2008/04/12 - 2008/04/20
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2008年4月に新婚旅行でスペインへ行ってきました。マドリッドに始まり、トレド、グラナダ、コルドバ、セビリア、バルセロナなどを巡る7泊9日の旅。
旅行5日目。午前にコルドバのメスキータやユダヤ人街を観光した僕等一行は、昼前にコルドバを出発。A-4号線で西へ向かい約1時間半で、アンダルシア自治州の州都でありスペインで4番目に大きな都市、セビリアに到着しました。
これまでに訪れたグラナダやコルドバのようにイスラム文化の雰囲気を感じつつも、大都市で現代的な印象も強く感じたセビリアの街。ここではセビリア大聖堂やサンタ・クルス街、スペイン広場を観光したほか、夜には本場のフラメンコのショーを観たのでありました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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4/16(水)、13:00。
コルドバを出発してから1時間40分。僕等を乗せたバスはもうセビリアまでやってきていた。コルドバからセビリアまでは138km、A-4号線で一本だった。A-4号線とは離れた場所を流れているため途中は全く見えなかったが、コルドバ市内を流れていたグアダルキビル川は、下流でここセビリア市内を流れているのだ。
写真に写っている奇抜なデザインの橋はそのグアダルキビル川に架かるアラミロ橋。1992年のセビリア万博を機に建設された。1992年にはバルセロナでオリンピックも開催されたわけだから、スペインはこの年にずいぶん大きなイベントが立て続けに行われたんですねぇ。 -
カテドラルから北に離れたとある広場の脇でバスを降りた僕等はまずはレストランで昼食をとり、その後でカテドラルへ向かうことに。
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フラメンコの本場なだけあって、セビリアの土産にはフラメンコ用の扇子(アバニコ)が目立つ。
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14:25、通りを南に向かって歩くうちに、僕等は市庁舎の前まで来た。更に南(写真の位置関係だと背後の方向)へと進めばセビリア大聖堂はもう少し。
この市庁舎の反対側にはヌエバ広場という大きな広場があるのだが、僕等がバスを降りた広場はそことは別のもっと狭い広場だった。 -
市庁舎の脇からトラムが走って行くのを一瞬だけ見た。トラムはカテドラルのすぐ脇も走っているんだそうだ。
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14:29、市庁舎の前を抜けて更に南に進むと、程なくして正面にセビリア大聖堂が見えてきた。
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セビリア大聖堂。
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次いで、世界で3番目に大きい大聖堂。上から見るととても異様な形をしているが、それはこの大聖堂が元々イスラム教のモスクだったから。
そう、ここはグラナダのアルハンブラ宮殿内にあるカルロス5世宮殿や、コルドバのメスキータ同様、レコンキスタによりキリスト教勢力がセビリアを奪回した後で、モスクを転用してカテドラルに改造されたんですねぇ。
あまりに大きいため、フレームの中に納めるのはとても困難。 -
14:33、ヒラルダの塔の脇の門をくぐると、その上には宙づりの・・・ワニ?
セビリア大聖堂の入場時に貰った日本語パンフレットによると、これはトカゲなんだそうだけど、僕にはワニにしか見えないなあ。。。 -
セビリア大聖堂もコルドバのメスキータと同様、最初に門を抜けると、そこにあるのはオレンジの中庭。
写真に写っているのはファサード。
カスティーリャ王のフェルナンド3世がセビリアの地を奪回し、モスクを転用して大聖堂の建設を開始。
建設に1世紀以上掛かっているからか、大聖堂の建築様式はゴシック、ルネサンス、バロックなどのいろいろな様式が取り入れられているのだとか。 -
オレンジの中庭から見上げたヒラルダの塔。
上は鐘楼になっているが、元々はモスクのミナレット。鐘楼を建設する際に、ミナレットはそのままに、上に鐘楼の部分が付け加えられ、現在のような高さ約97mの塔になっている。
鐘楼の最上部には、イスラム教に対するキリスト教の勝利を表した青銅の像が立ち、風によって向きを変えることから「ヒラルダ(風見鶏)」と呼ばれるようになったんだって。 -
いよいよ大きな入り口からカテドラルの内部に入ります。
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カテドラル内部。手ぶれになってしまっている上、これが何を撮ったものなのかもよく分からないんだけど、中は天井が高くとても広々とした雰囲気だ。
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まずはヒラルダの塔を上って、上からセビリアの街を眺めてみよう。しゅっぱ〜つ!
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ヒラルダの塔内部を回りながら上ること約6分、ようやく出口が見えてきた。
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ヒラルダの塔の鐘楼に出てきました!
まず目に飛び込んできたのは、大聖堂の南側の景色。大聖堂すぐそばの広場を挟んだところにはアルカサル(左)とインディアス古文書館(右)、その向こうにはアルカサル庭園と旧タバコ工場(現セビリア大学)がある。更にその向こうには、スペイン広場の巨大な建物の両翼に位置する2つの塔が見える。 -
鐘楼には、幾つもの鐘が四方の天井に取り付けられていた。
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大聖堂の東側に広がるサンタ・クルス街を望む。
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カテドラル自体は塔の南西部に広がって建っている。
では、カテドラルに降りて見てみますか。 -
大聖堂の内部に戻ってきた。
写真の鉄格子の奥に見えるのは世界最大の衝立で、木製の衝立の表面に惜しげもなく金で装飾されている。
格子の奥に見える衝立に描かれているのは、キリストと聖母マリアの生涯を描いたものだと聞いたのだそう。
アンダルシアではマリア信仰が盛んでセビリアはその中心地なんだとか。 -
カテドラルの入り口からまっすぐ奥の方へ向かうとあるのが、このコロンブスの墓。
棺を担いでいるのはスペインの4つの国(カスティーリャ、レオン、ナバーラ、アラゴン)の王。コロンブスはまさに国の英雄だったんですね。でも、この棺の中に、本当にコロンブスの遺体が納められているのだろうか・・・? -
同じくコロンブスの墓。左前に立つ王が槍で突き刺しているのは、イスラム教の象徴とされているザクロ。
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カテドラル内部のステンドグラス。中央に描かれているのがヒラルダの塔。
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洗礼式の時に使われる水盆。
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大聖堂内部のパイプオルガン。
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カテドラル内部にある別のステンドグラス。
これもよくよく見ると、中央にいるのは聖母マリアなんですね。これもマリア信仰の表れなんでしょうねえ。
・・・キリストはどこにいるんだろう? -
15:30。
セビリア大聖堂を出た僕達は、サンタ・クルス街を散策することに。広場の向こうに見えるのはアルカサル。 -
コルドバのユダヤ人街同様、狭い路地でまるで迷路のような路地の中を歩く。
この写真は、前の写真の広場からアルカサルの外壁沿いを左へと進む小道を進んだところにある広場。 -
サンタ・クルス街は至る所に観光客がわんさかいた。たぶん僕等と同様に、世界中のいろんな所からここを訪れているんだろうねぇ。
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サンタ・クルス街の土産屋。
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同じく土産屋にて。
子供用のフラメンコ・エプロンが可愛らしいねえ。 -
サンタ・クルス街で少し休憩した後、また路地を歩く。
もうどこをどう歩いているのかさっぱり分からない(笑) -
サンタ・クルス街を歩いていたら、ジェラート屋さんに多くの客が入っていた。僕等のツアー一行は、いったんはここを通過したのだけど、何しろ外は30度近い気温。ものすごくジェラートを食べたい気分になっていたので、添乗員さんにお願いして散策コースにもう一度ジェラート屋さんの前を通って貰いました。
写真はそのジェラート屋さん。暑い外で食べたジェラート、旨かったなぁ。。。 -
とある通りからある家のパティオを見てみたら、鉢植えの花がいっぱいでした。セビリアは家のパティオや窓、通りなどでいろいろな花が咲いているのが目立っていたように思います。
そういえば、僕等が参加したツアーよりも一週間前のツアーでは、ちょうどセビリアの春祭りにここセビリアを訪れていたようです。そのときには、また普段とは違った街の雰囲気を楽しめたんでしょうね。 -
アルカサルの東側を東西に延びるアグア(AGUA)通りを出てきた。
AGUAはスペイン語で水。写真に写っているように、かつて通りの脇の塀を水道管が通っていたことからこの名が付いたんだそう。 -
アグア通りの突き当たりにはブーゲンビリアの花が咲いていた。
ブーゲンビリアもセビリアの街のいろんな場所で見たなあ。 -
16:40、サンタ・クルス街を出た僕等は、車で移動してスペイン広場へ。
1929年の万国博覧会で、「スペイン館を1番立派な建物にするぞ!」とのもと、そのスペイン館として造られた。アンダルシア地方特有のムデハル様式(イスラム教の建築様式とキリスト教の建築様式が融合した様式)で建てられた半円弧状に広がる建物で、あまりの大きさに建物全体をフレームに納めるのはとても無理。建物の両翼には塔が建っている。 -
スペイン広場にはスペインの各県の特徴や歴史を描いたタイルのベンチが58もあるのだそう。
これはそのうちの1つ、バルセロナのベンチにて撮影。本当はセビリアのを見つけられれば良かったのだろうけど、探すのも面倒だったので(笑)、適当なベンチを選びました。 -
それにしても、万博のスペイン館と言うことは、今で言う「パビリオン」なんだよね。とてもそんな建物とは思えないくらい立派な建物ですなあ。
ちなみにこの建物は、「スター・ウォーズ エピソードII クローンの攻撃」でも撮影に使われたのだとか。 -
18:50。
セビリアでの観光を終え、いったんホテルに戻った僕等は、夕方に再びセビリアの中心街へ。
目的はここ「EL PALACIO ANDALUZ」、フラメンコの劇場だ。 -
19:00にショーは開演、踊り手が情熱的な踊りを踊れば、ギターの演奏家や歌い手も情熱的な演奏で雰囲気を盛り上げます。
本当はそこに観客も旨いタイミングで「オ〜レ!!」とかけ声をかけられればいいんだろうけど、なかなか慣れていないとバッチリのタイミングで声かけるのは難しいね。特に奥ゆかしい日本人にとっては。 -
ショーは約1時間半。
アンダルシアの暑い気候と同様、情熱の夜も更けていくのでありました。
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