2007/06/15 - 2007/06/16
347位(同エリア419件中)
耕坊さん
太宰治は1909年の生まれ。
もうすぐ生誕100年。
太宰の生家、斜陽館は北国の巨大な屋敷だった。
向かいの津軽三味線会館では生演奏に酔う。
泊まりは鯵ヶ沢温泉。
弘前は津軽藩ねぷた村で『ヤーヤドー』に圧倒され、
フランス料理に舌鼓。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー JALグループ JRローカル
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太宰に出会ったのは40年ほど前の事。
やっと斜陽館に来ることができた。
10年早ければ泊まることができたのに。
明治40年の建造物にしてはシッカリしてるなー。 -
建築した津島家6代目源右衛門は当時の青森で金持ちとして5本指に入っていたようだ。そりゃそうだろうな。なにせ宅地680坪 建坪約400坪もあるそうだ。
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洋館造りというのか、いかにも明治のお大尽の家と言う感じがする。
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蔵の入り口。
お大尽さまの家には必ず蔵があった。
夏でもひんやりする処だった。
正面は太宰の絵を描いた小さなねぶた。
五所川原特有の立佞武多(タチネブタ)は高さ22メートルの物もある。
しばらくはそんな大きなものは作らなかったそうだが
昔の図面が発見され、それにより作られるようになったそうだ。 -
このような柱時計少なくなりました。
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屏風の漢詩の中に『斜陽』という文字がある。
太宰はここから題名に使ったのだろうか。 -
中庭をへだてて遠く津軽富士と言われる岩木山が見える。少し雪が残っていた。
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斜陽館を出ると向かい側に津軽三味線会館がある。
津軽三味線発祥の地である。
三味線の歴史・民謡・郷土芸能を紹介する展示があ
る。
目の前で行われる三味線の生演奏は圧巻である。 -
金木駅に向かって歩いていくと太宰が『疎開した家』という看板が目に付いた。
こじんまりした家である。
ここで三つほど作品を書いたそうだ。
ちょうど地元のテレビ局が取材に訪れていた。 -
太宰が文壇登場後居宅とした建物として唯一現存するとの文字が見える。
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津軽鉄道は全12駅冬はストーブ列車、夏は風鈴列車となる。
金木駅はきれいな駅で拍子抜けする。 -
当然のことながら単線である。
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線路はサビだらけ、車両は一両だけ。
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沢山サビの出た車両のプレートには『走れメロス』と書いてあった。
乗客はまばらであるが地元の人の大きな話し声が聞こえる。それは意味が分かろうと頑張っても分からない難解なおしゃべりであるが大変耳に心地よい。 -
鯵ヶ沢温泉『水軍の宿』に泊まった。
30万年前の海水が温泉となって湧き出している名湯だそうである。
メールでお料理についての注文など聞いてくれてとても気使いのある宿であった。
朝食でも六種類の家庭料理風のお惣菜がついておいしかった。 -
二日目五能線で弘前へ。
駅から弘前城のそばにある津軽藩ねぷた村へ。
弘前ねぷたは扇型が特徴。
青森や五所川原はねぶた(濁音)だが弘前ではねぷた(半濁音)なのだ。掛け声もそれぞれ違っていて青森はハネトが跳ねながら『らっせーら・らっせーら』というが弘前では『やーやどう』と言って跳ねずに練り歩く。
この祭りの起源は諸説あるようだが、農作業の時の眠気を覚ますところから来ているという説が面白い。 -
ここではお囃子の太鼓を叩かせてもらえる。
予想外に大きな音がするものだ。
続いて津軽三味線『山絃堂』にて三味線の生演奏を聴く。お年寄りと若者と二人で演奏する。迫力があった。 -
弘前は思ったより都会的でなんとフランス料理の店が多いのだと言う。まさか青森でフランス料理を食べようとは思いもしなかったが、老舗の山崎というレストランに入る。雰囲気は良い。そしてお料理もなかなかおいしくて良かった。
タクシーの運転手も人が良いし、津軽の景色が大変良い。気に入ってしまった。
次回は三味線と民謡を聞きたい。
それとぜひ弘前城の桜を見に来よう。
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