2008/05/14 - 2008/05/14
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知立市八橋にある無量寿寺のカキツバタの紹介の続きです。伊勢物語に所縁の地とされます。伊勢物語の主人公と目される在原業平に纏わる旧蹟も数々あります。
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- 自家用車
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カキツバタと並んで良く知られているのが、「名にしおわばいざ事問はむ都鳥 わが想う人は在りや亡しやと」の和歌に詠われた都鳥でしょう。東京始め、各地に伝説が残るようです。
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紫の花の色で思い出すのが、都忘れです。名の由来は、佐渡に流された順徳上皇が詠んだと伝わる「いかにして契りおきけむ白菊を都忘れと名づくるも憂し」です。薄紫から、紫色まであります。
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由緒ある辻燈籠です。文政年間、当時の無量寿寺に客として招かれていた売茶方巌禅師が、紀州の大納言から贈られた一対の内の1つです。
無量壽寺 寺・神社・教会
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生育状態が思わしくなく、疎らに咲いていた杜若です。約200年前の1812年、煎茶道の方巌売茶翁によって造られた杜若庭園です。
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新緑に囲まれた杜若池です。慶雲元年(704年)の創建とされ、現在地に移ったのは、弘仁12年(822年)と伝えられます。その後、宗派も替わりました。
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今度はアングルを縦にしての撮影です。手前の小池の杜若は元気が無いようです。周りに雑草が生えてしまったためでしょうか。
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池の間にあった小道を歩かれている方達です。足元が隠れて、杜若の花園の中を散策しているように見えます。
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杜若図屏風に出て来るような七曲橋です。通行することも出来たかも知れませんが、少し離れた場所から、眺めるだけで十分です。
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この杜若が満開の時期、夜はライトアップされているようです。この燈籠にも明りが灯るのでしょう。また違った風情になりそうです。
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杜若の花のアップです。すべて同じように見えますが、数種類があるようです。花びらが丸みを帯びたものと、鋭角なもの、色の濃さの違い等です。
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花のアップです。満開の時は濃い色、時が経つに連れて、色が褪せるような咲き方です。満開の時でも、色の濃さには、種類による違いがあるようです。
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12時前に家を出て、今の時刻は1時頃です。お昼時ですから、庭内で食事をする人達が大勢いました。私は、写真撮影をもう一頑張りです。
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在原業平のことに戻ります。平安時代(794年-1185年頃)初期を生きた業平は、貴族であり、六歌仙、三十六歌仙の1人として称された歌人でした。
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アップ気味に撮影した杜若です。業平の父は、平城天皇第一皇子の阿保親王、母伊都内親王は、桓武天皇の皇女と言う、皇室に近い貴族の出身です。
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業平は、「日本三代実録」に「体貌閑麗、放縦不拘」と記され、美男の代名詞として現代まで伝わってきました。伊勢物語の主人公とも目されてきました。
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一際濃い色に見えた杜若です。園芸品種では、白色から薄い紫色の花も作出されているようです。
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やや薄い色か香、少し赤味を感じる花の色です。ところで、尾形光琳の国宝の杜若の屏風絵は、花のと葉の色の2種類か色彩を使っていないようです。
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木陰から眺めた杜若の池です。大小の池が、お寺を取り囲むように配置されていました。江戸時代、この辺りは湿地帯だったようです。
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少し日陰になっているような場所でした。杜若の生育には、余り影響が無いのでしょうか、花付きは悪くありませんでした。
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手前には、一際高く伸びた杜若の一群がありました。アヤメ科の植物ですが、アヤメより水辺を好みます。花言葉は幸運、雄弁です。
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小さな築山のような場所を取り囲むように咲いていた杜若です。今日の杜若見学は、終り近くになりました。
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同じ場所をアングルを縦にしての撮影です。無量寿寺は植物の生育に適しているのでしょうか、周りも新緑で溢れていました。
無量壽寺 寺・神社・教会
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小さな築山のような一角のアップです。赤い花が咲いていました。皐月でしょうか。この時期は、杜若の引き立て役のようですが、花は疎らです。
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帰り道は、最初に庭園に入場した場所に引き返しました。その途中での撮影です。杜若池の端の方の光景です。
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茶席があった建物の前の杜若池に戻ってきました。早足で歩きながら、時々撮影です。混んでいない時間帯だったようです。
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わずかばかりですが、蹲の水が滴り落ちていました。すぐ近くに、茶席が設けてありました。
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この燈籠も由緒ありそうな古いものですが、説明書の看板は見当たりませんでした。茶室の前の杜若池です。
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今度は燈籠の頭だけを入れての杜若池の撮影です。在原業平を都から追ってきた杜若姫が、悲観して身を投じたとされるのは、この地です。
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杜若の字源は、結局分かりませんでした。推測ですが、杜若姫の伝説が意外と関係しているのかも知れません。杜若とは、カキツバタ以外の植物を指すとの情報も見付かりました。この後は、宿題です。
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お寺の前庭に戻ってきました。謡曲「筒井筒」の故事に倣って植えられたと伝えられているひともとすすきです。「八橋の一もとすすき穂にいでてはるばる来ぬる人まねくらん」に因みます。
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