2008/06/19 - 2008/07/08
243位(同エリア999件中)
優菜ママさん
6~7月、それはスイス、花畑の全盛期。
10年前にスイスを訪れた時は、花も終わりの9月。
「アルプスの少女ハイジ」の世界に憧れていた子供の頃からの夢、スイス・アルプスの花畑をこの目で一度、見てみたい。
ガッツと度胸を頼りに、2歳の娘を連れて、ついに夢を実現してきた。
長距離移動は、最初と最後だけ。
あとは、貸別荘(アパート)を借りて、子供のペースを大切に、のんびりスイスの自然を満喫。
大変だったことなんて、ほんのちょっと。
娘もママにどっぷり構ってもらえて、ほとんどずっとご機嫌(サンキュー)♪
娘はこの旅行のこと、きっとそのうち忘れてしまうだろうけど、ママの心の中では、忘れることのできない素晴らしい思い出として、ずっと輝き続けるよ。
娘をはじめ、理解のあるパパ、私を支えてくれた全ての人に、心から、ありがとう!!!
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- フィンランド航空
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<6月18日>
出発前日の夜。子連れ二人旅の荷物。
子供一人抱えて、もちろん、ママ一人で全部運びます。
何を持って行くかは、迷いに迷った。
できるだけ荷物は少なくしたいけど、子連れだと、なんとかなるさ、で済まされない持ち物も多い。
でも、旅の持ち物の準備も、旅行の楽しみの一つ。 -
<6月19日>
中部国際空港にて。
わ〜、飛行機だ。
☆航空会社に関しては、スイス航空(日本から出ているスイスへの唯一の直行便。所要12〜13時間)にするか、フィンランド航空(日本から一番近いヨーロッパの空港がヘルシンキ。所要9時間半前後、プラス乗継便約2時間半)にするか、かなり迷った。
フィンランド航空に決めたのは、やはり、少しでも飛行機に乗り続ける時間を減らしたかったのと、出発日と料金の兼ね合い、スイス航空は成田発のみで、我が家から最寄りの中部国際空港発がなかったこと、である。 -
フィンランド航空を利用したので、行きも帰りもムーミンの飛行機だった。
優菜、大喜び。
午前11頃、テイクオフ! -
行きの飛行機では、優菜、空気を入れて膨らませる飛行機、パンダのぬいぐるみ、布製スタイをゲット。
どれもすごく気に入ってた。 -
パンダさんにジュース飲ませてるの。
行きの飛行機では、優菜、昼寝の後に一度だけ、大泣き。
私がいくらあやしても泣きやまなかったので困っていたら、後ろの席のフィンランド人のおじさんが、フィンランド語で優菜をあやしてくれた。
フィンランド流のいないいないばあ、で優菜の気を引き、その後は、機内の雑誌を絵本に、ひたすらフィンランド語でお話してくれた。
優菜、ぴたりと泣きやんで、その後はずっとご機嫌。
フィンランド人のおじさんも、2歳の息子さんがいるとのこと。
優菜が泣きやんでからも、何度も優菜と遊んでくれた。
子供の世界に言葉の壁はないんだね。
このおじさんとの出会いに、心から、感謝。
機内では、このおじさんをはじめ、最後尾のちょっとしたスペースでいっぱい一緒に遊んでくれた客室乗務員のお姉さん、持ち込んだ絵本やおもちゃ、ジュースやおやつ、パーソナルテレビのアニメに助けられました〜。 -
飛行機をヘルシンキで乗り継ぎ、チューリッヒの空港に到着(優菜、乗継便ではずっとネンネ)。
ホテルにチェックインし、21時頃就寝。
<6月20日>
翌朝、午前3時起床。
優菜、ご機嫌。
時差ボケだ〜。
☆私達の今回の旅は、可能な限り、節約旅行。
また、宿泊先は、一番手頃な値段の所を、すべてグリンデルワルトの日本語観光案内所を通して予約した。
宿泊費もなんとか節約できないか、と考えた結果、貸別荘以外のホテルをすべて、シングルで予約する、ということを思いついた。
イザとなったら、私は床で寝る覚悟で(笑)。
2歳の子供が添い寝する、というメッセージを予約の際添えてもらった。
リーズナブルなホテルに泊まっても、そこそこ値段のするスイス。
シングル作戦は大成功。
経費削減できた上に、すべてのホテルが、値段そのままでツインの部屋を用意してくれたのだ。
ありがたかった。 -
朝食は日本から持ってきた物で部屋で済ませた。
ホテルの入口で、空港行きのバスを待っていた時、ホテルのレストランの人が、優菜に焼きたてのクロワッサンをプレゼントしてくれた。
嬉しかったね&おいしかったね。 -
空港の駅の木馬に乗って。
今日は、空港駅から2回乗り換えをして、貸別荘のあるグリンデルワルト駅まで電車で向かう。
総乗車時間は約3時間。
優菜、ほとんどずっとネンネ。
☆鉄道の切符に関して。
スイスには、いろんな種類のパスや割引券があるけれど、私達は、1か月間有効の、半額旅行カードを購入。
ユングフラウ鉄道パス(6日間有効)は、購入するかどうかかなり迷ったけど、毎日出歩くつもりはなく、優菜の体調と天気を見て、その日暮らしの予定を立てたかったので、購入しないことにした。 -
グリンデルワルト駅、到着!
