2007/08/15 - 2007/08/15
2803位(同エリア3742件中)
ぬいぬいさん
京都3日目の今日、次なる目的地大阪に向かいます。残された滞在時間はお昼まで。朝の散歩を終え、荷物をまとめてホテルをチェックアウトし、まずは京都駅へと向かいます。駅で荷物を預けて駅の周辺を散策します。東本願寺、西本願寺、島原、東寺、京都博物館、三十三間堂残りの時間でこれをすべて回れるか。とりあえず京都最後の散策をスタートです。
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- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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京都の最後の散策は洛中です。思えば今回の京都、あまり神社仏閣を回っておりませんでした。
そんなわけで最後くらいは、せっかくの京都、神社仏閣めぐりをと言うことで、荷物を駅に預け身軽になって先ずは東本願寺に。 -
東本願寺は、浄土真宗「真宗大谷派」の本山で「真宗本廟」といいます。この阿弥陀堂は1895年(明治28年)に再建されたもので、ご本尊は阿弥陀如来を安置しています。
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こちらの門は小ぶりな阿弥陀堂門
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世界最大の木造建築物である御影堂はご覧のように改修工事中で見ることができませんでした。これも隣の阿弥陀堂と同じく1895年(明治28年)再建されたもので、宗祖・親鸞聖人の御真影(木像)を安置しています。
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いや〜この手水舎の龍は見事ですね。
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もうひとつある大きな門は御影堂門。なかなか立派なもんだと思ったら、知恩院、南禅寺、そしてここ東本願寺の門を京都三大門と呼んでいるそうです。
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門周りの装飾もなかなか凝っています。
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周りに巡らせたお堀の中に睡蓮を発見
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蓮の花っていいですよね。今回の旅でもいろんな場所で睡蓮の花を眺めました。
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南側にめぐらされた塀だけちょっと違って白壁のなまこ塀になっていました。
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南側の門は何故か武家屋敷の門の雰囲気です。
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次に向かったのは西本願寺。この太鼓楼は慶應三年(1865)三月より新撰組の屯所として使われていましたた。
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ちょうど終戦記念日のこの日は、戦没者の法要をやっていまして、誰でも入れるのでしばらく本堂のなかで行なわれている法要を見ていましたが、仏教の世界でも雅楽ってあるんですね。法要が始まって10数人の僧侶の一段が現れてお経が始まるのかなと思っていましたら、笙や太鼓や横笛をかなで始めてびっくり。結構長い演奏の後、ようやく読経が始まりました。
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この西本願寺は世界文化遺産にも登録されており、この総御堂は宝暦10年(1760)再建された、東西42メートル、南北45メートル、高さ25メートルもあるかなり大きな建物です。中央に本尊阿弥陀如来像、また、左余間は現在、仮御影堂とし、親鸞聖人の御真影を安置しています
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この唐門は桃山時代の伏見城の遺構といわれ、豪華な装飾彫刻を全体に施した四脚門です。 建築細部にみられる彫刻は、これを丹念に眺めていると、日の暮れるのを忘れるといわれ、たとえて「日暮門」といわれています。
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島原大門
島原は、豊臣秀吉の時代の寛永18年(1641)に六条三筋町から移されたわが国最初の公許の花街です。当時、周囲を塀で囲まれ、東側と西側に門を設けそこから出入りしていました。何度か移転や火災による焼失があり、今の門は慶応3年(1867)に建てられたものです。
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最近映画でも話題の輪違屋。ここは、太夫や芸妓をかかえていた由緒ある置屋で、元禄年間の創業と伝えられています。
現在の建物は、安政4年(1857年)に再建され、その後増改築を行い明治4年に今の姿になったといわれています。 -
入口のくぐり戸から中を覗くと「観覧謝絶」と大きく書かれていたため内部は見れませんでした。営業中のお店ではありますが、やはり、『いちげんさんお断り』の世界ですから何らかのコネクションがないと入れないようです。残念
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外から見るとこの格子戸と輪違屋のマークの入った照明がいい感じですね。
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いやーっ 実にいい・・・・。
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輪違屋の少し先にある角屋。島原には、揚屋と置屋があり、揚屋は太夫、芸妓等を一切かかえず、置屋から太夫等を呼んで宴会を催す場でした。この角屋は島原開基以来連綿と家督を維持守成してきた揚屋です。
角屋の建物は、揚屋建築唯一の遺構として国の重要文化財にしていされています。 -
角屋もてなしの文化美術館として開館しているようですが、期間限定の公開で夏のこの時期は休館中とのこと。見たかったなあ。
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平安時代、京の中央を南北に朱雀大路が貫き、その七条以北の東西にふたつの鴻臚館が設けられておおり、この島原付近は東鴻臚館址にあたる場所だそうです。
