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この日は画家ルノワールが暮らした家を訪ねたくて、ニースからバスに乗ってカーニュ・シュル・メールへ行きました。<br /><br />ルノワールの家は、市街地の北東のレ・コレットと呼ばれる丘にあります。まずはそちらへ行って、そのあと市街地の北西にあるカーニュ旧市街(オ・ド・カーニュ)に行くことにしました。

コート・ダジュール冬の旅(5)~カーニュ・シュル・メール

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2007/12/26 - 2007/12/26

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旅行記グループ コート・ダジュール冬の旅

2

12

ショコラ

ショコラさん

この日は画家ルノワールが暮らした家を訪ねたくて、ニースからバスに乗ってカーニュ・シュル・メールへ行きました。

ルノワールの家は、市街地の北東のレ・コレットと呼ばれる丘にあります。まずはそちらへ行って、そのあと市街地の北西にあるカーニュ旧市街(オ・ド・カーニュ)に行くことにしました。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
高速・路線バス
  • ルノワールの家の玄関。<br /><br />バスを降りてからしばらくルノワールの家への案内板が見つからず、道に迷いかけましたが、なんとか到着。

    ルノワールの家の玄関。

    バスを降りてからしばらくルノワールの家への案内板が見つからず、道に迷いかけましたが、なんとか到着。

  • 入り口の横に掲げられていたプレート。<br /><br />わたしのフランス語はかなり怪しいですが、一応、読んでみると、<br /><br />「1907年、オーガスト・ルノワール(1841−1919)はレ・コレットにこの家を建て、1919年の冬、12月3日に亡くなるまでここで暮らした。以前は彼の妻アリーヌ・シャリゴー(1859−1915)の生まれ故郷であるエソワの家に住んでいた。このプレートはトロワとエソワの村の協力で、1969年12月3日に取り付けられた」<br /><br />のだそうです。没後50周年の記念プレートということでしょうか。<br /><br />ルノワールはここで亡くなりましたが、ガイドブックによると、お墓はエソワにあり、妻のアリーヌとともに眠っているとのことです。

    入り口の横に掲げられていたプレート。

    わたしのフランス語はかなり怪しいですが、一応、読んでみると、

    「1907年、オーガスト・ルノワール(1841−1919)はレ・コレットにこの家を建て、1919年の冬、12月3日に亡くなるまでここで暮らした。以前は彼の妻アリーヌ・シャリゴー(1859−1915)の生まれ故郷であるエソワの家に住んでいた。このプレートはトロワとエソワの村の協力で、1969年12月3日に取り付けられた」

    のだそうです。没後50周年の記念プレートということでしょうか。

    ルノワールはここで亡くなりましたが、ガイドブックによると、お墓はエソワにあり、妻のアリーヌとともに眠っているとのことです。

  • ルノワールの家の外観。<br /><br />家の中にはルノワールのアトリエが生前のままに残されていました。車椅子やパレットや絵筆などが、ロープで囲われたりガラスケースに入れられたすることなく、使われていたままの状態で置かれていました(ものすごく貴重なもののはずなのに、こんなに無防備に展示していていいんだろうかと思ってしまった……)。<br /><br />リウマチのために絵筆を握るのさえも難しかった彼が、手に絵筆をくくりつけて絵を描いている写真などもあり、強く心に残りました。<br /><br />アトリエのほか、居間やダイニングや浴室なども見学することができ、画家ルノワールの晩年の暮らしを垣間見ることができました。ダイニングからは海が見え、テラスに出れば町と海を一望に見渡すことができます。<br /><br />日当たりのいいこの家はどの窓からも日が入ってきて、質素ながらとても居心地のいい家でした。

    ルノワールの家の外観。

    家の中にはルノワールのアトリエが生前のままに残されていました。車椅子やパレットや絵筆などが、ロープで囲われたりガラスケースに入れられたすることなく、使われていたままの状態で置かれていました(ものすごく貴重なもののはずなのに、こんなに無防備に展示していていいんだろうかと思ってしまった……)。

