ニースブルーに包まれて～南仏コート ダ ジュール 2012年夏の旅〈６〉カーニュ シュル メールの柔らかな光

2012/07/04 - 2012/07/04

月並みな表現ですが、楽しい時間が過ぎゆくのは早いもの。
明日は帰国です。
最後は少し内陸に位置する２つの「鷲の巣村」に行ってきます。
温暖で風光明媚な南仏には多くの芸術家が移り住み
この地をモチーフにした数々の作品を残しています。
今日の訪問地もどちらも絵画界の巨匠にゆかりのある場所です。

最初に向かったのは、印象派の巨匠ルノワールが晩年を過ごした
カーニュ シュル メール。
ルノワールの絵の中そのままの柔らかな光が心に残る街でした。


＜旅程＞
☆〈1〉2012/06/30 PM：パリ着
☆〈1〉2012/07/01 AM：パリ市内 / PM：飛行機でニースへ
☆〈2〉2012/07/02 AM：エズ
☆〈3〉2012/07/02 PM：マントン
☆〈4〉2012/07/03 AM：ニース旧市街散策・ホテル移動
☆〈5〉2012/07/03 PM：モナコ
★〈6〉2012/07/04 AM：カーニュ シュル メール
☆〈7〉2012/07/04 PM：ヴァンス
☆〈7〉2012/07/05 AM：ニース散策 / PM：飛行機でパリ経由日本へ
☆〈7〉2012/07/06 PM：日本着　


＜宿泊＞
06/30-07/01 Derby Eiffel (Paris)
07/01-07/03 La Perouse (Nice)
07/03-07/05 Beau Rivage (Nice)


＜表紙写真＞
オー ド カーニュ（旧市街）


＜写真とコメントについて＞
今回の旅行ではフィルムカメラ、ミラーレス一眼、コンパクトカメラと
３機のカメラを使用しています。
そのため、コメント末尾に記号を付け（【G2】/【X10】/【FP】）、
どのカメラで撮った写真かを区別することにしました。
完全な備忘録につき、目障りかと思いますがどうかご容赦ください。

エリア カーニュ=シュル=メール(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ニースからのバスはカーニュ シュル メール（以下カーニュ）中心部の広場に
到着しました。

グリマルディ城のある旧市街オー ド カーニュの入口はこんなごく普通の道。
「ごく普通」とはいえ、花々が咲き乱れる素敵な道です♪
【FP】

ボー リバージュ ニース ホテル

電線の角度が坂の傾斜を物語っています…
【FP】

さっそく雰囲気の良い家が見えてきました。
【FP】

モノクロ写真だと右の石壁の色のわずかな違いが際立つようです。

実はしばらくの間、フィルムを入れてないことに気づかないまま
シャッターを切り続けていました(ﾟoﾟ;;ﾔｯﾁﾏｯﾀ～！

デジタルカメラを使い始めたのはこの旅行の直前。
海外での撮影の失敗（カメラの設定ミスなどの）は避けたかったため、
悩んだ結果使い慣れたフィルムの一眼レフカメラとレンズも持参したのでした。
【X10】

ただ、フィルムカメラとデジタルカメラの二刀流は
考えていたより難しい面もありました。
最初はバックアップのつもりで同じカットを撮っていましたが
慣れてきた終盤には、フィルムカメラでカラー、デジタルカメラでモノクロと
いうように使い分けていました。
【X10】

というわけで、撮ったつもりのカラー写真はないので（号泣）
ここはデジタルカメラ撮影のモノクロ写真だけとなりました…

上ってきた石畳の坂道を振り返って。
【X10】

石段を上がると車道に出ました。
ピンクの花に埋め尽くされそうな家です！

（旅行記最初の数枚とここからのカラーは別のカメラで夫が撮ったもの）
【FP】

車道もかなりの急坂。
【FP】

ミニバスに乗ることもできるようですが…
【FP】

歩いているからこその出逢いも(#^.^#)

ニャンジュール！(=^ェ^=)♪

【FP】

(=^ェ^=)さんの撮影は失敗しやすいからデジカメで♪
【X10】

フィルム写真が復活しています。
どうやらこの辺で入れ忘れに気づいたよう(^◇^;)

