南仏プロヴァンス夏の旅（４）～ラベンダーの村 ソー＆ネスク峡谷

2008/07/03 - 2008/07/03

ルシヨンのホテルをチェック･アウトして、ラベンダーの村 ソーへと向かいました。プロヴァンスのラベンダー栽培地（リュベロン地方、ヴァントゥー山地方、ヴェルドン地方など）を結ぶルートは「ラベンダー街道」と呼ばれていて、ソー村はその中心地なのだそうです。

昨日のお天気とは打って変わって今日はあいにくの曇り空。ちょっと残念だけれど、まあ、雨が降っていないだけでもましか。


□７月２日：（ドイツ）ケルン･ボン空港⇒（ミュンヘン経由）⇒マルセイユ空港（レンタカー・ピックアップ）
　　　　　　⇒セナンク修道院⇒ゴルド⇒ルシヨン（ルシヨン泊）
■７月３日：ルシヨン⇒ソー⇒ネスク峡谷⇒ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン（ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン泊）
□７月４日：ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン⇒オランジュ⇒シャトーヌフ・デュ・パプ⇒ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン（同上）
□７月５日：ヴィルヌーヴ・レザヴィニョン⇒ポン･デュ・ガール⇒ニーム⇒フォンヴィエイユ（フォンヴィエイユ泊）
□７月６日：フォンヴィエイユ⇒サン･レミ･ド･プロヴァンス⇒マルセイユ空港（レンタカー返却）
　　　　　　⇒ミュンヘン経由でケルン･ボン空港――のはずが帰宅が翌日に

エリア ソー (ヴォクリューズ)(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

ルシヨンを出てソーに向かうにつれ、周辺はごつごつとした荒々しい景色になってきました。

ソーの村が近くなってきたころ、紫色の畑がぽつぽつと見え始めました。ラベンダー畑だ〜！　４〜５分咲きくらいのところが多いものの、ここは満開でした♪

ここはけっこう広い畑で見ごたえがあります。畑に近づくと、いい匂い♪

ソーに到着。
写真は車を停めた村の入り口近くからの眺め。

村は標高700ｍ以上のところにあり、見晴らし抜群です。手前のラベンダー畑は満開に近いけれど、向こうのほうはまだ緑。満開の時期に村から見下ろす風景はラベンダー色の海のように見えるそう。来るのがちょっと早かったか……。

