2008/07/05 - 2008/07/06
11位(同エリア21件中)
ショコラさん
ニームを出て、今日の宿のあるフォンヴィエイユへ向かいました。その町に泊まることにしたのは、ドーデの風車を見るためではなく(これは前回の旅行のときに見たので)、フォンヴィエイユへ向かう道沿いで一面のひまわり畑が見れそうだったから。
ガイドブックによると、アルルからフォンヴィエイユまで走っているアルピーユ列車は、一面のひまわり畑を走り抜けていくそう。それでこの鉄道とほぼ並行に走っているD17号線を通ってホテルへ向かいました(いずれにしてもこの道が最短コースだったのですが)。
□7月2日:(ドイツ)ケルン・ボン空港⇒(ミュンヘン経由)⇒マルセイユ空港(レンタカー・ピックアップ)
⇒セナンク修道院⇒ゴルド⇒ルシヨン(ルシヨン泊)
□7月3日:ルシヨン⇒ソー⇒ネスク峡谷⇒ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン(ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン泊)
□7月4日:ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン⇒オランジュ⇒シャトーヌフ・デュ・パプ⇒ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン(同上)
■7月5日:ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン⇒ポン・デュ・ガール⇒ニーム⇒フォンヴィエイユ(フォンヴィエイユ泊)
■7月6日:フォンヴィエイユ⇒サン・レミ・ド・プロヴァンス⇒マルセイユ空港(レンタカー返却)
⇒ミュンヘン経由でケルン・ボン空港――のはずが帰宅が翌日に
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
アルル方面へ向かう途中の風景。
アルルの町を迂回してD17号線に入り、さあいよいよひまわり畑が見られるぞ〜!と意気込んでいたのに、それらしいものはまったく見当たりません。麦畑や、作物の収穫されたあとのような畑や、荒地などがあるばかり。ひまわりはいったいどこ〜?! この道はアルピーユ鉄道のかなり近くを走っているはずなのに……。
こんなことなら、もっとアルルに近い宿にしておけばよかった。そうしたらひまわりが見られたかもしれない……。あ〜ぁ。 -
ひまわりを見ることができないまま、ホテルに到着。
この旅行の最後の宿は《Auberge La Regalido》。
プロヴァンス語で?もてなし?の意味だそう。住宅街の中にあり、とても静かです。室数も15室とこじんまりとしていて、とてもくつろげる感じです。
←ホテルの階段。ホテルというより邸宅という雰囲気。この建物は元はオリーブの圧搾所だったそうです。
★ホテルのURL:
http://www.laregalido.com/uk/navigation.php -
それぞれの客室にはハーブの名前がつけられていて、わたしたちが泊まったのは《ローズマリー》というお部屋。
←ドアにつけられていたプレート。 -
プロヴァンスらしい雰囲気のすてきなお部屋。
-
バスルームにはテラスがついていました。窓が大きくて、とても明るいです。でもその分、日があたるのでけっこう暑い…。ベッドルームにはエアコンがありますが、ここまで冷気が届かないので、バスルームの扇風機がフル稼働。
バスルームは広くて、バスタブの横にはシャワー・ブースもあり、使い勝手がよかったです。 -
夕食はホテルの庭のテラスにて。庭はよく手入れされていて、とてもいい雰囲気です。この日はテーブルがすべて埋まっていて、常連さんらしきグループもいました。
(お客さんが多かったせいか)オーダーにも料理にもかなり待たされたことは覚えているのだけれど、何を食べたのかまったく思い出せない……。たしかアラカルトはなく、コースのみだったような……。やっぱりメモとっておかないとダメだな。 -
一夜明けて、朝の庭の様子。
庭の緑が朝日をいっぱいに浴びて輝いています。気持ちいい!
