ライプツィヒ!!!(今日は一日バッハ三昧）パパのジャーマン癒しメタルツアー　VOL.14

2003/02/14 - 2003/02/16

ＥＩＳＥＮＡＣＨのホテルでゆっくり睡眠をとったつもりだが６：１０に起きてしまった。パッキングをしてから７：４０に朝食。さすがの肉食獣でも毎日ハム、サラミ、チーズは飽きてきたのでパン主体。パン、ナッツ入りパン（超美味）、ヨーグルトベリーソースかけ、オレンジジュース３杯、コーヒー２杯をゆっくりと。８：２５チェックアウトし、ＢＡＨＮＨＯＦまで早歩き１５分。ＥＩＳＥＮＡＣＨ９：０１発のＩＣＥ１５５５にて一路ＬＥＩＰＺＩＧへ。途中、世界史で習ったワイマール憲法で有名なＷＥＩＭＡＲを通過し、ＬＥＩＰＺＩＧ　ＨＢＦへ（ちょっと遅れて１０：４０分到着）。ＨＢＦはとても大きくショッピングセンターもある。ＤＢインフォーメーションにて次の目的地ＢＥＲＬＩＮ行きを確認後、駅前にあるツーリストインフォメーションへ。ここで日本語ガイドをタダ（本当は０．５ユーロ）でもらい、ホテルを紹介してもらう。ふと見ると隣にチケットオフィスがあるではないか。ようやくＳＯＵＬＦＬＹのＢＥＲＬＩＮ公演チケットを入手できた。ＨＡＭＭＥＲＦＡＬＬは現地で購入してくれとのこと。ＲＩＮＧに面したホテルへ行くと巨大なチェーンホテルのＭＥＲＣＵＲＥであった。これは観光にも最高なロケーションだ。街ではゲーテのファウストにも出てくる「ＡＵＥＲＢＡＣＨＳ　ＫＥＬＬＥＲ」というワイン酒場を見て（値段が高くて飲食できません）、ＭＡＲＫＴＰＬＡＴＺの屋台でヴルストとポテト。ＢＡＣＨがオルガン奏者を勤めたＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥとＢＡＣＨ?ＭＵＳＥＵＭへ。その後ヨーロッパ最古のカフェ「ＣＯＦＦＥ　ＢＡＵＭ」でコーヒーとケーキを食べた。１８：００からＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥにてコンサートを１時間見た。翌２／１５（土）はもっとゆっくりすればいいのに６：２０に起きてしまった。７：２０に朝食会場へ。とても充実したバリエーションで、パン、クロワッサン、ベーコン、ウインナー、ヨーグルトベリージャムかけ、オレンジジュース２杯、アップルジュース１杯、コーヒー３杯とバカ食い。今日もＬＥＩＰＺＩＧに滞在なので部屋でのんびりした。９：００にツーリストインフォメーションに行って本日のコンサート情報を入手する。ＧＥＷＡＮＤＨＡＵＳにてパイプオルガンコンサートが１７：００からあるっていうことなので６ユーロで購入した。また「日本食」が頭の中を駆け巡っているため寿司以外の店を教えてもらった（私は寿司が苦手です）。その後ＭＥＮＤＥＬＳＳＯＨＮ?ＨＡＵＳ、ＮＩＫＯＬＡＩＫＩＲＣＨＥを見た。街中でＣＤショップ発見！チケット発売情報を確認してもらいＨＡＭＭＥＲＦＡＬＬのＢＥＲＬＩＮ公演チケットをやっと入手。これでようやく安心です。再度ＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥを訪れ１ユーロにてオルガンコンサートを堪能した。
いったんホテルで休んだ後ＧＥＷＡＮＤＨＡＵＳ（ホテルの目の前なのです）にてＢＡＣＨ等作曲のパイプオルガンの音色を楽しんだ。夕食は教えてもらった「大和」という日本料理店。おしぼりが出てきたり、お通しがあったり日本とあまり変わらない。ちょっと高いけど味も海外とすれば十分合格点。日本茶も出てきてホッと和んでしまう。という訳で、ＬＥＩＰＺＩＧは充実満足の滞在でした。明日はＢＥＲＬＩＮです。

エリア ライプツィヒ(ドイツ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

ヨーロッパでも最大級のＬＥＩＰＺＩＧ　ＨＢＦ。行き止まり式で、正面にはショッピングセンターも入っているせいか、余計大きく感じる。駅前広場はとても広くトラムが走っている。でも街の知名度に対し人口は４５万人程度と意外に少ない。

ライプチヒ中央駅 駅

ＭＡＤＬＥＲ　ＰＡＳＳＡＧＥというアーケードにあるファウスト像の正面にある階段を降りていく。地下１階に「ＡＵＥＲＢＡＣＨＳ　ＫＥＬＬＥＲ」という茶色の門構えのワイン酒場がある。この店はＧＯＥＴＨＥ（ゲーテ）の「ファウスト」にも出てくるため有名である。私は残念ながら「ファウスト」の名前しか知らないためいつか読んでみたいと思っている。

アウアーバッハス ケラー 地元の料理

店内の壁は「ファウスト」のいろんな絵が描かれており、物語として続いているようだ。ちょっとよく解らないけど。大きなワイン樽も置かれ趣のある店だが、メニューを見たところ値段的に高級店であるようなので見学だけとした。

アウアーバッハス ケラー 地元の料理

ＪＯＨＡＮＮ　ＳＥＢＡＳＴＩＡＮ　ＢＡＣＨは２７年間、このＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥ付属合唱団のカントールを勤めた。またこの教会とＮＩＫＯＬＡＩＫＩＲＣＨＥという街の主要な２教会の音楽担当も兼任。

聖トーマス教会 寺院・教会

教会内上部にあるパイプオルガン。ただしＢＡＣＨ時代のオルガンは残っていないとのこと。この場所で「マタイ受難曲」等の名曲が生まれたようだ。

聖トーマス教会 寺院・教会

教会にはＢＡＣＨ時代のオルガンは残っていないが、ヴァイオリン、ビオラ等の楽器は陳列されている。またＢＡＣＨの亡骸は１９４９年にこのＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥに移された。

聖トーマス教会 寺院・教会

１７８９．５．１２、このＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥでモーツァルトもオルガン演奏をしたそうだ。

聖トーマス教会 寺院・教会

ステンドグラスにはＢＡＣＨが描かれている。

聖トーマス教会 寺院・教会

この教会のステンドグラスにはＢＡＣＨのほかルターやメンデルスゾーンなども描かれている。

聖トーマス教会 寺院・教会

教会の前に立つＢＡＣＨの像。そして教会の向かいにはＢＡＣＨ−ＭＵＳＥＵＭがある。自筆の楽譜、手紙、楽器等があり全く信じられない。ＢＡＣＨが身近に感じられるのだ。館内ではＴＶ朝日作成のＢＡＣＨ特集ビデオが流れていた。ここではＣＤ２枚、ＤＶＤ１枚、ＢＡＣＨ楽譜柄ペーパーナフキンを購入した。

バッハ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ＣＯＦＦＥ　ＢＡＵＭ。１５６６年に開業した、欧州で最古のカフェレストラン。シラー、ワーグナー、リストなどが常連だったとのこと。店内は大部屋を区切って半開放された比較的狭い空間に席が点在している。たまたまかもしれないが、おばさま達がワイワイガヤガヤしていてとても雰囲気を楽しむという訳にはいかなかった。コーヒーとケーキを頂いた。

カフェ バウム 地元の料理

ＧＥＷＡＮＤＨＡＵＳ。世界最古の民間オーケストラの本拠地で、チャイコフスキー、ワーグナー、シュトラウス、メンデルスゾーン等が指揮者として活躍したホール。戦災後、１９８１年に甦った。

ゲヴァントハウス 劇場・ホール・ショー

ＡＵＧＵＳＴＵＳＰＬＡＴＺを挟んでＧＥＷＡＮＤＨＡＵＳと向かい合っているＯＰＥＲＮＨＡＵＳ。開館日ではなかったようだがどんな雰囲気なのか知りたくて、入口で「内部を見せてほしい」とお願いしたところＯＫが出た。ウィーンのオペラ座のような本格的なつくりではなく、どちらかといえばコンサートホール的かな。

ライプツィヒ歌劇場 劇場・ホール・ショー

ＡＵＧＵＳＴＵＳＰＬＡＴＺにあった巨大ライブ告知。「ＦＲＡＮＫ　ＺＡＰＰＡ　ＩＮ　ＧＥＷＡＮＤＨＡＵＳ」。今から半月後に公演があるようだ。

アウグストゥス広場 広場・公園

１８：００よりＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥにてコンサートが行われた。入場料はたったの１ユーロ。ヒデオ、カメラもＯＫ。美しいパイプオルガン、合唱団の歌声に心が洗われるようだ。約１時間に渡るコンサートは厳粛な雰囲気のなか、盛大に幕を閉じた。因みに翌日も１５：００から別内容のコンサートが行われたので堪能した。

聖トーマス教会 寺院・教会

ＪＯＨＡＮＮ　ＳＥＢＡＳＴＩＡＮ　ＢＡＣＨの墓。コンサートではこの目の前の席に座っていた。だから更にＢＡＣＨを強く感じてしまう。

聖トーマス教会 寺院・教会

しかし、この場所にＢＡＣＨが眠っているということ自体が信じられない。

聖トーマス教会 寺院・教会

翌２／１５（土）。朝一でＭＥＮＤＥＬＳＳＯＨＮ−ＨＡＵＳに行ってみました。この看板が出ていなければ素通りしてしまったのではないか、というほど。ただのアパートかビルだと思った。

メンデルスゾーンハウス 建造物

ＭＥＮＤＥＬＳＳＯＨＮの像。

メンデルスゾーンハウス 建造物

彼が音楽に勤しみ、亡くなった家を再現したとのこと。この場所に存在していたことが信じられない。

メンデルスゾーンハウス 建造物

ここでももちろんオルガンなど当時の楽器が保存されている。ミュージックサロンでは、歌とクラリネットのレッスンを行っていたのでしばらく見入ってしまった。

メンデルスゾーンハウス 建造物

１５：００に行われたＴＨＯＭＡＳＫＩＲＣＨＥのコンサートに酔いしれた。その後１７：００から、ここＧＥＷＡＮＤＨＡＵＳにてパイプオルガンコンサートと連荘。席は２Ｆ１列目ど真ん中（写真の場所）と最高のポジションでたったの６ユーロ。

ゲヴァントハウス 劇場・ホール・ショー

ＢＡＣＨ主体に正面のパイプオルガンが奏でるその音は、本当に心が透き通る。目を閉じて、でも眠らずに耳を傾けた。最高だ、ＢＡＣＨ、ＬＥＩＰＺＩＧ。

ゲヴァントハウス 劇場・ホール・ショー