トレド旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2008年4月に新婚旅行でスペインへ行ってきました。マドリッドに始まり、トレド、グラナダ、コルドバ、セビリア、バルセロナなどを巡る7泊9日の旅。1日目は日本からマドリッドへの移動で1日を費やし、2日目は終日マドリッドで観光、そして、3日目はバスでマドリッドを出発してスペイン中央部を南下。まずは古都トレドに向かったのでありました。

お~ら、えすぱ~にゃ!!(その3:トレド)

2いいね!

2008/04/12 - 2008/04/20

674位(同エリア814件中)

mime-F

mime-Fさん

2008年4月に新婚旅行でスペインへ行ってきました。マドリッドに始まり、トレド、グラナダ、コルドバ、セビリア、バルセロナなどを巡る7泊9日の旅。1日目は日本からマドリッドへの移動で1日を費やし、2日目は終日マドリッドで観光、そして、3日目はバスでマドリッドを出発してスペイン中央部を南下。まずは古都トレドに向かったのでありました。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
観光バス
航空会社
ブリティッシュエアウェイズ
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

PR

  • 旅行3日目の4/14(月)、僕等のツアーの一行を乗せたバスは8:30頃にホテルを出発、まずは高速道路A-42号線でトレドへ向かう。

    旅行3日目の4/14(月)、僕等のツアーの一行を乗せたバスは8:30頃にホテルを出発、まずは高速道路A-42号線でトレドへ向かう。

  • バスに乗ってからちょうど1時間、窓の外にトレドの街が見えてきた。

    バスに乗ってからちょうど1時間、窓の外にトレドの街が見えてきた。

  • タホ川の対岸からトレドの旧市街を望む。東、南、西の三方をタホ川に囲まれたトレドは、南側から見るとまるで自然の要塞のよう。街全体が見渡せて、まさに絶景です。

    タホ川の対岸からトレドの旧市街を望む。東、南、西の三方をタホ川に囲まれたトレドは、南側から見るとまるで自然の要塞のよう。街全体が見渡せて、まさに絶景です。

  • タホ川の対岸から見て特に目立つ建物は、このカテドラルと・・・

    タホ川の対岸から見て特に目立つ建物は、このカテドラルと・・・

  • カテドラルより右側のひときわ高い位置に建つアルカサル。アルカサルは現在、軍事博物館となっているそうだけど、今回のツアーではトレドに半日しかいないので、アルカサルの方へは行きませんでした。

    カテドラルより右側のひときわ高い位置に建つアルカサル。アルカサルは現在、軍事博物館となっているそうだけど、今回のツアーではトレドに半日しかいないので、アルカサルの方へは行きませんでした。

  • カテドラルの左側に見えるこの建物も結構目立つ建物なのだが・・・何なのかはよく分からない。地図上での位置関係から推測するとサン・イルデフォンソ教会らしいのだが、複数の建物を1つの建物として見ているだけなのかも。

    カテドラルの左側に見えるこの建物も結構目立つ建物なのだが・・・何なのかはよく分からない。地図上での位置関係から推測するとサン・イルデフォンソ教会らしいのだが、複数の建物を1つの建物として見ているだけなのかも。

  • いよいよトレド旧市街に入ります・・・<br />と、その前にトレドの伝統工芸である象嵌細工の職人の店に寄りました。象嵌細工は鉄の上の絵柄に金糸や銀糸を埋め込んで図柄を描き込んでいく技法。

    いよいよトレド旧市街に入ります・・・
    と、その前にトレドの伝統工芸である象嵌細工の職人の店に寄りました。象嵌細工は鉄の上の絵柄に金糸や銀糸を埋め込んで図柄を描き込んでいく技法。

  • これが象嵌細工の見本。ピンぼけになって分かりづらい写真になってしまったのはご勘弁。<br />今回は新婚旅行だった事もあって、いろいろと親戚にお土産を買っていかなければ、などと思いながら旅をしていたわけですよ。しかも安物ではなく、あまり荷物にならないものを・・・。そんなわけで、ここでも従姉妹や叔母に象眼細工のペンダントやブローチを買ってみたわけですよ。

