2006/11/18 - 2006/11/23
323位(同エリア457件中)
瑞樹さん
日本人の辿ってきた過ちを知る一日。
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そして、ホテルを出発して凡そ3時間。タイ西部、ミャンマーとの国境に程近く、クウェー・ノーイ川とクウェー・ヤイ川の合流点の東側にある街・カンチャナブリーへ到着。
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その昔アユタヤ王朝は幾度と無くビルマと戦いを重ねました。その防衛の為に作られた街です。因みにブリーとは”市”という意味なので、カンチャナ市ってことですね。
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写真は、確か小学校。バスが停まった広場の近くにありました。
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で、こちらはその広場から歩いていった先にあるタウン・ゲート。多分。この辺りは特に歩道が無いので、気をつけて歩いて下さいね。
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周囲は、以前の歴史を感じさせないような長閑な雰囲気。緑が濃くて気持ちが良いです。しかし行く先にあるものは、JEATH戦争博物館。日本人なら、一度は訪れなければならないところだと思います。私がこのツアーを選んだのも、この博物館と泰緬鉄道乗車があるからでした。
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JEATHとは、J=Japan E=England A=Australia T=Thai H=Hollandの頭文字を取ったもの。DEATH博物館という案も有ったそうですが、その名の通りの展示内容でした。
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博物館はワット・チャイチュンポンの敷地内にあります。入口はこんな風に明るい感じですが、中に入ると緑溢れながらも静かで厳かな雰囲気です。それもその筈、僧侶によって管理されていて、兵士たちの供養をしているそうです。
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博物館自体は、当時の捕虜収容所を再現してあるそうで、竹で作られ余り大きくはありません。
が、その展示には涙せずにはいられませんでした。じっくりと見ていく被害者であろう子孫の白人観光客の横を、加害者である子孫の、時間のない私たちは急ぎ足に見ていくのですが、それでもその余りの卑劣さには突き落とされたような感覚になりました。 -
当時のやせ細りながらも過酷な労働をさせられていた捕虜たち、横になる幅もなく30cmほどしか与えられなかった寝床などの写真、新聞記事、当時使われていた食器や武器、ヘルメット、家族に宛てた手紙などが展示されていますが、何よりもその捕虜収容所の劣悪さ、拷問の様子を描いた絵が衝撃的です。
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どうしてこれ程までに人間は残酷になれるのでしょう。何も特別な人が戦争に行った訳ではないから、私も戦争に行ったらこんな風になってしまうのか?
そう思うとぞっとします。しかし日本人が犯した、紛れもない事実ということを、現地で知る意義があります。それも、旅の利点。私たちはこれを知る義務があるし、反省する責任もあります。 -
そして忘れてならないのは、今も世界でこういった争いが行われているということ。残念ながら、私は人間が居る限り戦争はなくならないと思っていますが、この思いが間違いだったと思える日が、早く来ることを願っています。
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写真は、ワット・チャイチュンポン内で爆睡する犬。ほかにも木陰の煉瓦にはまりながら寝る犬や、自由に歩き回るチャボなどが居ました。こんな平穏な日が、続きますように。
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JEATH戦争博物館の後は、再びバスに乗り少し移動。車窓からは、花々が植えられ明るく穏やかな雰囲気の連合軍共同墓地が見えます。
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泰緬鉄道の建設工事で飢えや病気で亡くなった連合軍捕虜の方々6982柱の御霊が静かに眠ります。捕虜の生存者に対しては、日本政府は1951年のサンフランシスコ講和条約に基づき、一人あたり73ドルを支給しているそうです。そしてこの墓地は、名誉の死を遂げた兵士たちにタイの人々が寄進した土地なのだとか。
上の写真は、確かイギリス人墓地。こちらは日本人は入場禁止なのだと聞きました。戦争は、いつまでも終わらないものですね。 -
バスを降りると、周辺はマッサージ屋も併設された大きな土産物屋やちょっとした飲食店などが並んでいます。
歩いて行くと、かつて泰緬鉄道を走っていた機関車が展示されていました。 -
その後、クウェー・ヤイ川沿いにある日本軍慰霊塔へ。私たちも、お線香をあげ、手を合わせてきました。慰霊碑には、上からタイ語、日本語、英語で次のように書かれています。
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この慰霊碑は、第二次大戦中 泰緬鉄道建設に従事し亡くなられた連合国軍並びに関係の方々の霊を慰めるために 昭和19年2月当時の日本軍によって建てられたものであります。
在タイ日本人有志は 毎年3月 亡くなられた方々の霊を慰めるためにここに集り 慰霊祭を行っております。 -
”戦争を知らない世代”である私ですが、こうした経験をするだけでもかなり堪えます。戦争は良いものを何も生みませんね。
慰霊碑のある公園で、時に鮮やかな色の革をデザインするおじさんが居ました。とても見事な装飾でした。暑い中で大変だな〜。
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