以上、デジカメの設定云々以前の初歩的すぎるミスでした～(^^ゞﾊｽﾞｶｼｰ
【G2】

降りていってみたいけど、また上るのも大変そうで…
【X10】

光降り注ぐ路地。

あっちもこっちも、迷い込みたくなる脇道がいっぱいです！
【G2】

更に上がって振り返ると遠くに海が見えていました。
【G2】

路地の向こうにはまた陽光あふれる風景が…
【G2】

グリマルディ城の外壁が見えてきました。
【FP】

城壁を回り込むと…
【X10】

小さな広場になっています。
【FP】

ニース門をくぐって…
【FP】

14世紀にモナコのグリマルディ家がカーニュ地方の領主となり、
以降フランス革命までこの城に居住していました。

グリマルディ家といえば、昨日訪れたモナコ王室の血統でしたね。
【FP】

グリマルディ王家ゆかりの城 城・宮殿

中庭は見晴らしの良い展望台になっています。
【FP】

気温は高いのですが、吹く風は爽やかです。

しばらくぼ～っとして、坂道を登ってきた疲れを癒します。
【G2】

カーニュにはルノワールが晩年の約12年を過ごしたアトリエがあり、
ちょっとした美術館になっています。
その「コレットの丘」は、ここオー ド カーニュの丘とはやや離れているため
今回は断念しました。

限られた時間、仕方ないことですが今でもちょっぴり残念です…
【G2】

もう一度この景色を心に焼き付けて丘を降ります。
【X10】

眼下には団地のような新市街。
ここオー ド カーニュとはまるで時の流れが違っているかのようです。
【X10】

今は7月、花々が最も美しく咲き誇る季節です。
【G2】

どの花も夏の到来を喜んでいるかのよう。
【FP】

柔らかな光が作り出す色彩の妙に思わず心奪われます。

コート ダ ジュールを旅して感じたこと。
それは、この地にだけ降りそそぐ光が
ここにしか存在しない色彩を生み出すということ…
【G2】

自然界の色も人工の色も
ここ南仏の太陽光のもとに生まれるべくして生まれてきたように思えてなりません。

今まで見てきた建物の色も。
そして、「ニースブルー」と称えられるあの海の色も。
【G2】

ピンクの花に埋め尽くされた建物の角に戻ってきました。

バス停の標識も隠れちゃってます( ´艸｀)
【G2】

この階段を下りると、さっきフィルム入れ忘れて撮り損ねた路地に戻ります。

やっぱりもう１回撮りたいな♪
リベンジに向かいます(^^)v
【G2】

柔らかな色合いの石壁、鮮やかなブルーの窓枠、絡みつく緑の葉、どれも素敵♪
戻って良かったo(^-^)o
【G2】

さっきと反対側から見ているだけなのに、違った景色に見えてくる不思議。
【G2】

なだらかな曲線を描く石畳の道。
時間の経過で光も変化しています。
【G2】

陰影ある景色はモノクロ撮影にももってこい。
【X10】

秘密めいたアーチの先には…
【X10】

どこまでも続く細い道。

さながらタイムトンネルのように…
【X10】

(=^x^=)さん、何見てるの？

さあねえ、ニャンでしょうね～♪
【X10】

おや、こんな特等席にも♪

保護色！？
【FP】

(=^x^=)さんにもいっぱい逢えたし良いところでした♪

お邪魔しましたね～♪(^^)／~~~
【X10】

ニースからのバスが着いた広場のカフェでランチにしました。

同じバス停から今度はヴァンスに向かいます。
その模様は最終章〈７〉で…
【FP】

この旅行記へのコメント （4）

• sanaboさん 2017/04/27 23:35:59

  あらら〜＠＠

  ネコパンチさん、こんばんは〜
  
  カーニュ・シュル・メール編、楽しみにお待ちしていました♪
  
  そしたら、なになに！？　フィルムが入ってなかったですと！？＠＠
  「弘法も筆の誤り」とはこのことかしら？？？
  途中で気づいて良かったけれど、でも気づかれた時は
  本当に号泣ものだったと思います！
  でもやっぱり気づいてよかった、よかった(´▽｀)
  
