは。

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