    これが象嵌細工の見本。ピンぼけになって分かりづらい写真になってしまったのはご勘弁。
    今回は新婚旅行だった事もあって、いろいろと親戚にお土産を買っていかなければ、などと思いながら旅をしていたわけですよ。しかも安物ではなく、あまり荷物にならないものを・・・。そんなわけで、ここでも従姉妹や叔母に象眼細工のペンダントやブローチを買ってみたわけですよ。

  • トレド旧市街の北側に位置する太陽の門を通過した辺りでバスを下車。いよいよ旧市街の中を歩く事に。<br />写真は旧市街の中の土産屋。トレドは冶金業が盛んで刀剣や銃なんかも土産屋のショーウィンドウに並んでいる。<br />観光地の土産で刀剣が人気なのは、何となく日本とも共通していますなぁ・・・って、男子小中学生的発想ですか!?

    トレド旧市街の北側に位置する太陽の門を通過した辺りでバスを下車。いよいよ旧市街の中を歩く事に。
    写真は旧市街の中の土産屋。トレドは冶金業が盛んで刀剣や銃なんかも土産屋のショーウィンドウに並んでいる。
    観光地の土産で刀剣が人気なのは、何となく日本とも共通していますなぁ・・・って、男子小中学生的発想ですか!?

  • トレドの街を歩く。トレドはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の文化がそれぞれ色濃く残された街である上に、昔から街の美観を保護するための政策がとられたため、街の雰囲気は中世の頃からあまり変わっていないのだそう。

    トレドの街を歩く。トレドはキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の文化がそれぞれ色濃く残された街である上に、昔から街の美観を保護するための政策がとられたため、街の雰囲気は中世の頃からあまり変わっていないのだそう。

  • なんでも、トレドは世界遺産に登録される前、「まずトレドが世界遺産に登録されてしかるべきだ」と考えたユネスコの方から、トレド市に世界遺産登録の話を持ちかけたのだそうです。そしたら、市は「そんなもんに登録されなくても、俺たちはこの街の景観を守っていくんだから、世界遺産に登録して貰わなくて結構だ」と断ったんだそうですよ。すると、ユネスコは「いや、トレドを世界遺産として登録しないと、世界遺産自体の箔がつかないから、是非とも登録させてくれ」と懇願して、その結果、トレドは世界遺産に登録されたのだとか。<br />世界遺産かどうかに関係なく、街の景観を守ろうとするトレドの人達の気概を感じさせるエピソードですなぁ。

    なんでも、トレドは世界遺産に登録される前、「まずトレドが世界遺産に登録されてしかるべきだ」と考えたユネスコの方から、トレド市に世界遺産登録の話を持ちかけたのだそうです。そしたら、市は「そんなもんに登録されなくても、俺たちはこの街の景観を守っていくんだから、世界遺産に登録して貰わなくて結構だ」と断ったんだそうですよ。すると、ユネスコは「いや、トレドを世界遺産として登録しないと、世界遺産自体の箔がつかないから、是非とも登録させてくれ」と懇願して、その結果、トレドは世界遺産に登録されたのだとか。
    世界遺産かどうかに関係なく、街の景観を守ろうとするトレドの人達の気概を感じさせるエピソードですなぁ。

  • そうこう言っているうちにやって来たのは、トレド旧市街のほぼ中心に位置するカテドラル。スペイン・カトリックの総本山であり、13世紀前半に建設が開始され、15世紀終わり頃に竣工した後も、度重なる増改築がなされ、多くの様式が入り交じった建物となっている。<br />といっても、狭い路地を抜けたらいきなり正面にこの大聖堂があった、という感じなので、この建物の全容はここからはまるで分からない。僕等は写真の「時計の門」より中に入ることに。

