2008/04/20 - 2008/04/20
1554位(同エリア4640件中)
晴れ男。さん
以前から見てみたいと思っていた、天龍寺に行ってきました。当日は快晴で、たくさんの人でにぎわっていました。
○(歴史)
臨済宗天龍寺派の大本山、天龍寺は延元4年(1339)、夢窓疎石(※1)が足利尊氏(※2)に後醍醐天皇(※3)の菩提の弔いと南北朝の戦いで亡くなった人々の慰霊を目的とした寺院の建立を進言したことに始まる。造営には多額の費用が必要となり、途絶えていた元との貿易を再開、天龍寺船を派遣した。(※4)。こうして康永4年(1345)、疎石を開山として創建した。山号 霊亀山(れいきさん)。正しくは「天龍資聖禅寺」。至徳3年(1386)には京都五山(※5)第1位となる。創建後は度々の火災に遭い、幕末の蛤御門(はまぐりごもん)の変では、天龍寺が長州藩屯所であったために焼討ちされ、伽藍のほとんどを失う。現在の建物の多くは明治期の再建である。
(※1)
夢窓疎石(1275〜1351)
臨済宗の僧侶。伊勢に生まれる。天台・真言宗を修めたのち臨済禅へ進み、後醍醐天皇、足利尊氏らの帰依を受け、国師号を賜る。天龍寺のほか西芳寺、鎌倉の瑞泉寺なども手がける。
(※2)
足利尊氏(1305〜1358)
初めは高氏とし、後醍醐天皇の諱「尊治」の1字を賜って尊氏とする。のちに後醍醐天皇と対立、光明天皇を擁立して室町幕府の体制を整備する。
(※3)
後醍醐天皇(1288〜1339)
第96代(南朝初期)の天皇(在位1318〜1339)。後宇多天皇の第2皇子。院政を廃し、記録所を中心として天皇親政を目指す。自ら隠岐に流されながらも楠木正成、足利尊氏、新田義貞らにより倒幕を果たす。
(※4)
「天龍寺船」に博多商人、至本(しほん)が明銭5000貫文を納入。代償として海賊からの保護を幕府は保証した。
(※5)
京都五山
中国にならい、禅寺を開山・創建時代・規模などから各付けを行う制度で最初は、鎌倉で実施された。1位から天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺と定められた。
○(鑑賞のポイント)
夢窓疎石が造った庭。史跡、特別名勝に指定されている名庭だ。亀山や嵐山を背景に曹源池(そうげんち)が広がる借景式庭園で、貞和元年(1345)頃造られた。この庭では、山裾の峡谷からの流れに石組みを構えて滝とし、三尊をかたどった岩島を配し、四季折々の美しい景色が楽しめる。
○(交通アクセス)
京福嵐山線「嵐山」駅下車、駅を出て右折すぐ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- ANAグループ
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禅宗のシンボルといわれる龍は、池正面の「龍門の滝」に表わされているとみられる。これは水をともなわない三段の石組で滝を表現したものである。二段目の石を特に「鯉魚石」(りぎょせき)と呼び、滝を登る鯉の姿を表わしたものという。これは「鯉が滝を登ると龍になる」という故事を写したものであり、ここから「登龍門」という言葉が生まれた。
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龍門の滝の前には、三つの石で造られた橋が架かる。これは悟りの境地を示すといわれ、儒教、仏教、道教の三教を超えることを意味する。
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正面の池中に立つ石は、「釈迦三尊石」と呼ばれ、三つの垂直な石が組み合わされている。中央の一番高い石が釈迦如来、左右の石がそれぞれ普賢菩薩、文殊菩薩といった脇侍に見立てられているという。
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「大方丈」の内部。庭園側の床に腰を落ち着け、そこから眺める庭園は最高です。
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京都人は暗さを好むと聞いたことがある。なるほど畳といい、壁といい、暗さと明るさが半々できれいとはいえないが昔のものを大切に扱っている感じがした。
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しっかりとした木が屋根を支えている。
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「書院」。ここも明るくはないが、自然の光が建物内部に差し込んでいて、中の美しさを上手に表現して観光客を楽しませているようだ。
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「書院」の内部に達磨の掛け軸があります。中に入ってじっくり見学できるのがうれしい。
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写真を撮るにも、観光客でいっぱいです。外国人のみなさまも多くなりました。
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寺創建の際、後醍醐天皇の南朝のあった吉野から多数の桜が移植されたという。そして、多宝殿の廟には、後醍醐天皇の木像が安置されている。多宝殿の前庭に、樹齢300年ともいわれる老枝垂れ桜が2本あり、4月には満開となる。
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新緑の季節、もっときれいで、鮮やかな姿をみせてくれるのでしょうね。
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鮮やかな緑に囲まれて、歩を進めます。青い空に緑の木々、さわやかな空気。
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木々の間から差し込んでくる太陽の光。春の日差し、暖かくなりました。
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前日は天気が良くなく、どうなることかと思いましたが、晴れてよかったです。空を見上げると雲、そして自然の光に映しだされる曹源池。そんな風景をみながら贅沢な時間を過ごすことができました。天気もさることながら、さすが世界遺産!と思うようなすばらしいお寺です。
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