  南仏の７月はお花もボリュームがあって、街並みも一層華やかですね〜
  
  「秘密めいたアーチの先には…」とコメントされてたお写真、
  私もとっても気に入りました！
  思わず私もアーチをくぐって、あの石段を上ってみたくなりました〜
  表紙にされたお写真をはじめ、ポストカードにしたいような素敵なお写真を
  たくさん楽しませていただきました。
  
  猫ちゃんたちにもたくさん出逢えてよかったですね(=^・^=)
  なぜかポルトガルでは１匹も見なかった気がします、、、不思議〜
  
  sanabo

  ネコパンチさん からの返信 2017/04/28 23:49:55

  RE: あらら〜＠＠←恥ずかし〜(^◇^;)

  sanaboさんこんばんは〜
  
  コメントありがとうございました^ ^
  sanaboさん待望の（？）カーニュ シュル メールなのに、
  あのような間抜けなミスで始まりまして申し訳ないです〜f^_^;)
  フィルム入ってなくても、シャッター普通に押せちゃうんですよね！
  気づいた瞬間は覚えてないけど、多分36枚撮り1本分くらい
  撮ったはずなのにおかしいな、と思ったのでしょうね。
  帰り道も同じだったのが幸いしまして、夫を階段の上に
  （花に埋もれたバス停のところ）残して、しっかり戻りました〜（笑）
  
  モノクロのアーチの写真は私も気に入っていたので
  お褒めいただき嬉しいです(^^)
  実は以前、サンマルタン運河の写真と一緒に
  コンテストに応募した作品なんです。
  運河の写真ほど上位ではないですが、一応入選作品なんですよ(^^;
  
  sanaboさん、南仏は何度も候補に挙がりつつ、
  まだ実現していないんでしたよね？
  2週間でも巡り切れない場所だと思いますが、いつか行けますよう♪
  
  ではまたです(^^)／~~~
  
  ネコパンチ

• Rolleiguyさん 2017/04/27 21:58:49

  楽しく拝見しました

  ネコパンチさん
  カメラを3台も持参されたのですね。それも全部違うメーカーのを。私もデジタルへの移行期には海外旅行にフィルムカメラも持っていきました。大量のフィルムが空港のX線検査で露光しないように、検査の都度フィルムを見せてﾊﾟｽしてもらいましたが、今ではそんな対応はしてくれないでしょうね。フィルムへの愛着は今でもありますが、海外旅行に関してはデジタルで随分楽になりました。　カメラの話になってしまいましたが、G2は私も欲しいと思ったことがあります。レンズシステムが違うのと、交換レンズが高価だったので諦めましたが。ネコのいる風景というのはいいものですね。　町角が生き生きして来るようです。ネコもネコパンチさんに同類の親しみを感じたのでしょうか。ひょっとして、ご自分もネコなんだよと自己紹介したのでは？
  （失礼しました）
  Rolleiguy

  ネコパンチさん からの返信 2017/04/28 00:23:04

  自己紹介は基本です(笑)

  Rolleiguyさん
  
  拙作をご覧頂いただけでなく、さらにコメントまで
  ありがとうございました。
  
  旅行記でも触れましたが、ちょうどこの2012年に
  デジカメ移行を決心し購入したのが本文中の【X10】、
  FUJIFILMのミラーレス一眼のX10でした。
  これはかなり小型でしたので、一緒に【G2】(CONTAX G2)
  も持参することができたのです。
  ただ単焦点レンズが3本もあり、それぞれのバッテリーなども
  含めるとかなりの大荷物で本当に大変でした。
  事実、これが最後のフィルムカメラでの海外旅行となりましたが
  あのレンズで撮れる色は今でも懐かしく思います。
  最初は分不相応なカメラかと思いましたが、三脚要らずで
  海外での街撮りには本当に重宝しました。
  
  もう1台の【FP】はFUJIFILMのFINEPIXで、夫が使用していました。
  
  ネコは好きなのでつい撮ってしまいます(^^;)
  ネコ（に限らず動物たちは）は自分に危害を加える存在かどうか
  しっかり見ているはずですので、警戒心を持たれないようにと
  思っています。
  挨拶が通じるのかは不明ですが(笑)
  でも、岩合光昭さんもネコに「こんにちは」って言っているので
  きっと正しい接し方なのではないでしょうか(^^ゞ
  
  ネコパンチ