2007/08/14 - 2007/08/14
3020位(同エリア4008件中)
ぬいぬいさん
30年ぶりに京都へやってきました。今年の夏の休暇は1週間の中日本、西日本方面の旅で、京都の滞在時間は40数時間。限られた時間の中で京都を最大限に満喫しようという欲張りな旅。それもお金をかけないでという難問を抱えて・・・とにかく寸暇を惜しんで歩き回らなければ・・・と言うことで、昨日は着いた早々夜9時まで動き回りました。
2日目は早朝より清水寺方面の朝の散歩。帰ってひと休みしてから今度は地下鉄に乗って先ずは同志社大学へ。そのあとは南下して京都御所を抜けて京都市役所、三条、四条いったんホテルに戻って今度は京都大学へと今日もめまぐるしく動き回りました。夕方また宿に戻って今度は清水寺の宵まいり、そして仕上げは花見小路。今日も一日長かった。朝と夜は別な旅行記で紹介済みなのでここでは日中の動きを紹介しましょう。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
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これがヴォーリズの作品のアーモスト館。学生寮の建物です。
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朝の散歩を終えて今日は地下鉄に乗って一路同志社大学へと向かいます。大学って実は歴史的建造物の宝庫なんですよ。東京でも東京大学、慶応大学、明治学院大学など足を何度も運んでいますがどこも見ごたえある建物満載です。同志社大学はキリスト教系の学校ですからこのような礼拝堂がありました。今回の目的はキャンパス内にあるヴォーリズの作品の見学です。
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同志社の正門を出ると正面に京都御所の北側の入り口今出川御門があります。
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御所の塀、こんな感じで四方を取り囲んでいますが1辺が600m位ありました。皇居も同じようでしたが厚めに敷き詰められた砂利の道すごく歩きにくいですね。あまりの歩きにくさに堀の向こうにある塀に沿った犬走りに飛び乗ったら、いきなり警報の大きなブザーがなってしまいビックリ。あわててもとの砂利へと飛び移りました。どうやらセンサーが張り巡らされていたずらできないようになっているようです。
いやーびっくりしたなあー も〜・・・。 -
ご覧のような立派な門が4ヶ所くらいついていました。
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白の漆喰壁の角になにやら風情のある住所の表示板を見つけました。下に仁丹のレトロな懐かしいマークが入っています。表に回ると・・・
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なにやら由緒ありそうなお宅です。壁に貼られた由緒書をみると・・・ここが探していた新島襄宅でした。
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描いていたイメージはこちらの洋館だったため和風の建物を見てもピンとこなかったわけですね。洋館の裏には和館が残されていました。
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この往願寺の境内の水屋の水を地元の人たちが何人もペットボトルに詰めているので聞いて見ると、おいしいとのこと。せっかくなので味わってみましたが普通の水でした。そう考えると昨日飲んだ清水寺の音羽の滝の水はうまかったなあ〜。
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ここから京の老舗を2軒ご紹介しましょう。先ずこちらはおなじみ一保堂茶舗。このお店の創業は今から約290年前の享保年間(1717年)のこと。近江商人の渡辺伊兵衛が、京都のほぼ中心に位置する寺町二条に、茶、茶器、陶器を扱う店として「近江屋」を出したのが始まりでした。そのうち、近江屋の扱うお茶の品質の良さは評判を呼び、やがて、今から約160年前、弘化3年(1846年)皇族の山階宮より「茶、一つを保つように」と「一保堂」の屋号を賜ったそうです。
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そしてもう一軒、一保堂の数十メートル先にある村上開新堂 こちらのお店は京都最古の洋菓子店。創業は明治37年だそうで昔ながらのクッキーやロシアケーキを焼いているお店です。
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京都市中京区の木屋町通二条の高瀬川に酒樽を載せた一艘の船が浮かんでいます。
ここが、森鴎外の小説「高瀬舟」でも知られる高瀬川の起点になります -
高瀬舟の荷物の揚げ降ろしする船溜所を「船入」といい、最上流の「一之船入」から二条〜四条間に9ヶ所あったようですが、現在はこの「一之船入」しか残っていません。
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高瀬川の向こう側に見つけた大村益次郎遭難碑と佐久間象山遭難碑
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京都御所より、あちこちちょこちょこ寄道しながら歩いてきて、ようやく市役所までたどり着きました。こちらも昭和初期に建てられた近代建築。近代建築を訪ねてのブログで詳しく紹介しています。
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信長公廟の看板の後ろにある石塔が信長の墓所になります。
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こっちらの建物は、京都市役所の反対側のビルに囲まれてひっそりと隠れていたお寺。織田信長が家臣の明智光秀に討たれたあの本能寺です。
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本能寺の境内から寺町通りに抜けると、そこには銀座にもある鳩居堂のお店がありました。銀座の老舗とばかり思っていましたが、創業は京都だったんですね。1663年 熊谷直心が、ここ京都寺町の本能寺門前で、薬種商をはじめたのが「鳩居堂」の創業だといいます。はじめは薬屋さんだったんだ。それにしても創業340年以上続くお店。すごいなあ〜
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さらに150mほど南下すると、古い洋風の建物が軒を連ねる三条通へ出ます。こんな建物が並んでいる姿を見ると、ここはどこ?・・・って感じにもなります。
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そんな建物の横にこんな昔ながらの足袋屋さんがあったりで面白い町並みです。
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この赤レンガは東京駅でおなじみの建築家辰野金吾の作品。もとは日本銀行京都支店の建物ですが今は博物館として使用されています。
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中に入ると2階まで吹き抜けになっていて銀行の頃の名残を感じます。
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こちらは烏丸通を東に少し入ったところにある頂法寺の六角堂 お堂が六角形の形になっています。
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この辺りは町屋を改造した飲食店が並んでます。そろそろお昼。腹減ったあ。今日のランチはどこにしようかな?
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今日のランチはここで決まり。セカンドハウスという東洞院通りにあった町屋を改装したイタリアンレストラン。1階がおしゃれなカフェとケーキのお店、2階がパスタのレストランになっています。人気のお店のようで食事の間ずっと10人くらいの人が並んでました。
結局選んだ料理はカルボナーラのパスタ。なかなかいけてました。 -
お腹もいっぱいになってさらに南に200m程下がると京都の台所 錦町市場に出ました。旅先で市場にでかけるのが大好きで国内外を問わず、必ず出かける場所が市場です。
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意外に狭いアーケードの商店街になっているこの市場。昼過ぎなのに人であふれていました。
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旅先なので、生ものが買えなくて残念。
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錦市場の入り口にあった錦天満宮 入り口の提灯が印象的でした。
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偶然入った古着屋さん。すごくおしゃれな入り口の入って2階に上がるとやたらでっかいホールにアメリカンカジュアルの古着がいっぱい。アメカジ派の私にはたまらない商品が所狭しと並んでいます。私の大好きなブランドのアバクロやホリスター、アメリカンイーグルなど結構混じっていて、とにかく安い。大量に仕入れたい気持ちを抑え、とりあえず汗だくのシャツの着替えでアメリカンイーグルのポロシャツを1枚購入。なんと400円。セール期間中とは言え馬鹿安です。
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隣にあったこのお店も古着屋さん いかにも京都といった店構えですが真っ白に塗りたくられて不思議な雰囲気でした。
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いったん四条通まででて鴨川沿いの川床を眺めます。
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夜とはまた違った顔ですね。
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先斗町の小道も夜とはまた違った雰囲気になっています。
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日中は営業しているお店も少ないせいか、人通りもまばらです。
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夕方は京都大学に行く予定で一度ホテルに戻ります。まだ入っていなかった平安神宮の境内を散策
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お守りを売っていたこの巫女さん・・・京美人でした。
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一度ホテルに戻ってから百万遍の京都大学へと向かいました。京大も東大と同じく歴史的建造物の宝庫。今回の京都の近代建築を訪ねる旅の目的地でもあります。詳細は近代建築を訪ねての京都編で紹介済みのため、ここでは2つだけの紹介に留めます。
こちらは正門を入って正面の時計台のある百周年時計台記念館 大正14年(1925年)に竣工した建物です。 -
これは文学部陳列館
大正3年(1914年)の建築です。そのほかキャンパス内に数多くの歴史的建造物があります。 -
京大からの帰りはバスに乗って祇園に向かいました。
まずは八坂神社 -
軽く参拝して周辺を散策します。
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そろそろ祇園の料理屋さんも開店準備に入っています。
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日暮れまでもう少し時間があります。今晩は清水寺の宵まいりに行くので一度ホテルに帰って一休み、ひと風呂浴びてから出かけることにしましょう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- jyugonさん 2007/09/07 01:05:30
- 超ハードな旅
- ぬいぬいさん はじめまして、こんばんは。
超ハードな酷暑の夏の京都へようこそお越し下さいました。
いらしていた頃は地元の人間でも出来るだけ外には出ないでおこうと
思うほど暑い時でした。
「ご立派!!」拍手をしてさし上げたいくらいです。
何を隠そうこの旅記にはご近所さんがいっぱいでした。
何処とは申しませんが我が家のお隣も・・・
こうして改めて見せて頂くと一段と建築物の良さが引き立つ感じです。
毎日のように通っているといつもの風景になってしまって・・・
ぬいぬいさんがお気づきのように京都には近代的な建物のように見えて
表だけは当時のままの姿を残して建て替えられた建物も多くあります。
バブリーな頃に建て替えをした所は全部を壊して建て替えるよりも何倍もかけて一部を残して建て替えるという工法がとられていました。
そのお陰で現在のような姿が残せているところもたくさんあります。
ぬいぬいさんがお昼と召し上がったセカンドハウス(パスタの店)の向かいにある公共施設(ウイングス京都)も一部を残して建て替えられたものです。本来ならば京都在住の者がぬいぬいさんのように紹介しなければなりませんのにね。
錦市場はずいぶん変わりましたが、イートイン出来るところも増えていますのでそんな所も面白いかもしれませんよ。
今度また錦天満宮へお越しならば、ぜひそこのお水を召し上がってみて下さい。こちらも名水です。
毎朝汲みに行かれる方もいらっしゃいます。
今回でまた京都への思いに火が着いたようですので、また秋にでも
錦秋の京都を味わいにいらして下さいませ。
長々と失礼致しました。
またお邪魔させて頂きます。
jyugon
- ぬいぬいさん からの返信 2007/09/08 09:45:16
- ほんとに 超ハードな旅でした
- jyugonさん おはようございます
書き込み・訪問いただきありがとうございます。
歴史的建造物、特に明治・大正・昭和の初期にかけての建物と、古い街並みを散策するのが大好きで関東近県を中心に活動していますが、今回は久しぶりに関西方面への遠征となりました。
そんなわけで限られた1週間の旅で、寸暇を惜しんで歩き回りました。
でも、帰ってから写真を整理すると、うわあ〜アレも見てない、これも見忘れたというものが多く、特に西本願寺まで行っていながら龍谷大学を見忘れたり・・・
ちょっと後悔してます。
でも、今年の関西は暑かったですね。関東はもっと暑かったようですが・・・。
jyugonさんのご近所をふらふらしてたんですね。
久しぶりの京都 すっかりはまってしまいこの秋にも今度は女房を連れてまた出かける予定です。
今晩また余った18きっぷを使って、東海道の関宿と名古屋に出かけます。
まだ、夏の旅行の写真の整理がついていないのに、また写真がたまりそうです。
徐々に残りの写真もアップしていきますのでまた遊びに来てください。
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