優菜、元気よく駈け出した。
☆スイスの駅には改札口がない。
自由にホームに出入りできる。
でも、車内で必ず検札があるので、ごまかしはきかない。
スイスの駅は、ベビーカーでの移動も楽々。エレベーターやスロープが充実している。
また、スイスは電車の時刻が正確なことでも有名。インターネットのスイス国鉄のHPで時刻表をいくつかプリントアウトして持参した。
乗り継ぎも非常にスムーズ。初めての駅でも、分かりやすい表示があるので、迷うことはなかった。
あと、子供は、時々、play ticketというおもちゃの切符をもらえた。親の切符を欲しがらないように、との策だろう。いろんな電車が一種類ずつ載っていて、いい記念にもなった。play ticketにも、車掌さんが検察時、ちゃんとガッチャンしてくれて、優菜、嬉しそうだった。 -
貸別荘のベランダから見た風景。
アイガーの眺めが素晴らしかった。
☆貸別荘は、本来、土曜チェックイン、土曜チェックアウト。
飛行機の都合上、木曜日にスイスに到着する私達は、貸別荘に滞在するまでに、どこかのホテルに2泊する必要があった。1泊目は空港近くのホテルに泊まることに決めていた。が、2泊目はどうしよう、と悩んでいたら、貸別荘のオーナーのご厚意で、金曜日から貸別荘に泊まらせてもらうことができることになった。
ちなみに、チェックインの時間は14時以降と定められていたのだが、私達は、到着してすぐ、12時頃にインすることができた。
子連れということで、優遇してもらえて助かった。 -
貸別荘のベランダ。
ここで、洗面所で洗った洗濯物を干したり、くつろいだり、歯磨きしたり(笑)。 -
貸別荘の居間。
☆私達の滞在した貸別荘は2人用で、ほどよい広さのキッチン付きリビングダイニングルーム、バスルーム、ベッドルームで構成されていた。優菜と二人で暮らすには、十分な広さだった。 -
貸別荘のバスルーム。
広く、清潔感もたっぷり。
ハンドシャワーなので、子連れには大助かり。
ちなみに優菜、スイスに来てから初めて、自分で立ってシャワーを浴びながらシャンプーできるようになった。 -
貸別荘のベッドールーム。
ベッドをくっつけて、優菜がベッドから落ちないよう寝た。
寝心地は、しっかりしたマットレスにフワフワの布団で、快適だった。 -
貸別荘、到着早々、昼ごはん。
とりあえず、素うどんで勘弁してね。
貸別荘滞在中は、基本、自炊。
スイスは物価が高く、一食外食するだけで、かなりの出費。
また、ヨーロッパでは、気軽に子連れで外食できる所が少ないし、優菜の食べやすい物、栄養などを考えて。
炊飯器のレンタルも、宿泊の予約とともに、日本語観光案内所にお願いした。
日本から、米などの食材を、持てるだけ持っていった。 -
優菜がお外へ行きたいと言い出した。天気もよかったので、メンリッヒェンの展望台へ出かけた。
グリンデルワルトから鉄道で5分、グルント駅までアクセスし、そこからヨーロッパ最長のロープーウェイに30分揺られて到着。
午後だったので、多少雲は出てきていたが、素晴らしい眺めだった。 -
絶景すべり台。
グリンデルワルトの村を見下ろしながら滑ります。
スイスの各展望台には、たいてい、子供の遊具が併設されています。
グリンデルワルトの村にも、駅前に小さな公園があるけど、手狭で、となりには車道が走っているし、ちょうど工事中で環境があまりよくなかったので、展望台の遊具目当てに、滞在中、よく山にアクセスしました。
親は眺望を楽しみ、子供は遊具を楽しむ、ありがたい。 -
標高約2200メートルのメンリッヒェンには、まだ残雪が。有名なメンリッヒェンからクライネ・シャイデックまでの簡単なハイキング・コースにも残雪があったため、本日はハイキングを断念。
でも、優菜は雪に大喜び。
メンリッヒェン周辺に、まだ、花畑は見当たらず。
どうやら、今、花は、もっと標高の低い所で盛りのようだ。 -
雪と戯れる犬を見て、大爆笑の優菜。
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旅の疲れも忘れて、いっぱい遊んだよ。
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<6月21日>
今日は雲一つない快晴。
到着後しばらくは、旅の疲れを癒すため、のんびり村で過ごすつもりだったけど、こんな青空を見せつけられた日には、今日も山に出向かずにはいられない。
優菜の機嫌も上々だったので、往復切符を購入して、午前中、クライネ・シャイデックまで出かけた。
☆クライネ・シャイデックの標高は2061メートル。ここもまだ、花はポツポツといった所。
優菜の昼寝が終わった後、日本語観光案内所で、花盛りの地域がどこか確認してみたら、ミューレンやルメントフーベル周辺、クライネ・シャイデックからアルピグレンへのハイキングコース、グローセ・シャイデックからシュレックフェルドまでのハイキングコースをすすめてもらった。 -
モーモーさん(レプリカ)、ボール食べてるの。見て〜。
-
クライネ・シャイデックにも、遊具のコーナー、ちゃんとありました。
小さなおもちゃもたっぷりあって、優菜、満足。 -
クライネ・シャイデックにも残雪が。
遊具のコーナーで拝借したバケツやスコップを使って雪遊びする優菜。
残雪といっても、展望台エリアのほんの一部に、固くかたまった雪がほんのちょっとあるだけ。
太陽の光が照りつける日中は、日本の真夏なみに暑かった。
でも、日本のように湿度が高くないので、とても快適でした。 -
サングラスをかけて、貸別荘のベランダでくつろぐ優菜。
日本では、子供がサングラスをかけている姿はあまり目にしませんが、こちらでは、よく目にします。
山岳地帯の日差しは強いです。
優菜がみずから、「まぶしいからサングラス貸して」と言ったことも、しばしば。
昼寝後、午後の時間は、ゆっくりグリンデルワルトの村で過ごしました。 -
グリンデルワルト駅と貸別荘間の移動時間は、徒歩約15分。
その途中にある水場は、優菜のお気に入りの遊び場になって、何度も立ち寄りました。
スイスには、そこかしこに、水場があります。
蛇口から流れ出る水は飲用OKで、人やペットが乾いた喉を気軽に潤していました。(スイスの水道水は、衛生的には問題ないですが、日本人が飲むと、お腹がゆるくなる場合があるそう。私達は、ほとんど口にしませんでした。コープでエビアン1.5Lを100円強で購入して、料理にもそれを使っていました。) -
最初は、手足を水にパシャパシャ浸す程度の水遊びでしたが・・・
-
ノリに乗って、頭をシャンプーしたり、全身びしょぬれで遊んだ優菜。
暑い夏のひと時に、水と戯れ無邪気に遊ぶ優菜の姿は、親の目から見ても微笑ましく、道行く人からも、たびたび、愛想してもらいました。 -
貸別荘の外観。
2階(スイス流に言うと、1階)の手前から2つ目が私達の滞在した部屋。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ゆんこさん 2008/07/10 21:51:29
- すごい、すごい、すごい!
- 優菜ママさん、こんばんは、そして初めまして。
ただ、ただ、感動しています。
大人一人で行くのさえ躊躇してしまうかもしれないのに、2歳のお子さんを連れて、ガッツで旅立った優菜ママさんに拍手!
準備など大変だったでしょう…
子連れ旅行は、日帰りでさえ大変なのに…
優奈ちゃんも、お利口さんだったようですね。
(飛行機の中でのことは仕方がないですよ…)
いつの日か、遠い記憶に、いや全然覚えてないかもしれませんね。
でも、絶対心のどこかで、身体のどこかで覚えていますよ!
飛行機の中のフィンランドのおじさんのことや、山々に囲まれて中で遊んだ記憶…
すごく貴重な経験をされたのですね。
続編もとても楽しみです。
実は、私達夫婦もスイスのハイキングに憧れて、いつかは行きたいと思っていたので、優菜ママさんのこの旅行記はとても興味を引かれるものでもあるのです。
またお伺いします。
★ゆんこ★
- 優菜ママさん からの返信 2008/07/10 23:00:06
- ありがとう!
- ゆんこさん、こんばんは!
メッセージ書き込み、ありがとうございます。
帰国してしばらくは、時差ボケや、部屋の掃除などにふりまわされ、爆睡したり、バタバタしたりしてましたが、ようやく落ち着いてきました。
これから、少しずつ、旅行記、追記していきたいと思っています。
ぜひまた、気軽に立ち寄ってくださいね。
子連れ旅行で大変なのは、飛行機だけです。
あとは、無理なスケジュールさえ立てなければ、子供は、日本にいる時と変わらず、楽しい毎日を送れるな、と感じました。
(旅行先の方が、親の気合いが入るので、しっかりご機嫌取りしてもらえて、優菜、日本にいる時よりグズる回数が少なかったです・笑)
ゆんこさんも、スイス旅行にご興味があるとのこと、楽しみですね。
旅行は、計画の段階から始まっているようなものですもんね。
もし質問などあれば、私のお答えできる範囲で、いつでもどうぞ!
優菜ママ
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