北イタリア　風景と食の旅（６）～クールマイヨール散策

2008/08/12 - 2008/08/12

朝起きて外を見ると――とほほ、心配していた通りのお天気……。旅行初日から４日間晴天続きだったけれど、５日目もとはいかず、分厚い雲が低くたれこめていました。夜の間にずいぶん雨が降ったみたいで道路が濡れています。今は雨はあがっているけれど、このお天気では予定していたクールマイヨールでのハイキングは無理。ツール・ド・モンブランの一部を歩こうと思っていたのに。。。といっても、他にすることもないので、とにかくクールマイヨールまで行って町をぶらぶらすることにしました。

クールマイヨールもコーニュと雰囲気の似た深い谷間にある村なのかなと思っていたけれど、実際に行ってみるとそこは想像よりはるかに規模の大きいリゾート地。考えてみれば、夏はハイキングや登山の拠点になるだけでなく、夏スキーをしに来る人もいるし、それに何よりロープウェイでモンブラン山頂を目指す or モンブラン越えをする（してきた）観光客もたくさんいるわけで、人が多いのも当然といえば当然。日本人のツアーの方々も何組か見かけました。


《旅程》
□8/08　フランクフルト ⇒ ミラノ（レンタカー・ピックアップ）⇒ ストレーザ　〔ストレーザ泊〕
□8/09　ホテル ⇒ ボッロメオ諸島３島巡り（マッジョーレ湖）⇒ モッタローネ山 ⇒ ホテル　〔ストレーザ泊〕
□8/10　ホテル ⇒ パッランツァ ⇒ コーニュ　〔コーニュ泊〕
□8/11　ホテル ⇒ グラン･パラディソ国立公園ハイキング　〔コーニュ泊〕
■8/12　ホテル ⇒ クールマイヨール ⇒ ホテル　〔コーニュ泊〕
□8/13　ホテル ⇒ コーニュ散策 ⇒ バルバレスコ ⇒ バローロ　〔アルバ近郊泊〕
□8/14　ホテル ⇒ アルバ ⇒ ネルヴィ　〔ネルヴィ泊〕
□8/15　ホテル ⇒ ポルトヴェーネレ ⇒ ホテル　〔ネルヴィ泊〕
□8/16　ホテル ⇒ チンクエ・テッレ ⇒ ホテル　〔ネルヴィ泊〕
□8/17　ホテル ⇒ パヴィア⇒ ミラノ（レンタカー返却）⇒ フランクフルト

エリア イタリア

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

コーニュから車で１時間弱でクールマイヨールに着きました。

標高は1224mだそう。地図を見たらコーニュは1534mになっていたので、コーニュのほうが高地。これはちょっと意外。気温もクールマイヨールのほうが少し低い感じだし。

←観光案内所前。ここで町の地図をゲット。

みんなの格好を見ただけで、その人のここでの目的がわかります。わたしたちはどう見ても観光客という格好。

それにしても山が見えない・・・。雲が低くたれこめていて、見えるのは山の裾野だけ。この感じだとモンブラン越えのロープウェイも運休だろうな。もし動いていたとしてもこれじゃなんにも見えないので、景色を見るのはあきらめ、町の散策をすることにしました。

おもしろいものを発見♪　これはなに？

プロムナード沿いのお店やホテルはたくさんの花で飾られています。

こちらはホテル。赤い花がこぼれんばかりに咲いています。

町のプロムナード。

イタリア･アルプス指折りのリゾート地といわれているだけに、並んでいるお店もちょっと高級な感じ。

町歩きをしている人、けっこうたくさんいます。このお天気だから、考えることはみんな同じなのかな。

おなかがすいてきたので、近くにあったイタリアン・レストランでお昼を食べました。通りに面したテラス席に座ったのは覚えているけれど、何を食べたんだったっけ？

山岳リゾートという雰囲気の街並み。

町の教会。とんがり屋根の塔とそこに施されているカッティングがなんともかわいい。

食材店のウインドウをふとのぞくと、立派な袋に入った骨付き生ハムが目に留まりました。これって、スライスではなく、１本丸ごと袋入りで売ってるってこと？

付いているタグを見たら、「イベリコ」って書いてあります。イベリコ豚の生ハムだ！　で、その下に「Ｂellota（ベジョータ）」とありますが、これはどんぐりだけを食べて育った豚を２年間熟成した、イベリコの中でも最高級生ハムなんだそうです。だから、こんな立派な袋に入って売られてるのね〜。いったいいくらくらいするんでしょうか？　イベリコ豚の生ハムは食べたことはあるけれど、ベジョータのような高級品じゃなかった。ベジョータはとろけるような食感なんだそうです。う〜ん、食べてみたいぞ。

少し高いところから見た町の眺め。山はほとんどが雲の中。

あ〜ぁ、ハイキングができなくてほんと残念……。