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嵯峨野の竹林を歩き、源氏物語にでてくる「野宮神社」を見ました。<br /><br />【野宮神社】(ののみやじんじゃ)<br /><br />○祭神は伊勢神宮と同じ天照大神(あまてらすおおみかみ)。伊勢神宮に奉仕の斎宮(斎王)(※1)に選ばれた未婚の皇女(女王)が、伊勢へ出発するとき心身を清めるため1年間こもって修業した場所跡といわれる。これは文徳天皇(もんとくてんのう)(※2)から後醍醐天皇までの期間続いた。同社は嵯峨野の竹林の中に昔をしのばせる黒木鳥居と柴垣に囲われて、閑寂なたたずまいである。「源氏物語」の「賢木」(さかき)の章にも登場し、縁結びや子宝安産などの信仰を集めている。<br /><br />(※1)斎宮(斎王)<br />古代から南北朝時代まで皇族の未婚女性が、天皇の代理で伊勢神宮に赴いて天照大神に仕える制度があり、その女性のこと。<br /><br />(※2)文徳天皇・・天長4年(827)〜天安2年(858)<br /> 平安前期の天皇。仁明天皇(にんみょうてんのう)と藤原冬嗣の娘順子の子。名は道康。承和9(842)年8月、藤原良房の画策によって皇太子となったことと(承和の変)で良房に対する遠慮は生涯つきまとった。人を見る目と政治に対する熱意は持っていたが、病気がちのため、多くの重要な政務に関与できず、良房の権力基盤を強める結果となった。<br />

嵯峨野の竹林、野宮神社

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2008/04/20 - 2008/04/20

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晴れ男。

晴れ男。さん

嵯峨野の竹林を歩き、源氏物語にでてくる「野宮神社」を見ました。

【野宮神社】(ののみやじんじゃ)

○祭神は伊勢神宮と同じ天照大神(あまてらすおおみかみ)。伊勢神宮に奉仕の斎宮(斎王)(※1)に選ばれた未婚の皇女(女王)が、伊勢へ出発するとき心身を清めるため1年間こもって修業した場所跡といわれる。これは文徳天皇(もんとくてんのう)(※2)から後醍醐天皇までの期間続いた。同社は嵯峨野の竹林の中に昔をしのばせる黒木鳥居と柴垣に囲われて、閑寂なたたずまいである。「源氏物語」の「賢木」(さかき)の章にも登場し、縁結びや子宝安産などの信仰を集めている。

(※1)斎宮(斎王)
古代から南北朝時代まで皇族の未婚女性が、天皇の代理で伊勢神宮に赴いて天照大神に仕える制度があり、その女性のこと。

(※2)文徳天皇・・天長4年(827)〜天安2年(858)
 平安前期の天皇。仁明天皇(にんみょうてんのう)と藤原冬嗣の娘順子の子。名は道康。承和9(842)年8月、藤原良房の画策によって皇太子となったことと(承和の変)で良房に対する遠慮は生涯つきまとった。人を見る目と政治に対する熱意は持っていたが、病気がちのため、多くの重要な政務に関与できず、良房の権力基盤を強める結果となった。

同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
鉄道
航空会社
ANA
  • まっすぐに伸びている竹。自然の光が直接当たるのを上手に調整している感じです。空から竹を通して降りそそぐ日光、竹を揺らしながら吹いてくる心地よい風、贅沢な時間を過ごすことができました。

    まっすぐに伸びている竹。自然の光が直接当たるのを上手に調整している感じです。空から竹を通して降りそそぐ日光、竹を揺らしながら吹いてくる心地よい風、贅沢な時間を過ごすことができました。

  • 近くで、天然竹のコップを買いました。生意気な店と感じました。そうそう、「いやだったら買わなくても結構」みたいな感じ。待てよ、でもここは歴史のある京都。こんなことを聞いたことがあります。たとえば、ある職人がいて、その職人の価値観は、売上がいくらかというところにあるのではなく、この人にしかつくれないというところに、価値の基準が置かれる。そういう世界が京都にはあるのだ、と。これで多少は納得。これは自分にしか作れない世の中でたったひとつのものなんだという誇りを持っているのだな、なんて思いました。

    近くで、天然竹のコップを買いました。生意気な店と感じました。そうそう、「いやだったら買わなくても結構」みたいな感じ。待てよ、でもここは歴史のある京都。こんなことを聞いたことがあります。たとえば、ある職人がいて、その職人の価値観は、売上がいくらかというところにあるのではなく、この人にしかつくれないというところに、価値の基準が置かれる。そういう世界が京都にはあるのだ、と。これで多少は納得。これは自分にしか作れない世の中でたったひとつのものなんだという誇りを持っているのだな、なんて思いました。

  • 「源氏物語」、「賢木」から。<br /><br />源氏は御息所に会いにゆき、野宮の榊(さかき)の枝を折って、「この榊(賢木)の色のように変わらぬ心ですのに」と歌を詠みかける。年上で気位が高かったひとだが、恋の日々を思い出すと感慨も深い。御息所も心が揺れるが・・。<br /><br />縁結びの神社なので、若いカップルで賑わっていました。こんな源氏物語の舞台で恋が実ると素敵だ!と思いました。

    「源氏物語」、「賢木」から。

    源氏は御息所に会いにゆき、野宮の榊(さかき)の枝を折って、「この榊(賢木)の色のように変わらぬ心ですのに」と歌を詠みかける。年上で気位が高かったひとだが、恋の日々を思い出すと感慨も深い。御息所も心が揺れるが・・。

    縁結びの神社なので、若いカップルで賑わっていました。こんな源氏物語の舞台で恋が実ると素敵だ!と思いました。

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