雪の東北巡り【43】乗ってみたい鉄道がいっぱい

2007/02/16 - 2007/02/16

2007年2月16日（金）

日本海に沿って北上してきた奥羽本線は、米代川の手前で内陸部の東に向かって右折するが、右折せずに真直ぐ北上を続けるのが、五能線である。

五能線は、能代から日本海海岸を北に進んで、白神山地を巻くように津軽平野の五所川原から南下し、弘前の先川部でふたたび奥羽本線と合流する。

シーズンには、秋田発五能線経由青森行き、快速「リゾートしらかみ」が一日三本運転されており、ぜひ一度通ってみたい線路だ。

沿線には、白神山地、津軽平野、亀ヶ岡遺跡、岩木山など、観光の宝庫である。

さて、私の乗った特急「かもしか1号」は、能代の南をかすめて、東能代から鷹ノ巣、大館へと進む。

外は薄日の差す穏やかな日和だが、次第に積雪が深くなってきた。

私は窓に額を付けながら、夫々の地域の発するオーラのようなものを、一切見逃すまいとばかり、景色の変化に酔っている。

鷹ノ巣は、大館に向かって走る「秋田内陸縦貫鉄道」の起点である。

この鉄道は、私が国鉄で新線建設担当調査役をやっているとき、鷹角（ようかく）線と呼ばれていた。

その後独立して株式会社となり、急行が走り、サクラ、モミジ、花火と、シーズンには臨時列車も運行され、今もたくましく働いている。

この線も一度通って見たいが、年齢を考えればチャンスは来ないかも知れない。

その次の停車駅大館は、キリタンポや秋田県で名高いところだが、ここからも元ＪＲ東北線（現在ＩＧＲいわて銀河鉄道）好摩駅まで、八幡平を通り抜けてＪＲ花輪線が走っている。

写真が、
http://4travel.jp/traveler/katase/
にありますので、ご覧ください。

エリア 秋田

車内販売は秋田美人か

森岳駅

沿線の名産品がいっぱいの
弁当

弁当の包装紙

雪が多い
大館駅