雪の東北巡り【44】本州の北の玄関口青森へ

2007/02/16 - 2007/02/16

2007年2月16日（金）

東北各地の名物を集めた弁当は、とても美味しかった。

たしか「みちのく弁当」と呼ばれたと記憶する。

東能代あたりで積み込まれた、特注品のようだ。

特急「かもしか1号」は快適な走りで、終点の青森までもうすぐだ。

大館を過ぎれば、間もなく矢立峠をトンネルでくぐって、青森県に入る。

いよいよ日本の心のふるさとの一つ「津軽の国」である。

青森に降りた後バスに乗り換え、酸ヶ湯を訪ね、その後大鰐･島田温泉に泊まって、明日は弘前から小坂、八幡平･松川温泉に行く予定だ。

県境を越えてすぐに、碇ヶ関の温泉群がある。
その次の駅は、今晩泊まる大鰐。

ここも有名な温泉であり、国際的なスキー場でもある。

そして弘前。
ここは、明日バスで再訪するだろう。

青森の駅前には、思い出が多い。
北海道出張の節は、ここでリンゴを一箱買って、土産代わりに家に送ったものだった。

そのころの一箱のリンゴは、家庭の雰囲気をすっかり豊かにしたものだった。

活気いっぱいの賑やかな市場通りには、元気な店番の声や、海産品や農産品の香りが満ち溢れていた。

しかし今の駅前はすっかり綺麗に整理されて、昔の面影をほとんど残していない。

この町は、「コンパクトシティ」構想で、知られている。
今年度は、富山と並んで、国の表彰を受けた。

これは、自動車の発達と共に、ドンドン外側に向かって拡大した都市を、中心部の賑わいを取り戻し、車に乗らない人々や高齢者も暮らしやすくなるように、作り直そうとする考えである。

もちろん排気ガスを減らし、環境に優しい「エコ･シティ」でもある。

電車やバスなどの公共輸送機関を充実させ、役所や病院などの公共施設と住宅を、近くに集めようとしている。

写真が、
http://4travel.jp/traveler/katase/
にありますので、ご覧ください。

エリア 青森

車窓の風景

車窓風景

弁当

昔の青函連絡船乗換えを思い出す
青森駅の長い通路

青森駅付近
青函連絡船「十和田丸？」が係留されている