北イタリア　風景と食の旅（10）～ポルトヴェーネレと小島巡り

2008/08/15 - 2008/08/15

チンクエ･テッレは世界遺産として知られているけれど、「ポルトヴェーネレと小島群（パルマリア島、ティーノ島、ティネット島）」も一緒に世界遺産に登録されています。せかっくリヴィエラまで来たので、チンクエ･テッレだけでなく、ポルトヴェーネレにも足を延ばすことにしました。まずこの日はネルヴィから日帰りでこのポルトヴェーネレへ行き、街歩きをしたあとは、遊覧船で小島巡りもしようと思っています。

ネルヴィからポルトヴェーネレへは車で１時間半ほどで到着。ところが、駐車場がどこも一杯で車が停められないっ！　こんなに人や車が多いとは想定外。すっかり出遅れてしまったわたしたちは、駐車スペースを探して町をぐるぐるさ迷うことに。。。町から２kmくらい離れた駐車場でさえ満車。ここまで来て車が停められなくて帰る羽目にでもなったらたまんないと思っていた矢先、目の前の駐車スペースに停まっていた車が出て行きました。ひゃ～、ラッキー！　さ迷い続けてずいぶん時間をムダにしちゃったけど、とにかく停められたのだからよしとしよう。



《旅程》
□8/08　フランクフルト ⇒ ミラノ（レンタカー・ピックアップ）⇒ ストレーザ　〔ストレーザ泊〕
□8/09　ホテル ⇒ ボッロメオ諸島３島巡り（マッジョーレ湖）⇒ モッタローネ山 ⇒ ホテル　〔ストレーザ泊〕
□8/10　ホテル ⇒ パッランツァ ⇒ コーニュ　〔コーニュ泊〕
□8/11　ホテル ⇒ グラン･パラディソ国立公園ハイキング　〔コーニュ泊〕
□8/12　ホテル ⇒ クールマイヨール ⇒ ホテル　〔コーニュ泊〕
□8/13　ホテル ⇒ コーニュ散策 ⇒ バルバレスコ ⇒ バローロ　〔アルバ近郊泊〕
□8/14　ホテル ⇒ アルバ ⇒ ネルヴィ　〔ネルヴィ泊〕
■8/15　ホテル ⇒ ポルトヴェーネレ ⇒ ホテル　〔ネルヴィ泊〕
□8/16　ホテル ⇒ チンクエ・テッレ ⇒ ホテル　〔ネルヴィ泊〕
□8/17　ホテル ⇒ パヴィア⇒ ミラノ（レンタカー返却）⇒ フランクフルト

エリア リヴィエラ(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

では、さっそく町をお散歩。

←町の入り口にある門。この門から続く道が町のメインストリート、カッペリーニ通り。

門をくぐって振り返るとこんな感じ。

世界遺産の町のメインストリートといえど、洗濯物がいっぱい干されています。なんとも生活感がありますねぇ。

カラフルな壁の色と少々ごちゃごちゃしたこの雰囲気、イタリアの田舎町って感じでいいな〜。

道行く人たちを眺めていたニャンコ。きっとここが指定席なんでしょうね。

メインストリートをそぞろ歩く観光客。

カッペリーニ通りを抜けると広場に出ました。
正面に建っているのはサン・ピエトロ教会。

広場から教会の右手の道を登っていくと、《バイロンの洞窟（GROTTA BYRON）》へいく入り口があります。

ここはイギリスの詩人バイロンが好んでよく訪れた場所だそう。

入り口をくぐると、目の前には青い海と荒々しい断崖が。

断崖にはこんなふうに深く削られているところもあります。

こちらがバイロンの洞窟。

洞窟といっても奥行きはほとんどありません。
岩の縞模様からここの波はかなり荒そうです。

この入り江はジェノヴァの全盛期にはガレー船の隠し場所でもあったとのこと。

教会の前にもどってきました。
教会の中にも入ってみたかったのだけれど、閉まっていて入れませんでした。

教会そばの岩の塀にこんな穴があいていて、向こうの断崖が見えました。額縁みたい♪

教会側から見たポルトヴェーネレの海岸。

そろそろお昼にしようと、メインストリート沿いのレストランをのぞきながら歩いていると、よさげなレストランを発見。小さな広場に面して建つこのお店に入ることにしました。


←噴水を見つめる少年。

←お店の入り口

入り口の真上に洗濯物が干されてて、看板の一部が隠れちゃってます（笑）


★レストラン《Ristorante LA MEDUSA》
住所：Via capellini 74
URL ：http://www.sinport.it/lamedusa/imedus1.htm

店内の様子。

広場に張り出したサンルームのテーブルは満席だったけれど、建物の中の席に座ることができました。

わたしが注文した「エビのペンネ」。

これ、もう激ウマ！！！
エビがごろごろ入っていて、エビの旨みがペンネにしみこんでいます。口に入れてかむと、ペンネの穴からさらにエビのつゆがジュワ〜ッ。

夫は何を注文したんだっけ？　忘れた。。。

さて、おなかも一杯になったので、次は島巡りの遊覧船に乗ることにしました。

船の乗り場は港の東側にあります。

←ポルトヴェーネレの町の眺め。
ここから見る町並みがやっぱり一番だな〜。

さっそく遊覧船に乗船。

船は３つの島（パルマリア島、ティーノ島、ティネット島）を１時間ほどでまわります。

船上の様子。

しゅっぱ〜つ！

遠ざかっていくポルトヴェーネレの町。

これは見張り塔？

島巡りの最初の島はパルマリア島。３つのうちで一番大きい島で、ここだけ船は寄港します。ここで下船して海水浴をする人もいるようでした。

風に吹かれながらのクルーズは気持ちいいけど、船の揺れはすごい。乗り物酔いしやすい人はちょっと辛いかもしれません。

パルマリア島を出てしばらくすると、あとのふたつの島が見えてきました。

右端がティーノ島、左端がティネット島。真ん中にあるのはただの岩？

このティーノ島は、守護聖人聖ウェネリウスが死を迎えた場所といわれ、聖地となっていたそうで、修道院もあったとのこと。現在は、島（の一部？）は軍用地になっているそうです。

ティネット島。小さい〜。こちらは無人島のようです。

３島を周遊して、再びポルトヴェーネレへもどります。

下船後、港をお散歩。

堤防から見た町の眺め。

観光客が行き交うこの堤防で、甲羅干ししている人がいっぱいいる。。。(@@)

港には豪華クルーザーも停泊しています。

クルーザーの船体をよく見ると「LONDON」と書いてあります。イギリスからここまでクルーズしてきたんでしょうか？　こんな豪華なクルーザーで旅できたら最高だろうなぁ（ため息）。