2007/11/18 - 2007/11/22
4540位(同エリア5393件中)
ニーコさん
久しぶりにバラバラに暮らす家族4人が集まって旅行することになりました。
名目としては、母の還暦祝い。
還暦を迎えた母に、「どこか行きたいところある?」と聞いたところ、「奈良」と即答。
そんな寺&仏像好きな母のナビゲーションにより、奈良の仏像を巡る旅になりました。
奈良・2日目はまず、世界文化遺産でもある興福寺→東大寺から。
※写真は、東大寺にて「紅葉と鹿」。花札みたい…。
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- 家族旅行
- 交通手段
- 徒歩
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奈良、2日目の朝。
前日の夜、早く寝たので、すっきり7時に起床。
ホテルでの朝食は高いから…と貧乏家族は近くの珈琲館でモーニングセット(600円)を食べる。
ハムチーズ・トースト、サラダ、ゆで卵、コーヒーor紅茶。
美味しいし、量も丁度良いし、いうことなし。 -
南都銀行奈良支店(旧第六十八銀行奈良支店)
大正15年築。
長野宇平治設計
近鉄奈良駅近くのレトロな建物。 -
柱のヒツジちゃんがカワイイ♪
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猿沢池
晴天に恵まれました!猿沢池 名所・史跡
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【世界遺産 興福寺】
藤原鎌足の病気平癒を祈願して、夫人の鏡王女(かがみのおおきみ)が天智8年(669年)、京都に建てた山階寺が起源。飛鳥を経て、和銅3年(710年)に現在の場所に移された。
奈良初期には170坊余りの寺坊が並ぶ大寺院として繁栄した。
「五重塔」
高さ50mは、奈良で最も高い建造物とのこと。
光明皇后が発願建立した。興福寺 寺・神社・教会
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「東金堂」
聖武天皇が神亀3年(726年)に建立した。
後ろは五重塔。 -
「国宝館」
中世の時代から幾度となく災害にあった興福寺だが、奈良時代、鎌倉時代に造られた数多くの仏像や美術品が守り継がれてきた。かつて僧侶の食堂であった場所に建てられた国宝館には名仏がこれでもか、っていうぐらい並んでいる。 -
興福寺特別公開パンフレットより
[国宝・八部衆像]
天平6年(734年)創建の西金堂、本尊釈迦如来像の周囲に安置されていたが、西金堂は1717年に焼失。奇跡的に救い出され、現在は国宝館に展示されている。
通常は4体のみが展示されているが、2007年10月20日〜11月25日まで特別公開として、八部衆像が全て展示されていました。 -
絵はがきより
[国宝・八部衆像]のひとつ、1番有名な阿修羅像。
戦いの神、というよりは、むしろ繊細な文学青年といった雰囲気。 -
絵はがきより
[国宝・仏頭] 白鳳時代 -
興福寺特別公開パンフレットより
興福寺本坊の大圓堂は、明治39年に旧大乗院のお堂(江戸時代後期)を移築したもの。
本尊は、秘仏・聖観音菩薩像(鎌倉時代・重文)で、今回の特別公開で寺内では初めて公開されるとのこと。 -
興福寺→東大寺まで歩いていきます。
この辺からもう鹿がたくさんいます。
後ろに見えるのは、奈良国立博物館。
写真ではよく見えませんが、明治28年(1895年)に仏教美術の鑑賞と研究をテーマに設立された博物館で、建物(本館)は明治中期の欧風建築として重文に指定されている立派なもの。 -
東大寺の南大門前に到着〜。
もうそこには鹿がわらわらとたくさんいます。
鹿せんべいを買おうものなら、恐怖を感じるほどたくさんの鹿に囲まれます。
((((( ヾ(゚д゚)人(゚д゚)人(゚д゚)ノ゛)))))東大寺 寺・神社・教会
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【世界遺産 東大寺】
華厳宗大本山。聖武天皇の勅願により、天平15年(743年)大和の総国分寺として建立された。本尊は金堂(大仏殿)に安置された蘆舎那仏。
[国宝 南大門]
東大寺中興の祖である俊乗坊重源が中国・宋から伝えた建築様式といわれる大仏様(だいぶつよう)を採用した建築として有名。
門内左右には運慶作の金剛力士像(国宝)を安置する。 -
数え切れない程の鹿と修学旅行生。
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お土産屋さん。
ドラえもんにピカチュウにアンパンマン…。 -
[国宝 大仏殿(東大寺金堂)]
[国宝 金銅八角燈籠]
大仏殿は創建以来、治承4年(1180年)と永禄10年(1567年)に兵火に罹っていて、今の建物は江戸時代に建て直された3度目のもの。横幅が約3分の2に縮小されているが、それでも世界最大の木造建築である。 -
[大仏(本尊・蘆舎那仏)]
高さ15m。
完成したのは天平勝宝4年(752年)(大仏殿はその5年後に完成したと推定されている)。大仏殿同様、平安時代末期と南北朝時代に兵火で大きな被害を受け、創建当時の姿はほとんど失われた。
大仏の身体に無数の継ぎ目が入っているのは、幾度もの修理を経てきているからである。
創建当時の姿が残るのは、大仏の下半身から蓮華座にかけて。東大寺 寺・神社・教会
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大仏に向かって右手奥の、柱の下方に穴が開いています。
これは「大仏の鼻の穴」と同じ大きさで、この穴をくぐると無病息災のご利益があるとか。
修学旅行の中学生の中で、身体の小さい子が挑戦していました。 -
突然ですが、東大寺境内の公衆トイレにて。
トイレットペーパーが「東大寺シルバー」ですって!
オリジナル・トイレットペーパーとは、すごいですね。
やくみつるさんは当然コレクションに加えていることでしょう…♪(ノ´Д`)ノ -
[東大寺戒壇院]
天平勝宝6年(754年)唐の僧・鑑真が来朝し、大仏殿の前に戒壇を築いたのが、戒壇院の元々のなれそめ。
現在の戒壇院は享保17年(1732年)に建立された。
戒壇とは、受戒の行われる場所で、受戒とは僧侶として守るべき事を確かに履行する旨を仏前で誓う儀式である。 -
東大寺戒壇院案内パンフレットより
ここ戒壇院には[国宝・四天王像]が安置されています。
左から、持国天、増長天、廣目天、多聞天。
天平時代の傑作。 -
大仏殿を離れると、境内でも全然人がいません。
戒壇院の裏から、正倉院方面へ歩きます。
秋らしい光景。 -
味わいのある塀には、瓦が使われています。
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黄色に色づいた、銀杏の木。
こんなにきれいに色づいている木もあれば、近くでもまだ青々としている木もありました。
4年前にこの辺を訪れた時は、もっと全体的に紅葉がキレイだったのですが…。
異常気象と温暖化の影響でしょうか。
私もエコバッグ持とうっと"o(-ε´- *) -
正倉院の門の前はものものしい雰囲気…。
近寄らないように注意されてしまいました。
日通のトラックの荷台から何やら四角い箱を運び出している…。
多分これは、「正倉院展」で展示していたものを正倉院に戻しているところだと思われます。
「2007年10月27日〜11月12日
正倉院は普段は非公開であるが、年に1度、奈良国立博物館で御物の特別 展示が行われる。宝物には、聖武天皇遺愛の品や東大寺の法会に使用された法具など中国の珍器、ペルシャ、インドの工芸品なども含まれ、国際色、種類ともに豊富です。」
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[正倉院]
裏側に周ると、正倉院(外観のみ)を見ることができます。(平日10:00〜15:00)
中にはお宝がざくざく入っている?
と、思いましたが、現在は新宝蔵に保存されているそうです。
宮内庁の正倉院HPをお見つけました↓
http://shosoin.kunaicho.go.jp/
1250年前の建物なんだ〜…w(゚o゚;)wスゴイ!! -
高床式、校倉造り…
なんか昔日本史の授業で習ったような、かすかな記憶…。 -
正倉院→二月堂に向かって歩いていきます。
木漏れ日に鹿。
この辺はまだあまり紅葉していないですねー。 -
二月堂へ登って行く坂道。
ここの景色は、しっとりと落ち着いて良い感じです。
スケッチをしているグループもいました。 -
二月堂まではまだまだ上ります。
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[国宝 二月堂]
「旧暦2月に「お水取り」(修二会)が行われることからこの名がある。二月堂は平重衡の兵火(1180年)、三好・松永の戦い(1567年)の2回の大火には焼け残ったとされているが、寛文7年(1667年)、お水取りの最中に失火で焼失し、2年後に再建されたのが現在の建物である。本尊は大観音(おおがんのん)、小観音(こがんのん)と呼ばれる2体の十一面観音像で、どちらも何人も見ることを許されない絶対秘仏である。」(Wikipediaより) -
上ってきただけあって、二月堂からの景色は素晴らしい!
広大な東大寺、その向こうに奈良市街を見ることができます。 -
こういうのって、どうしても写真を撮らずにはいられません。
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二月堂の階段。
模様が彫られています。 -
[国宝 法華堂(三月堂)]
「境内の東方、若草山麓にある。東大寺に残る数少ない奈良時代建築の1つであり、天平仏の宝庫として知られる。東大寺の前身寺院である金鐘寺(こんしゅじ)の羂索堂(けんさくどう)として建てられたもので、記録により天平15年(743年)までには完成していたと思われる。建物の北側約3分の2(参道側から見て向かって左側)の、仏像が安置されている部分が天平時代の建築で、南側の礼堂(らいどう)部分は鎌倉時代の正治元年(1199年)頃に老朽化した天平建築を取り壊し再建したものである。」(Wikipediaより) -
三月堂(法華堂)には、国宝の仏像がこれでもかというくらいいっぱい安置されています。
不空羂索観音立像
日光・月光菩薩立像
梵天・帝釈天立像
金剛力士立像
四天王立像
執金剛神立像(秘仏)
吉祥天・弁才天立像(重文)
不動明王二童子像(重文)
地蔵菩薩坐像(重文)
国宝12体、重文4体。
国宝仏像銀座状態です。 -
東大寺を抜けて、春日大社方面に歩いていきます。
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鹿、その1
まだかなり若くて、愛らしい。
バンビちゃん。 -
鹿、その2
ふてぶてしく、立派な雄。 -
鹿、その3
親子の鹿。
お母さんの股の間にぐいぐいと顔をつっこんで、お乳を飲もうとしているボクちゃん。 -
そろそろお腹が空いたので…
春日大社に通じる、歴史の道入口近くの食事処に入りました。
奈良っぽいもの…と思い釜飯定食を注文。(奈良っぽいのかどうかわかりませんが、この近辺で何軒か釜飯屋さんを見かけたので)
20分程待ち、炊きたて熱々の釜飯とおかず、漬物、赤出汁のセット。 -
具材が豪華なわけではありませんが、素朴で具沢山で、何よりも炊きたてで美味しかったです♪
|*´∀`)ノ*★*―――――――――――――*★*
「2007秋 奈良・京都の旅(3)」に続きます…
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぺっぺさん 2007/12/01 13:43:03
- 二月堂!しっとりですね。
- ニーコさん
はじめまして。
奈良〜京都の旅行記にお邪魔しました。
奈良の二月堂の白壁の階段はほんとうっとりするくらい素敵な
ところですよね。
写真に写したくなるスポットがいっぱいあるの、うなずけます!
どれも素敵な写真ばかりで楽しませて頂きました。
先週末も、ちょうど奈良&京都に行ってましたが、
奈良は京都に比べて観光客が少なくてしっとりしていて
味わい深いですよね。
またお邪魔しま〜す♪
ぺっぺ
- ニーコさん からの返信 2007/12/01 14:09:57
- RE: 二月堂!しっとりですね。
- ぺっぺさん、はじめまして!
ご訪問&書き込み、ありがとうございますm(_ _)m
ぺっぺさんの京都旅行記、拝見させていただきました。
紅葉、ものすごくきれいに撮られてますねー。
見とれてしまいました!
私は3連休前まで奈良・京都に行ってましたが、それでも京都の人出はすごかったです。
紅葉の名所、東福寺に行きたいとは思っていたのですが、人が多そうなので今回は敬遠しておきました…。
でも、キレイですね♪
行っておけば良かったです…。
その点、やはり奈良は京都より人が少なくて、落ち着いた雰囲気で、そこがまた良かったです。
またゆっくりお邪魔させていただきます☆
ニーコ
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