村の広場。

広場にあったお花屋さん。
店先に色とりどりの植物が置かれています。

見ているだけで楽しくなるディスプレイ。街路樹にも鉢がぶらさがってます。

広場に面して建つお菓子屋さん〈アンドレ･ボワイエ（Andre Boyer）〉。100年以上も続く老舗だそう。

ラベンダーのハチミツとアーモンドを混ぜ合わせて作られたソーのヌガーは名物だそうで、ガイドブックによるとこのお店のものが一番おいしいのだとか。

わたしは甘いもの好きだけれど、マジパンやヌガーは苦手なので、ウインドウ越しに写真だけ。まん中の長方形のお菓子が名物のヌガー。

村の教会（12世紀築）。教会のまわりには石造りの家々が建ち並んでいます。

ちょうどお昼になったので、教会の横にあったクレペリーでランチをすることにしました。

素朴な雰囲気の店内。

ガレット（そば粉のクレープ）が大好きなので、旅先でお店を見つけると入らずにはいられないワタシ。

注文したのは、具がいろいろ入っている「コンプレ」。どのお店に入ってもいつもこれを頼んでしまう。

エネルギーがチャージされたところで、再び村の散策スタート。

プロヴァンスらしい水色のよろい戸。

足の向くまま歩いていたら、村のはずれまで来てしまいました。眺めがいいです――だけど、ここから見える畑も半分以上が緑だなぁ。

見張り中のわんこたち。怪しい者に見られたのか、ずいぶん吠えられました(^^;)。いつもはわんこになつかれるほうなんだけどな（わんこの方から寄ってくる）。

この町で一番気に入った建物が、左の円柱形の家。形がとてもかわいくて、童話にでてきそうな感じです。

静かな村の中をわんこがのんびりお散歩しています。

いっとき晴れ間がでて、村の家々がやわらかな光に包まれました。

村の見晴らし台。
村の中で唯一人がたくさんいた場所。

どこにでも連れて行ってもらえるヨーロッパのわんこ。それだけに躾けが行き届いていて、とてもおりこうさんです。

見晴らし台にある公園（？）。

見晴らし台からの眺め。

一面紫色の海――のはずだったんだけどなぁ。

１ヵ所、満開に近い畑が見えたのでズーム。

これぞプロヴァンス！という感じのディスプレイ。

ソーは観光客も少なく、のんびりと散策ができる居心地のいい村でした。このあとは、村の西に広がるネスク峡谷へ。

ソーから数十分でネスク峡谷にさしかかりました。

ネスク峡谷は石灰岩の岩山が?字形に深く切れ込んだ谷。この峡谷沿いを走る道（約20km）は絶景のドライブコースです。でも高所恐怖症の人にはちょっと辛いかも？

峡谷にはいくつか展望台が設けられています。ここもそのひとつ。

まさに切り裂かれたような谷。高いところは平気なわたしでも下をのぞくとちょっと怖い。

荒々しい石灰岩の岩肌。

ネスク峡谷を過ぎてアヴィ二ヨン方面へ向かう高速道路（自動車専用道路だったかも）を走っていたら、一面黄色の畑が見えました。

ひまわりだ〜〜！！

とはいえ、車を停めるわけにもいかずそのまま通り過ぎました。でも、あきらめられずに高速を降りてＵターン。

あ〜、これが見られて満足〜♪♪

この旅行記へのコメント （9）

• コクリコさん 2012/05/04 22:57:44

  ソー村

  ショコラさん、大変ご無沙汰しています。
  
  CANさんが7月にいらっしゃるというソー村拝見に来ました!
  一面ラベンダーに埋まったらもっとステキなのでしょうけれど、ショコラさんの旅行記でも私から見たら十分ステキです。
  この時期はひまわり畑も圧巻ですね。
  花の写真撮るのが大好きなCANさんですから、ラベンダーはもちろんのことヒマワリにも狂喜するのではと思います。
  
  表紙のお写真とてもセンスが良くて特に好き!
  
  今年もフランスに行く予定です。
  去年はブルターニュに行ったので、今年はアルザスかミディーピレネー方面にしようかと思っています。
  飛行機だけは確保したのですが、どこへ行くかは未定です。
  
  ショコラさんはドイツですか?
  

  ショコラさん からの返信 2012/05/05 18:07:47

  RE: ソー村

  コクリコさん、こんにちは。
  
  こちらこそご無沙汰しています。
  
  ソーの旅行記へのコメント、ありがとうございます！
  プロヴァンスへ行ったその年は、ラベンダーの開花が例年より遅くて、残念ながら紫色の絨毯とまでは行きませんでした。花の見ごろに行き遭わせるのはなかなか難しいものですね。いつかもう一度行ってみたいです〜。
  
  コクリコさんは、今年はアルザスかミディーピレネー方面へ行かれるのですね♪　決めるのが悩ましいですね。まぁ、悩むのがまた楽しいのですけどね。我が家は夏にドイツ・アルプスへ行く計画で、フライトとホテルは予約済みなのですが、節電対策によっては夏休みが変更になる可能性があり、なんだか落ち着きません。もし変更になったら、もうフライトの取り直しは無理だと思うので、国内旅行になるかも……。
  
  わたしもまたコクリコさんの旅行記にお邪魔させてもらいますね♪
  
  PS　表紙の写真を気に入ってくださってうれしいな。
  
  ショコラ

• エム＆アイさん 2010/05/07 11:23:00

  ７月に旅行します！

  娘のいるフランス（パリ）に旅行予定（７月の一ヶ月間）。
  ７月中旬に南フランスの小さな町等を４泊位レンタカーで観光予定です。
  ソーのラベンダーの観光資料がなく探していたところ、ショコラさんの写真等大変参考になりました。
  
  参考までに観光コースはアルル、カマルグ湿地帯、ローマ時代の水道橋、ソー、セナング修道院、ブロヴァンス地方の村々、カシ、マルセイユ等です。
  
  情報がありましたらお教えください。
  

  ショコラさん からの返信 2010/05/07 16:51:28

  RE: ７月に旅行します！

  エムアイさん、はじめまして。
  
  コメントをありがとうございます！
  ソーの旅行記、お役に立ったならとてもうれしいです。
  
  ７月にフランスへ行かれるのですね。１ヵ月のご滞在となればゆっくりできますね♪
  ７月中旬でしたら、きっとラベンダーも見頃だと思います。ラベンダーの香りと紫色の絨毯の風景を堪能されてきてくださいね。
  
  
  > 参考までに観光コースはアルル、カマルグ湿地帯、ローマ時代の水道橋、ソー、セナング修道院、ブロヴァンス地方の村々、カシ、マルセイユ等です。
  > 情報がありましたらお教えください。
  
  うーん、そうですねぇ、エムアイさんのお好みがわからないので的外れになってしまうかもしれませんが、プロヴァンスの村々の中でとくにルシヨンはよかったです。夕日に染まったオレンジ色の村の風景にはとても感動しました。
  