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島原を後にして300mほど南に下ったところに梅小路機関車館があります。この建物、もと旧二条駅舎で、明治37年(1904年)に京都鉄道株式会社によって、本社社屋と駅舎を兼ねて建設されたわが国最古の木造駅舎です。
今はここに移築・復元され、同館への入場口として使用されています。 -
更に南に500m程行くと東寺に着きました。今日も暑い。京都駅を出てからここまで既に4キロは歩いているのでは・・・。もう汗だくです。
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蓮池の向こうに五重塔が見えています。拝観料を払って中に入ります。
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はすの花を見ると何故か条件反射でシャッターを切ってしまいます。今日は東本願寺に続いて2度目です。
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CCDにゴミがついていたようで、せっかくの京都らしい風景なのに上に線状のゴミが写ってます。デジイチのCCDのゴミってくせものですよね。エアでは吹き飛ばないし。結局旅の終わりまで青空を撮るたびにこのゴミついてました。家に帰って即刻メーカーのショールームで掃除しました。次に旅からはきれいになってます。
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東寺も京都で17箇所世界文化遺産に指定された神社仏閣のひとつです。そう言えば今回の旅で、京都の世界遺産を意識した動きをしていなかったため、結果的に行ったところは清水寺、銀閣寺(入口のみ)、今日の西本願寺、そしてここ東寺。結局4箇所だけで終わってしまいました。
秋に来る時は、世界文化遺産〜京都〜を意識した旅にします。 -
寺院としての起源は8世紀末まで遡ります。平安京の正門にあたる羅城門の東西に「東寺」と「西寺」という2つの寺院の建立され、それぞれ平安京の左京と右京を守る王城鎮護の寺、さらには東国と西国とを守る国家鎮護の寺という意味合いを持った官立寺院だったそうです。この東寺は後に弘法大師空海に下賜され、真言密教の根本道場として栄えました。その後、弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、現在もも京都の代表的な名所として存続しています。
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東寺には創建当時の建物は残っていませんが、この南大門、金堂、講堂、食堂が南から北へ一直線に整然と並ぶ伽藍配置や、各建物の規模は平安時代のまま受け継がれているそうです。
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この五重塔(国宝)は、高さ57メートルの日本最高の塔で、寛永20年(1643年)に、徳川家光が奉納したものです。57mというと18階建てのビルに相当する高さです。
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池に浮かぶ小島を見るとたくさんの亀が乗っています。
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ようやく最後の京都らしい光景を見たような気がします。
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歩きつかれてへばってしまい、東寺の目の前のバス停から京都博物館の側まで行くバスを見つけ、バスに乗りましたが、これが大失敗。循環バスの反対回りのバスで4分の3周の反対側が目的地。結局途中大渋滞に巻きこまれバスに乗って1時間後に博物館に着きました。これじゃ歩いたほうが早かった。土地鑑がないとこういうことってありますよね。
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ロダンの「考える人」バックの京都博物館の建物に溶け込んでますね。
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建物が見たくて博物館にきましたが、入館料を払わないと中に入れず、建物だけ見て帰るつもりでしたが、せっかくなので駆け足で中もさらっと見学しました。
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本当は、時間の余裕があればじっくり見たいところですが・・・。
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京都国立博物館の正門は、博物館と同じ赤坂御所(現迎賓館)の設計者である片山東熊の設計によるものです。建物もこの門も実に見ごたえのあるものです。京都の近代建築の中でも必見の建物です。
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京都最後の訪問先は三十三間堂。本堂は文永3年(1266)に再建されたもので、長さが33間あるのかと思ったらそうではなく、本堂の柱の間が33あるからだとな。ちなみに柱間は2間あるそうなので実際は66間(約120m)になります。
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江戸時代、お堂西側の120mの軒下を一昼夜で何本の矢を射通すかという「通し矢」がさかんでした。 現在でも1月中旬に新成人たちによる全国弓道大会が催されています。ただし60mの距離で行なわれているそうです。
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約120mの本堂の中には中央のご本尊の左右を埋め尽くすように木造千手観音立像が1,001躯並んでいます。内部は撮影禁止のためお見せできないのが残念です。表からこの写真を撮っただけで中の坊さんが飛んできて画像を消せとすごい勢いで怒られました。
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三十三間堂は通称で正式には蓮華王院本堂と言うそうです。
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今年の夏の旅での京都散策は終わりました。それにしても今年の京都は暑かった。久しぶりの京都でしたがすっかり京都の町に魅せられてしまいました。秋の紅葉の頃今度は女房を連れてまた来ることになりそうです。そろそろ次に目的地大阪に向かいます。
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