朝食も昨日と同じテラスにて。右の細い通路の先にあります。 -
日曜日でほかの宿泊客はまだゆっくり寝ているのか、わたしたちが一番乗りでした。
庭の手入れをしていたスタッフが慌ててテーブルの用意をして朝食を運んできてくれました。このクロワッサン、めちゃくちゃおいしい〜。シンプルな朝食ながら、フルーツはたくさん。オレンジ・ジュースは絞りたてでした。 -
ホテルの看板犬。ここがお気に入りの場所らしい。
ホテルのオーナーの話によると、ずいぶん昔に日本の雑誌にこのホテルが紹介され、そのとき掲載された写真にこのワンコの親が一緒に写っているのだそうです。
オーナーはとても親切な方で、近郊のおすすめの場所などをいろいろ教えてくれました(時間がなくてそれらの場所まで足を延ばせなかったのが残念)。
チェック・アウトのとき、オーナーにこの近くでひまわり畑が見られるところはないかと尋ねたところ、「よく聞かれるけれど、年によって場所が変わったりするから自分もよくわからないんだ。でも、アルルの方へ行けば見られるんじゃないか」とのことでした。
ならばサン・レミ・ド・プロヴァンスへ行くのをやめてひまわり畑探しをしようかとも思いましたが、もし見つけられなかったら最後の1日を無駄にしてしまうことになるので、当初の予定通りゴッホゆかりの地へ行くことにしました。 -
サン・レミ・ド・プロヴァンスの町はずれにある〈サン・ポール・ド・モーゾール修道院〉は18世紀以来精神病院になっていて、ゴッホは耳切り事件を起こして数ヵ月後の1889年5月から1年間ここに入院していたそうです。
←サン・ポール・ド・モーゾール修道院へ向かう並木道。 -
並木道沿いには、ゴッホが描いたオリーブの木の風景が見られます。
ゴッホが絵を描いた場所にこのようにパネルが展示されています。
※このパネルはサン・レミ・ド・プロヴァンスの旧市街とその周辺の21ヵ所にあるそうです。その場所が観光案内所からもらった地図に記されていたことに、あとになって気づきました。もっと地図をよく見るべきだった……。 -
ゴッホがここで暮らしてから100年以上たった今も、『オーリーブ畑』と変わらぬ風景が広がっています。
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サン・ポール・ド・モーゾール修道院の入り口。
入り口入ってすぐのところにチケット・ブースがあります。ここで《Saint-Remy PASS》というものをもらいました。このパスがあると〔サン・ポール・ド・モーゾール修道院、アルピーユ博物館、エストリヌ館、Donation Mario-Prassinos〕の4ヵ所のうち、2ヵ所目の見学から割引になるそうです。 -
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このゴッホの『自画像』はここで描かれたものだそうです。
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中門を通って左手は現在も病院になっています。
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ひまわりを手にしたゴッホの像。
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修道院付属の教会。
この修道院は聖者ポールの奇跡を記念して立てられたものだそうですが、当時の建物で今も残っているのはこの教会と回廊だけのようです。 -
教会の内部。
かなり暗く、湿っぽい感じがします。 -
祭壇前にはひまわりが生けられていました。
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教会の右隣の建物に見学口がありました。
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12世紀のロマネスク様式の回廊。
回廊のアーチがつくる光と影が美しいです。 -
回廊の内庭。
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回廊をぐるっとまわったその先に見えたのは――
満開のラベンダー?! まるで天国の扉のよう。 -
この修道院で満開のラベンダーが見られるなんて、思いがけないプレゼントをもらったような気分です。
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きれいだ〜。
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満開のラベンダーの中で、チョウも、
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ハチも、大忙し。
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ラベンダー畑から修道院を見た風景。
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ラベンダーの隣りにはひまわりも咲いてます〜。
ひまわりはまだ5〜6分咲きくらかな。花が小さめなので、たぶんヒメヒマワリでしょう。
紫のラベンダーに、黄色のひまわりに、青い空! 色のパレットみたいです。 -
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庭はいくつかに区切られていて、こちらにもラベンダーが咲いています。
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そしてこちらにも。
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庭の隅にはゴッホの絵のパネルがいくつか並べられていました。あの絵もここに入院しているときに描いたものでしょうか?
このあと、ゴッホの病室が再現されている部屋を見に行きました。 -
回廊の2階部分に、ゴッホの病室を再現した部屋がありました。部屋には必要最小限の家具しかありません。ゴッホはこういう部屋で1年間を過ごしたのですね。
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部屋の窓には鉄格子がはめられています。
ゴッホもこの小さな窓から庭を眺めたのでしょう。 -
アルルの〈黄色い家〉の自分の寝室を描いた作品『ゴッホの部屋』は、彼のお気に入りだったとのこと。この絵が湿気で傷んだので、ここに入院中に20号に縮小した2作目を完成させたそうです。
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2階のフロアにはゴッホの時代(19世紀)に精神病の治療に使われていたものなども展示されていました。
こちらは躁病の治療に使われたというお風呂。
精神病の治療法が確立されていなかった当時は、ショックを与えることが有効とされ、冷水を浴びせるなど今では考えられないような手荒な治療が行われていたそうです。このお風呂もそのようなことに使われたのでしょうか。 -
当時使われていたものが戸棚に収められています。薬鉢のようなものや、ガラス容器、医学書らしきものもあります。
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当時の精神病院の中では、この修道院は良心的だったそうで、看護スタッフも十分な人数がいたとのこと。とくにゴッホは優遇されていたようで、個室のほかにアトリエも持ち、絵を描きに外出することも許可されていたそうです。
でも、ゴッホにはここでの入院はあまり効果はなかったのか、ここを去って約3ヵ月後に自らの命を絶ってしまいました。 -
修道院前のオリーブ畑の横に、採石場の巻き揚げ機が展示されていました。昔使われていたものでしょうか。
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ゴッホも描いたアルピーユの山が見えます。
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サン・レミ・ド・プロヴァンスの旧市街も少し散策してみることにしました。
旧市街はプラタナス並木の大通りに囲まれています。
写真はヴィクトル・ユゴー大通り。 -
ワイン・レストランの看板だったかな(あやふや)。
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旧市街の入り口、サン・ポール門。
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旧市街に建つサン・マルタン教会。
せかっくなので、中にもちょっと入ってみます。 -
教会内部。
ドームの天井からさす明かりが天の光のように見えて、神々しい感じがします。 -
ううむ、でもこの黄色のパイプオルガンはおもちゃみたいで、ちょっと不釣合い……。なんでこんな色に?
