渡り鳥コースを経て、コペンハーゲンへ　～2007年8月　ドイツ・デンマーク旅行記　その14～

2007/08/24 - 2007/09/02

夏休みにドイツとデンマークを旅行しました！

　　8/24（金）　大阪→フランクフルト→バッハラッハ
　　8/25（土）　バッハラッハ→ザンクトゴアール→アーヘン
　　　　　　　　→ケルン
　　8/26（日）　ケルン→ブリュ－ル→ボン→ケルン
　　8/27（月）　ケルン→ブレーメン→ハンブルク→
　　　　　　　　リューベック
◎　8/28（火）　リューベック→コペンハーゲン
　　8/29（水）　コペンハーゲン→ロスキレ→ヒレロズ→
　　　　　　　　コペンハーゲン
　　8/30（木）　コペンハーゲン→ヘルシンオア→ヘルシンボリ
　　　　　　　→ルンド→マルメ→コペンハーゲン
　　8/31（金）　コペンハーゲン
　　9/1 （土）　コペンハーゲン→フランクフルト→
　　9/2 （日）　大阪

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

ホルステン門からリューベックの街に別れを告げ、リューベック中央駅に戻ってきました。

今回の旅行でのドイツ最後の食事！ということでこの日のお昼も屋台のソーセージとパン。とってもジューシーでした！一日3食、毎日でも食べ続けられる自信があります（笑）。

ホームに下りて、14：07発、コペンハーゲン行きのユーロシティを待ちます。列車はハンブルク始発で結構混むという話を聞いたので念のため座席を予約済です。

真新しいガラス張りのドームに覆われたプラットホームに入ってきたのはデンマーク国鉄の特徴的なデザインのディーゼルカー。いざ乗ろうとして切符に指定されている車両を確認すると’36号車’と書いてある。一瞬驚きましたが、列車は4両編成でそれぞれの車両が33〜37号車でした。急な車両変更とかあったらどうするんでしょうかねぇ？？

その36号車の指定された座席に行くと既に座っている人がいる。。切符を見せてもらうと、向こうが車両を間違えてました。。小さな子連れの方だったので動いてもらうのも忍びなく、結局自分が動くことに。ってことで34号車に移動しました。

列車はどんどん北上していきます。バルト海に近づくに連れ、風力発電の風車の姿も見えてきました。

いくつかの橋を越え、バルト海沿いの湿地帯へ。このルートは渡り鳥の飛行コースの直下を走ることから「渡り鳥コース」と呼ばれているわけですが、橋を順番に渡っていくのはまさに渡り鳥の気分。

そしてたどり着いたのが最果ての駅、プットガルテン。駅の周りは何もない荒野で、駅と言うより信号所という雰囲気です。

ここで列車を降りる・・・わけではなく、数分間の停車の後、ゆっくりと動き出し、少し暗い空間へと入っていきます。

そうして着いたのは船の中！島嶼国デンマークですらここでしか見られなくなった旅客列車の鉄道航送が行われています。ここからは列車を降りて、1時間弱・18kmの船の旅です。

甲板にあがると既に船は桟橋を離れたところ。列車が入るのを待って、すぐに出発したという感じです。

このフェーマルン海峡にはドイツとデンマークの合弁会社であるスカンディライン社によるフェリーが24時間行きかっています。1時間の航路の間で3本はすれ違ったかな。需要の多さに驚きです！

国際航路ということで、船内には免税店があり、なかなか繁盛していました。

海岸線にはたくさんの発電用風車が並んでいます。

ドイツ側の海岸線が段々遠くなってきました。

西側に目を向けると、どこまでも青く広がるバルト海の水平線が見えます。

デッキにはためくデンマーク国旗。青い空に赤をベースにした旗が映えます。

船に降りてきたかもめ。しばらくしてまた飛び立っていきました。

デンマーク側の海岸線が見えてきました。こちらにもたくさんの風車が見えています。

高層の建物も見えてきました。このあたりで到着のアナウンスが入ってきたので列車へ戻ります。

静かに止まっている列車。やっぱりちょっと不思議な光景。

このフェールマン海峡にも架橋の計画（間に島のない18kmにどうやって架けるのか気になりますが）があるとのことなので、遠くない未来にはこの光景も見れなくなる可能性があります。

接岸すると列車はゆっくりとフェリーを出て、デンマーク側の玄関口、ロービューへ到着！フェリーの中で、ゆっくり走る列車を追いかけるように走っていた女性がいましたが、乗り遅れた方でしょうか？無事間に合ったのかちょっと気になりました。

ドイツ側のプットガルテン同様、最果てムードの漂うロービューの駅。

ここから列車は一路、コペンハーゲンを目指して北上。穀倉地帯に浮かぶ雲が絵になる風景。

列車はいくつかの橋を渡り、次々と小さな島を渡っていきます。赤レンガが特徴的な街並み。

海を渡る橋が続くと空を飛んでいるような爽快な気分になります。

綿菓子のような雲。子どもの頃、不思議だなと思っていた雲を思い出すような風景。

そっしてリューベックから4時間半、18：30頃にコペンハーゲン中央駅に到着〜。

何回見てもちょっと不思議なデザインのディーゼルカー。気になる正面は触ってみるとやっぱりゴム製でした。デンマークに着いてみて驚いたことに、デンマークを走る長距離列車は電車・気動車を問わず大半がこのデザインです！

コペンハーゲン中央駅のコンコース。

駅を出るといきなりチボリ公園のゲート（逆光だったので写真なし）がありますが、とりあえず荷物を降ろしに宿であるユースホステルに向かいます。写真の建物は駅の隣にある中央郵便局。

チボリ公園の外周（結構な距離があります）を歩き、チボリ公園南東角へ。ここからは大きな時計台を持つ市庁舎が見えます。

ユースへ行く道路沿いにある美しい建物。

そして駅から10分ほど、たどり着いたのはコペンハーゲンでも有数の高層（15階建て）ビル。これがユースホステルなので驚き！です。

部屋（8階）からの眺め。市庁舎をはじめとして、たくさんの塔が見えます。プラハに匹敵する塔の街という感じがします。

ユースの傍は川。対岸にもきれいな建物が並んでいます。

荷物を置いて再び中心部へ戻ります。時間は19：30頃。

チボリ公園の北東ゲート。歴史と伝統が伝わってくるような重厚感があります。因みに交差点向かいのマクドナルドの二階から撮影しました。

夕食はヨーロッパ旅行では必ず一回は食べるドネルサンド。夜も結構遅くなっていたので、この日は食べた後は早々とユースに戻りました。

その15へ続く。