    リウマチのために絵筆を握るのさえも難しかった彼が、手に絵筆をくくりつけて絵を描いている写真などもあり、強く心に残りました。

    アトリエのほか、居間やダイニングや浴室なども見学することができ、画家ルノワールの晩年の暮らしを垣間見ることができました。ダイニングからは海が見え、テラスに出れば町と海を一望に見渡すことができます。

    日当たりのいいこの家はどの窓からも日が入ってきて、質素ながらとても居心地のいい家でした。

  • 庭側から見た家の様子。

    庭側から見た家の様子。

  • 庭に置かれていた像。

    庭に置かれていた像。

  • 庭から見た、オ・ド・カーニュの遠景。

    庭から見た、オ・ド・カーニュの遠景。

  • ルノワールの家をあとにし、カーニュ中心地から無料の巡回バス(ナヴェット)で旧市街オ・ド・カーニュへ。<br /><br />市街からオ・ド・カーニュへ行く道はものすごい上り坂。徒歩で登るのは相当大変です。巡回バスのことを知らなかったら、軟弱なわたしは行くのをあきらめていたかも……。<br /><br />写真はオ・ド・カーニュの案内板。

    ルノワールの家をあとにし、カーニュ中心地から無料の巡回バス(ナヴェット)で旧市街オ・ド・カーニュへ。

    市街からオ・ド・カーニュへ行く道はものすごい上り坂。徒歩で登るのは相当大変です。巡回バスのことを知らなかったら、軟弱なわたしは行くのをあきらめていたかも……。

    写真はオ・ド・カーニュの案内板。

  • オ・ド・カーニュに建つグリマルディ城。<br /><br />ここで巡回バスを降りました。

    オ・ド・カーニュに建つグリマルディ城。

    ここで巡回バスを降りました。

  • お城の上からの眺めはとてもよさそうですが、お天気が今ひとつなので中には入りませんでした。

    お城の上からの眺めはとてもよさそうですが、お天気が今ひとつなので中には入りませんでした。

  • 旧市街はひっそりと静まりかえっていて、ちょっと寂しいくらい。

    旧市街はひっそりと静まりかえっていて、ちょっと寂しいくらい。

  • 路地を歩いていたにゃんこ。かなりおでぶちゃん。

    路地を歩いていたにゃんこ。かなりおでぶちゃん。

  • 路地の風景。向こうに見えるのは地中海。

    路地の風景。向こうに見えるのは地中海。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • スーポンドイツさん 2008/04/22 16:46:32
    お久し振りです
    ショコラさん、こんにちは

    ポルトガルにいらしてたのですね。のちほどゆっくり拝見するとして、今日はカーニュ・シュル・メールにお邪魔します。

    2月の南仏旅行時、ルノワールの家は改装中だったためバスの中からちらっと仰ぎ見ただけでした。
    日本では今「モディリアーニ展」が開かれており、先日NHK日曜美術館で(彼がルノワールを表敬訪問した所として)映っていました。
    グルマルディ城の絵画コレクションも気になるところ。

    ポルトガル旅行はイースター休暇中だったのでしょうか?日本の連休並みにお休みできるのですか?ドイツを拠点にすればどこも近くていいですねぇ。

    すーぽん

    ショコラ

    ショコラさん からの返信 2008/04/22 23:17:24
    RE: お久し振りです
    スーポンドイツさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    2月のご旅行時、ルノワールの家は改装中だったとは……それは残念。年明けから改装が始まったのでしょうか。グリマルディ城、見ればよかったとあとになってから思いました。城内の美術館のコレクションは見ごたえがあるようですね。もったいないことをしました。

    ポルトガル旅行はイースターの4連休に有休を1日足して行きました。イースター連休は日本でいうゴールデンウィークのような感じでしょうか。旅行に行けるのはうれしいのですが、この時期は飛行機やホテルの料金がトップ・シーズン並みに上がってしまうのがツライところです。

    ショコラ

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