    そうこう言っているうちにやって来たのは、トレド旧市街のほぼ中心に位置するカテドラル。スペイン・カトリックの総本山であり、13世紀前半に建設が開始され、15世紀終わり頃に竣工した後も、度重なる増改築がなされ、多くの様式が入り交じった建物となっている。
    といっても、狭い路地を抜けたらいきなり正面にこの大聖堂があった、という感じなので、この建物の全容はここからはまるで分からない。僕等は写真の「時計の門」より中に入ることに。

  • カテドラルの中を見終わって、別の場所から外へと出てきた僕等。「免罪の門」を出て改めてカテドラルを見たところ。<br />・・・って、何で中の写真が1枚もないのさ〜〜!!、などと言う事なかれ。カテドラルの中では写真撮影禁止だったのだよ。<br />中では宝物室に安置され金・銀・宝石で飾られた「聖体顕示台」や、エル・グレコ画の「聖衣剥奪」などを観た。「聖衣剥奪」は十字架にかけられる前のキリストが衣服をはがされるところを描いたもので、キリストの着ている服の朱色の鮮やかさが、全般的に暗い配色の絵の中で印象的。また、キリストよりも上の位置に群衆が描かれているという構図が、当時としては非常に珍しかったようです。

    カテドラルの中を見終わって、別の場所から外へと出てきた僕等。「免罪の門」を出て改めてカテドラルを見たところ。
    ・・・って、何で中の写真が1枚もないのさ〜〜!!、などと言う事なかれ。カテドラルの中では写真撮影禁止だったのだよ。
    中では宝物室に安置され金・銀・宝石で飾られた「聖体顕示台」や、エル・グレコ画の「聖衣剥奪」などを観た。「聖衣剥奪」は十字架にかけられる前のキリストが衣服をはがされるところを描いたもので、キリストの着ている服の朱色の鮮やかさが、全般的に暗い配色の絵の中で印象的。また、キリストよりも上の位置に群衆が描かれているという構図が、当時としては非常に珍しかったようです。

  • カテドラルの「免罪の門」を出たところに建つ市庁舎。できれば建物全体を枠に入れて撮りたかったのだが、この時はこれが精一杯。<br />実はトレド旧市街の観光の時は、この旅でメインで使用していたオリンパスのE-410をバスの中に置き忘れてしまい、キヤノンのPowerShot G7で撮影していたのだが、E-410の標準レンズの方がPowerShot G7よりも広角で撮影できるんだよね。E-410で撮影していたら、ひょっとしたら手前の方も上まで撮れていたのかも。残念。

    カテドラルの「免罪の門」を出たところに建つ市庁舎。できれば建物全体を枠に入れて撮りたかったのだが、この時はこれが精一杯。
    実はトレド旧市街の観光の時は、この旅でメインで使用していたオリンパスのE-410をバスの中に置き忘れてしまい、キヤノンのPowerShot G7で撮影していたのだが、E-410の標準レンズの方がPowerShot G7よりも広角で撮影できるんだよね。E-410で撮影していたら、ひょっとしたら手前の方も上まで撮れていたのかも。残念。

  • カテドラルを観た後で次に僕等が向かったのは、カテドラルの西側に位置するサント・トメ教会。写真はサント・トメ教会へ向かう途中の様子。<br />サント・トメ教会は表から見た印象は小さなどこにでもありそうな教会だったので、写真すら撮らなかったが、中にはエル・グレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」があることで有名(当然ここも写真撮影禁止)。<br />「オルガス伯爵の埋葬」は上下2段構成になっていて、下半分はオルガス伯爵の亡骸を囲む司祭や数々の有力者達を描き、上半分にはイエスに導かれて伯爵の魂が昇天していく場面を描いている。司会の法衣の描写や、オルガス伯爵が着ている甲冑に司祭の顔が反射して写っていたりなど、細かいところまで緻密に描かれているのが凄い!!

