自分が最も好きなホールのひとつがライプツィヒのゲヴァントハウス(Gewandhaus zu Leipzig)である。ヴィン...
続きを読むヤード型(ワインヤード型)と言われるステージの周りを客席が囲んでいるコンサートホールの中では、稀にみる素晴らしい音響だと思っている。
● 2種類のコンサートホールの形状、 シューボックス型とヴィンヤード型
● 音楽都市ライプツィヒ
● ゲバントハウスのホールの変遷
● 現在の3代目ゲヴァントハウスは、他のヴィンヤード型ホールに比べて、とてもユニーク
● 初めてのゲヴァントハウス体験-シャイー/ゲヴァントハウス管弦楽団
● ゲヴァントハウス再訪-ネルソンス/ボストン交響楽団
● オペラと掛け持ちで聴いた3度目ゲヴァントハウス体験
コンサートホールというのは2つの形状があり、ひとつはシューボックス型、もうひとつはヴィンヤード型と言われている。シューボックス型は長方形の箱形でウィーンフィルや東京ではオーチャードホールが代表的。シューボックス型のコンサートホールはシンプルな長方形で、だから「靴箱」と言われる。シンプルな構造で音響の悪いホールは基本的にない。
もう一方のヴィンヤード型は先の通りステージを中心に葡萄棚のように客席が取り囲んでいるもの。ヴィンヤード型のコンサートホールは収容人数が多く、ステージを取り囲んでいるので視認性もよい。それ故最近の大ホールはこのヴィンヤード型のホールが多い。ただ、その一方音響設計が難しく、改修作業を重ねて理想に近づける努力をしているホールも多い。日本で言えば、一番顕著なのは池袋の芸術劇場のホールである。最初の音響はお世辞にも良いとは言えなかったが、2012年の改修で劇的に改善した。
● 音楽都市ライプツィヒ
そのヴィンヤード型のコンサートホールとして一番のお気に入りはライプツィヒ・ゲヴァントハウス。場所は名前の通りドイツのライプツィヒ。ライプツィヒはなんと言ってもバッハゆかりの地で、彼がオルガン奏者をしていたトーマス教会(ワーグナーが洗礼を受けたところでもある)があるところで有名だ。そしてワーグナーの生誕地でもある。
ライプツィヒの中央の広場にある旧市庁舎はライプツィヒの歴史博物館(Old Town Hall – Stadtgeschichtliches Museum Leipzig)になっており、ここにはルートヴィヒ2世がワーグナー54歳の誕生日にプレゼントしたピアノがある。ワーグナーが、ピアノを弾きながら作曲ができるように机がついてるのが面白い。プレゼントしたのも「予を楽しませる為の曲を作れ」ということなのだろう(笑)。
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投稿日:2020/01/10