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〈ノストラダムスの泉〉
あの預言者のノストラダムスがサン・レミ・ド・プロヴァンス生まれだったとは知らなかった。 -
観光客の多いこの町も、一本路地に入るとこんなにひっそりしています。
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この町の家のよろい戸もブルーです。
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路地にもカフェがテーブルを出しています。
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プロヴァンスプリントのお店。色がとてもカラフル♪
布好きなので、テーブルクロスとかランチョンマットとかほしいけど、家に十分あるから、がまん、がまん。 -
プロヴァンスといえば、やっぱり〈かご〉ですね。こんな買い物かごほしいな〜(布も好きだけど、かごも好き)。でも持って帰れないよなぁ。
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クマ・グッズのお店。窓にもクマがずら〜り。
サン・レミの旧市街には素敵な雑貨屋さんや食器屋さんが何軒もあって、そういうものが好きなわたしにはたまらない町でした。夕方のフライトで帰らなければならなかったので、ゆっくりお店巡りできなかったのがとてもとても残念でした。 -
←こういう路地、好み〜。
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サン・レミをあとにしたわたしたちは、マルセイユ空港へ向かい、空港でレンタカーを返却。マルセイユからミュンヘン乗り継ぎでケルン・ボン空港へ――のはずでしたが、ミュンヘンの天候不良により、マルセイユから飛行機はなかなか飛び立たず……。出発の大幅な遅れにより、ミュンヘンで乗り継ぎができず、空港近くのホテルで1泊する羽目になりました。翌日の月曜日、早朝便で帰るも、夫は出勤時間には間に合わず午前半休……。
あぁ、疲れた……。
「着のみ着のまま+手ぶら」でホテルに泊まったのは初めてだ。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- pocoさん 2008/10/19 10:57:31
- こんにちは〜♪
- お久しぶりです!お元気ですか?
今、日本は毎日まいにちお天気続きで家にいるとむずむずします(>_<)
そんな気分でパリの旅行記作っていたら〜〜〜
ショコラさんの素晴らしいプロヴァンスを発見!!!
ホントにラベンダーが綺麗に咲き誇ってますね〜!
北海道でも中々満開には出会えませんが、本場はプロヴァンスなんだな〜って感動しました!
来年は南仏に是非!と帰りの便で相談しながらのフライトでした。
また色々教えて下さいねっ!
poco
- ショコラさん からの返信 2008/10/19 23:13:24
- RE: こんにちは〜♪
- pocoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます〜。
今年2回目のパリ旅行をなさってたのですね。pocoさんにとって、パリはもう?勝手知ったる町?なのでは? わたしもパリで雑貨屋さん巡りやお菓子の食べ歩きをしたいな〜。でも、そういうものに全く興味のない夫と一緒だとなかなか実現しない……。
今回の旅では、ラベンダーはゴルドやソーでは満開とはいきませんでしたが、サン・レミで思いがけず満開のラベンダーが見られてとてもハッピーでした。pocoさんは来年は南仏をお考えなのですね。ぜひラベンダーの季節に! 南仏には春と冬と行ったことがありますが、やはり夏がおすすめです。
プロヴァンスにはまだまだ行きたい村があるので、いつかまた再訪できるといいな〜と思っています。
ショコラ
-
- シンバさん 2008/10/18 22:19:47
- おぉ〜!!!
- ショコラさん こんばんは。
バスルームのテラス、朝食のテラス、教会、ショップ、路地、・・・等々
それぞれが、まるで、
ゴッホ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、ミレー・・・等々の絵画のように素敵です。
そして・・・このラベンダ〜。
一瞬にして おぉ〜!!! と惹きつけれれてられてしましました。
正しく、『美』。
自然って、とんでもない才能を持った芸術家ですね〜。
シンバ
- ショコラさん からの返信 2008/10/19 06:48:10
- RE: おぉ〜!!!
- シンバさん、こんにちは!
うれしいコメントに投票までしてくださってありがとうございます〜。
このラベンダーを見たとき、わたしも「おぉ〜!!!」と思いました。太陽をさんさんと浴びたラベンダーは輝くようで、紫の色が一層際立って見えました。
プロヴァンスは太陽が明るく、日差しも強いからか、光と影のコントラストがとても美しく感じました。おっしゃるように、街並みも風景も絵画のようですよね。印象派の画家たちが南仏に惹かれたのもとてもわかる気がします。
本当に自然の美しさにかなうものはないですね〜。
ショコラ
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