  ところで、セナンク修道院のラベンダーですが、ゴルドからセナンクまでは狭い一本道のため、満開の時期は車が大変渋滞するようです（わたしが行ったときは満開にはまだ早かったので混んでいませんでしたが）。行かれるときは、朝早くか夕方になさって、昼間はなるべく避けられたほうがいいかもしれません。夏のプロヴァンスの日差しはきついので、そういう面でも涼しい時間帯のほうがおすすめです。
  
  お嬢さまと素敵なバカンスをお過ごしくださいね♪
  
  ショコラ

  エム＆アイさん からの返信 2010/05/07 20:08:33

  RE: RE: ７月に旅行します！

  > エムアイさん、はじめまして。
  >
  > コメントをありがとうございます！
  > ソーの旅行記、お役に立ったならとてもうれしいです。
  >
  > ７月にフランスへ行かれるのですね。１ヵ月のご滞在となればゆっくりできますね♪
  > ７月中旬でしたら、きっとラベンダーも見頃だと思います。ラベンダーの香りと紫色の絨毯の風景を堪能されてきてくださいね。
  >
  >
  > > 参考までに観光コースはアルル、カマルグ湿地帯、ローマ時代の水道橋、ソー、セナング修道院、ブロヴァンス地方の村々、カシ、マルセイユ等です。
  > > 情報がありましたらお教えください。
  >
  > うーん、そうですねぇ、エムアイさんのお好みがわからないので的外れになってしまうかもしれませんが、プロヴァンスの村々の中でとくにルシヨンはよかったです。夕日に染まったオレンジ色の村の風景にはとても感動しました。
  >
  > ところで、セナンク修道院のラベンダーですが、ゴルドからセナンクまでは狭い一本道のため、満開の時期は車が大変渋滞するようです（わたしが行ったときは満開にはまだ早かったので混んでいませんでしたが）。行かれるときは、朝早くか夕方になさって、昼間はなるべく避けられたほうがいいかもしれません。夏のプロヴァンスの日差しはきついので、そういう面でも涼しい時間帯のほうがおすすめです。
  >
  > お嬢さまと素敵なバカンスをお過ごしくださいね♪
  >
  > ショコラ
  
  
  

• hirootaniさん 2008/09/26 06:59:24

  すばらしいひまわりの写真ですね

  ショコラさん
  
  すばらしいひまわりの写真ですね! 惚れ惚れします。
  私もこうゆう写真が撮りたいのですが、なかなかその機会に恵まれていません。
  
  hirootani

  ショコラさん からの返信 2008/09/27 07:45:51

  RE: すばらしいひまわりの写真ですね

  hirootaniさん、
  
  うれしいコメントをありがとうございます！
  
  今回の旅ではラベンダーの咲き具合は今ひとつでしたが、ひまわりはあちこちで満開になっていました。花の中でもとりわけひまわりが好きなので、一面ひまわり畑という風景が見られてとてもうれしかったです。ただ、ひまわりに近づいて写真が撮れたのはここだけなんです。車を停めて畑に近づけるところが思いのほか少なく、なかなかチャンスがありませんでした。
  
  旅行記に載せている写真は高速道路沿いに咲いていたひまわりで、一旦通り過ぎたのですが、あきらめきれずに高速を降りて引き返して撮りました。
  
  といっても、実はひまわりの４枚の写真のうちファインダーをのぞいて撮っているのは３枚目だけなんです（撮影は夫）。このひまわりは丈が高くて、目線がちょうど花の高さくらいだったんです。付近一帯は平地で上方からの角度で撮ることができなかったので、苦肉の策として、カメラを取り付けた三脚を夫が万歳して掲げ、わたしがリモコン・スイッチを押すという方法で撮ったんです。そんな撮り方をしたので、傾いている写真がたくさん撮れてしまいました。満開の花に出会えても、それを好条件で撮るのって難しいものですね。
  
  ショコラ

  hirootaniさん からの返信 2008/09/27 08:01:27

  RE: RE: すばらしいひまわりの写真ですね

  ショコラさん
  
  ファインダーも覗かずに撮ったんですか!!?
  夫婦の最高傑作ですね。うらやましいかぎりです。
  
  肩車をしてもらってもよかったんでは？
  
  
  hirootani
  
  

  ショコラさん からの返信 2008/09/27 08:51:38

  RE: RE: RE: すばらしいひまわりの写真ですね

  hirootaniさん
  
  肩車！　それは思いつきませんでした。でも、きっと重すぎて夫は立ち上がれないだろうな……(^^;)。
  
  ショコラ