    カテドラルを観た後で次に僕等が向かったのは、カテドラルの西側に位置するサント・トメ教会。写真はサント・トメ教会へ向かう途中の様子。
    サント・トメ教会は表から見た印象は小さなどこにでもありそうな教会だったので、写真すら撮らなかったが、中にはエル・グレコの最高傑作「オルガス伯爵の埋葬」があることで有名(当然ここも写真撮影禁止)。
    「オルガス伯爵の埋葬」は上下2段構成になっていて、下半分はオルガス伯爵の亡骸を囲む司祭や数々の有力者達を描き、上半分にはイエスに導かれて伯爵の魂が昇天していく場面を描いている。司会の法衣の描写や、オルガス伯爵が着ている甲冑に司祭の顔が反射して写っていたりなど、細かいところまで緻密に描かれているのが凄い!!

  • サント・トメ教会を出た後は、僕等は旧市街の外まで歩くことに。写真に写っているのは、サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。15世紀後半にトロの戦いでスペインがポルトガルに勝利した事を記念して、カトリック両王の命により建てられた、ゴシック様式とムデハル様式(スペインのキリスト教文化とイスラム教の文化が融合した様式)がミックスされた教会。

    サント・トメ教会を出た後は、僕等は旧市街の外まで歩くことに。写真に写っているのは、サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。15世紀後半にトロの戦いでスペインがポルトガルに勝利した事を記念して、カトリック両王の命により建てられた、ゴシック様式とムデハル様式(スペインのキリスト教文化とイスラム教の文化が融合した様式)がミックスされた教会。

  • サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会の壁面には、数多くの鎖と足枷がぶら下がっている。これはトロの戦いに勝利した際に解放されたキリスト教徒達がつながれていたもの。

    サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会の壁面には、数多くの鎖と足枷がぶら下がっている。これはトロの戦いに勝利した際に解放されたキリスト教徒達がつながれていたもの。

  • サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会の側から急勾配の階段状の坂を下りる。

    サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会の側から急勾配の階段状の坂を下りる。

  • トレド旧市街の西側でタホ川に架かるサン・マルティン橋の近くへ降りてきた。

    トレド旧市街の西側でタホ川に架かるサン・マルティン橋の近くへ降りてきた。

  • サン・マルティン橋のすぐ脇の斜面には、リュウゼツランが生えていた。

    サン・マルティン橋のすぐ脇の斜面には、リュウゼツランが生えていた。

  • サン・マルティン橋のトレド旧市街側に建つ塔に見られる双頭の大鷲とスペイン帝国の紋章を組み合わせた紋章。この紋章はカルロス5世がトレド市の特権として与えたものなんだそうです。

    サン・マルティン橋のトレド旧市街側に建つ塔に見られる双頭の大鷲とスペイン帝国の紋章を組み合わせた紋章。この紋章はカルロス5世がトレド市の特権として与えたものなんだそうです。

  • サン・マルティン橋は13世紀に造られ、街の防御のための塔が建っている。

    サン・マルティン橋は13世紀に造られ、街の防御のための塔が建っている。

  • トレド旧市街をバックにサン・マルティン橋にて撮影。左端の方に見える建物がサン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。

    トレド旧市街をバックにサン・マルティン橋にて撮影。左端の方に見える建物がサン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。

  • ついにタホ川を越えてしまった。まだまだ迷路のようなトレドの旧市街を散策してみたいが、今日はグラナダまで移動しなければならないのだ。もう一度ゆっくり訪れたいと思いつつ、トレドを後にしたのでありました。

    ついにタホ川を越えてしまった。まだまだ迷路のようなトレドの旧市街を散策してみたいが、今日はグラナダまで移動しなければならないのだ。もう一度ゆっくり訪れたいと思いつつ、トレドを後にしたのでありました。

この旅行記のタグ

2いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スペインで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スペイン最安 265円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スペインの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP