刈谷・知立旅行記(ブログ) 一覧に戻る
知立市八橋にある無量寿寺のカキツバタです。「からころもきつつなれにしつましあれば はるばるきぬるたびをしぞおもふ」の和歌を思い出しながら散策してきました。平安時代の歌人、在原業平に因む杜若の庭園です。家から車で45分程の距離です。

2008春、八橋の業平ゆかりの杜若(1/2):伊勢物語のかきつばた、無量寿寺、八橋旧蹟

11いいね!

2008/05/14 - 2008/05/14

91位(同エリア206件中)

旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

知立市八橋にある無量寿寺のカキツバタです。「からころもきつつなれにしつましあれば はるばるきぬるたびをしぞおもふ」の和歌を思い出しながら散策してきました。平安時代の歌人、在原業平に因む杜若の庭園です。家から車で45分程の距離です。

交通手段
自家用車

PR

  • 平安時代に成立した「伊勢物語」の九段には、「三河の国八橋」で、男が歌を詠んだとあります。その主人公とされるのが、在原業平とおぼしき人です。八橋の杜若で有名な、無量寿寺の紹介です。

    平安時代に成立した「伊勢物語」の九段には、「三河の国八橋」で、男が歌を詠んだとあります。その主人公とされるのが、在原業平とおぼしき人です。八橋の杜若で有名な、無量寿寺の紹介です。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • 知立市は、その昔三河の国の一部でした。在平業平に纏わる史跡などを紹介した観光案内看板です。無量寿寺の近くには、在原寺、業平塚等もあります。

    知立市は、その昔三河の国の一部でした。在平業平に纏わる史跡などを紹介した観光案内看板です。無量寿寺の近くには、在原寺、業平塚等もあります。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • この日は車で出掛けました。近くの駐車場に停め、歩いて来ました。5分程の至近距離です。かきつばたの看板が出た、無量寿寺に到着です。

    この日は車で出掛けました。近くの駐車場に停め、歩いて来ました。5分程の至近距離です。かきつばたの看板が出た、無量寿寺に到着です。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • 無量寿寺と隣接して、神社があります。隣接と言うより、同じ敷地です。その神社の鳥居です。神仏混淆時代の名残でしょうか。

    無量寿寺と隣接して、神社があります。隣接と言うより、同じ敷地です。その神社の鳥居です。神仏混淆時代の名残でしょうか。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • 邨(むら)社・日吉神社の石碑です。日吉神社、日枝神社あるいは山王神社等は、山王信仰に基づいて日吉大社より勧請を受けた神社です。大山咋神と大物主神(または大国主神)を祭神とし、日本全国に約3800社あるとされます。

    邨(むら)社・日吉神社の石碑です。日吉神社、日枝神社あるいは山王神社等は、山王信仰に基づいて日吉大社より勧請を受けた神社です。大山咋神と大物主神(または大国主神)を祭神とし、日本全国に約3800社あるとされます。

  • 八橋旧蹟の石碑です。愛知県の文字も見えます。現在の愛知県指定の史跡一覧には記載されていないようです。

    八橋旧蹟の石碑です。愛知県の文字も見えます。現在の愛知県指定の史跡一覧には記載されていないようです。

  • かきつばた末の期間中だけの屋台でしょうか。境内にいくつかのお店が開いていました。なぜか、ドライフルーツです。

    かきつばた末の期間中だけの屋台でしょうか。境内にいくつかのお店が開いていました。なぜか、ドライフルーツです。

  • こちらは筍焼のお店です。タレをつけて丹念に焼いていました。小さめの筍を4割にしていました。値段もお値打ちなようです。

    こちらは筍焼のお店です。タレをつけて丹念に焼いていました。小さめの筍を4割にしていました。値段もお値打ちなようです。

  • 高く伸びた松の木です。このお寺の長い縁起を物語っているようです。知立市では、知立来迎寺一里塚が県の史跡に指定されています。

    高く伸びた松の木です。このお寺の長い縁起を物語っているようです。知立市では、知立来迎寺一里塚が県の史跡に指定されています。

  • 謡曲「筒井筒」の故事に因んで植えられたとされる「ひともとすすき」です。縁結びのすすきとも言われます。

    謡曲「筒井筒」の故事に因んで植えられたとされる「ひともとすすき」です。縁結びのすすきとも言われます。

  • 知立市指定の八橋古碑です。荻生徂徠の門下生の1人が、岡崎候の儒学師範の時代、1742年に建立されたものとされます。

    知立市指定の八橋古碑です。荻生徂徠の門下生の1人が、岡崎候の儒学師範の時代、1742年に建立されたものとされます。

  • 臨済宗妙心寺派に属している無量寿寺の甍です。古松が良く似合います。寺伝によれば、奈良時代の慶雲元年(704)の創立と伝えられています。<br />

    臨済宗妙心寺派に属している無量寿寺の甍です。古松が良く似合います。寺伝によれば、奈良時代の慶雲元年(704)の創立と伝えられています。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • 業平竹と呼ばれています。業平が住んだといわれる大和国石上在原寺の業平竹、ひとむらすすき、つつ井筒の伝説に因んで植えられた1つです。

    業平竹と呼ばれています。業平が住んだといわれる大和国石上在原寺の業平竹、ひとむらすすき、つつ井筒の伝説に因んで植えられた1つです。

  • 無量寿寺の境内です。文化9年(1812)に方巌売茶(ほうがんばいさ)翁により再建が行われ、杜若庭園は、この時に完成したとされます。 <br />

    無量寿寺の境内です。文化9年(1812)に方巌売茶(ほうがんばいさ)翁により再建が行われ、杜若庭園は、この時に完成したとされます。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • 無量寿寺の建物です。この下を潜って杜若庭園に向かうことも出来ます。

    無量寿寺の建物です。この下を潜って杜若庭園に向かうことも出来ます。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • この場所はまだ、無量寿寺の前庭です。僅かに咲いた杜若を入れての撮影です。杜若散策のプロローグです。

    この場所はまだ、無量寿寺の前庭です。僅かに咲いた杜若を入れての撮影です。杜若散策のプロローグです。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • 近くでの撮影です。カキツバタは、杜若や燕子花等の漢字が当てられますが、杜若の字源は、中々分かりませんでした。野球で強い杜若高校は、トジャクと読むようです。

    近くでの撮影です。カキツバタは、杜若や燕子花等の漢字が当てられますが、杜若の字源は、中々分かりませんでした。野球で強い杜若高校は、トジャクと読むようです。

  • こちらも近くでの撮影です。杜若の花が満開でした。ところで、愛知県の県の花はカキツバタです。業平所縁のこの地の花に因みます。

    こちらも近くでの撮影です。杜若の花が満開でした。ところで、愛知県の県の花はカキツバタです。業平所縁のこの地の花に因みます。

  • 杜若の池に付き物が七曲の橋です。今はコンクリート造りですが、その昔は石造りの橋か、木製の桟敷だったことでしょう。

    杜若の池に付き物が七曲の橋です。今はコンクリート造りですが、その昔は石造りの橋か、木製の桟敷だったことでしょう。

  • 上海の豫園には、九曲橋があります。これは後ろを追ってきた悪魔が、角で曲がれずに池に落ちるとの謂れがあります。この橋では、どうでしょうか。

    上海の豫園には、九曲橋があります。これは後ろを追ってきた悪魔が、角で曲がれずに池に落ちるとの謂れがあります。この橋では、どうでしょうか。

    中国上海料理 豫園 グルメ・レストラン

  • 無量寿寺の本堂に向かって、右手から杜若園に向かいました。渡ってきた七曲橋の方面を、振り返っての撮影です。

    無量寿寺の本堂に向かって、右手から杜若園に向かいました。渡ってきた七曲橋の方面を、振り返っての撮影です。

    無量壽寺 寺・神社・教会

  • 次に見えてきたのは竹林です。塀に沿って植えられていました。黄色くなりかけた古い竹や、今年伸びたばかりの若竹も混じっていました。

    次に見えてきたのは竹林です。塀に沿って植えられていました。黄色くなりかけた古い竹や、今年伸びたばかりの若竹も混じっていました。

  • 茶色の皮が、まだ付いたままの竹が混じっています。地面には、脱ぎ捨てられた皮が散り敷いていました。

    茶色の皮が、まだ付いたままの竹が混じっています。地面には、脱ぎ捨てられた皮が散り敷いていました。

  • 筍を見ますと、つい食欲が出てしまいます。しかし、この大きさになれば、もう食用には堅過ぎます。

    筍を見ますと、つい食欲が出てしまいます。しかし、この大きさになれば、もう食用には堅過ぎます。

  • 杜若で思い出すのが、江戸時代の琳派の絵師、酒井抱一が描いた屏風です。名古屋ボストン美術館の開館記念展で、強く印象に残りました。<br />

    杜若で思い出すのが、江戸時代の琳派の絵師、酒井抱一が描いた屏風です。名古屋ボストン美術館の開館記念展で、強く印象に残りました。

    名古屋ボストン美術館 美術館・博物館

  • 杜若の花のアップです。出光美術館の収蔵品には、酒井抱一描く「八ツ橋図屏風」があります。名古屋ボストン美術館開館記念展で見た屏風絵は、少し違っていた印象です。

    杜若の花のアップです。出光美術館の収蔵品には、酒井抱一描く「八ツ橋図屏風」があります。名古屋ボストン美術館開館記念展で見た屏風絵は、少し違っていた印象です。

  • 池一杯に咲いた杜若です。名古屋ボストン美術館で見た酒井抱一の絵は、杜若図屏風の題名だった記憶ですが、10年は経ちましたので、少し記憶が曖昧です。

    池一杯に咲いた杜若です。名古屋ボストン美術館で見た酒井抱一の絵は、杜若図屏風の題名だった記憶ですが、10年は経ちましたので、少し記憶が曖昧です。

    名古屋ボストン美術館 美術館・博物館

  • 琳派の始祖は尾形光琳です。彼が1701-04年頃に描いた「燕子花図屏風」は、国宝に指定されています。抱一も、師に倣って杜若図を描いたのでしょう。

    琳派の始祖は尾形光琳です。彼が1701-04年頃に描いた「燕子花図屏風」は、国宝に指定されています。抱一も、師に倣って杜若図を描いたのでしょう。

  • 杜若の池の奥には燈籠、更にその背景には白い襖が見えます。藍一色の杜若ですが、見飽きることがありませんでした。

    杜若の池の奥には燈籠、更にその背景には白い襖が見えます。藍一色の杜若ですが、見飽きることがありませんでした。

  • 同じ方角での撮影ですが、今度は、緋毛氈の茶席が背景になりました。座敷に上がっての茶席も用意されていました。

    同じ方角での撮影ですが、今度は、緋毛氈の茶席が背景になりました。座敷に上がっての茶席も用意されていました。

この旅行記のタグ

11いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP