旅の始まりはシンガポールスリング　　バンコク旅行記１

2006/11/18 - 2006/11/23

普段長期の休み以外にはなかなか海外へ行かれないのですが、記念すべき？勤続10年の休みが貰えたので、それと連休、有給を引っ掛けて今度は「微笑みの国」タイへ行ってきました。タイは以前から行きたかった国のひとつで、本当は去年行こうとガイドブックまで買っていたのです。が、今回縁あってまた素晴らしいツアーメイトに出会い、こうして旅することが出来ました。

出発までに、このツアーを催行する某大手旅行会社J○Bの不手際が発覚し初めての利用で「もうJ○Bは使うものか！」と決意しましたが、旅自体は良いものでした。

エリア バンコク(タイ)

11月18日（土）。今回は往復シンガポール航空利用の直行便利用。実はシンガポール航空は私が初海外のトルコで利用した思い出の？航空会社。何よりCAの制服が可愛くてサービスもよし、機内食も選べるし、アルコールも無料だし、設備も充実していて好きなのです。

で、今回は出発時間も良くて9:25成田発。夕方にはバンコクへ着き、ちょっと遊べるではないの。

ドリンクサービス（白ワイン＆ピーナツ）の後昼食が出てきて、私は和食をチョイス。なんと「菊乃井」の村田吉弘氏オリジナルのメニュー。

前菜の盛り合わせ、冷たい季節の麺（うどん）、鶏肉の味噌照り焼き、季節の野菜（茄子など）、香味ご飯（栗ご飯）、煎餅、パン、バター、フォションのカップアイスクリーム。
食器こそエコノミーのものですが、メインも程よく温かいし、あぁ、機内食独特の味がしないわ〜普通のレストランで頂いている感覚に近い。
それから、シンガポールスリングを頼んで作って貰いました。シンガポールスリングといえば、1915年、シンガポールのラッフルズ・ホテルのバーテンダーが最初に作ったのが始まりの、ジンベースのカクテル。
今回もCAさんは皆綺麗な方々ばかりで、民族衣装のような素敵な制服が良くお似合いです。柔らかな笑みと共に提供されるサービスは一流。そうそう、男性のCAさんも、イケメンが多いのだよね（←勿論このイケメンだって、良い仕事あってのもの）。

機内ではそんな食事やドリンクを楽しみつつ、映画「同い年の家庭教師」を観る。ただ日本語吹替＆字幕ではなかったので、韓国語のリスニングに英語字幕で楽しみました。面白かったけれど、きっと消化し切れていないので、もう一度ちゃんと観たいところ。あの年齢でダブりとはいえ高校生役を出来てしまうクォン・サンウ、凄いわ〜。キム・ハヌルも、コメディいけてる！文化祭の場面、可愛かった。

さてこの映画を観終わった後は、又しても韓国映画「王の男」。こちらも韓国語＆英語で。イ・ジュンギ、大人になったな〜。途中までしか観られなかったから、帰りに続きを見ようっと。

そんなこんなで、9:40に離陸した飛行機は、13:50にバンコクの新しい空の玄関口「スワンナプーム国際空港」に到着。旅客ターミナルビルの総床面積563,000?は世界一の広さを誇り、9月28日に開港したばかり。出迎えてくれたのは、

流石！VIRULHOＫという神様がお出迎え〜。3mはあったでしょうか。

この空港に一体どれだけ神様がいるんでしょーか。もうこれだけで、タイに来た！という気分満々。

スーツケースをピックアップして、15:15にバスで空港を出発。あ、因みに今回は現地ガイド付き（添乗員なし）のパッケージツアーです。

新しく広い空港です。

空港から市内へ向かう道脇にも、こんな風に神様が。私がタイに親近感を覚えることのひとつに、日本と同じ様に神様が沢山居る、ということがあるかも知れません。自然が豊か（水や緑が豊富）なところは、概して神様を沢山授かっていますよね。それは一神教のように厳しい自然に耐えなければいけないことが無く、自然を身近に感じ、自然と共存して生きていくことから色々なもののなかにも神を見出す考えが息づいているからでしょう。

いや〜やっぱりバンコクは暑い。早速上着を脱いで、夏仕様に。
結局ホテルには16時過ぎに到着。今回の宿泊は、バンコク随一、いやタイ一の高さを誇るバイヨークスカイホテル。高さは309mあり、ホテルが入る複合施設としてはタイで1番、アジアでは2番目に高いビルだそう。

1998年オープンなのでさほど新しくはありませんが、部屋は広く、私たちの泊まるジュニアスイートは55?あります。便利なのは、バスタブとは別に、シャワールームがあるところ。その他はひととおりの設備が揃っています。

ホテルの周り。

一息ついて、夕食も兼ねてバンコク市内へ。ツアーメイトのやんさんとは、旅行前に一度お会いしています。
まず、ホテルから歩いてラーチャダムリ通りへ。下は、ホテル近くのビルの壁。あんなところを滑り降りてくる人たちが！

南国の良いところは、夜でも（今は未だ夕方だけれど）人が沢山出歩いていて、活気があるところですね。
ちょっと雲が劇的に撮れた写真。本当はこんなには暗くないんですが。

街には日系のコンビニが沢山あります。品揃えは規模によってもまちまちの様でした。どの店もなかなかの賑わいを見せていました。

ずんずん歩いて、多くのショッピングモールが集る中心部へやって来ました。

時計が止まったままの（まだこんな時間じゃないよ）可愛い歩道橋を渡ります。

今日は土曜日だし、皆お出かけかな？人も車も多いです。

歩道橋の上から見た、ISETAN前の広場。大きなストゥーパの前には、熱心に手を合わせる人の姿。こうしたお供えは、街の至るところで見かけます。特にホテルやデパートなどには必ずあるようです。どこも綺麗に手入れされていて、そしてお供えを捧げる人も多く、なるほどタイの人の敬虔さを伺うことが出来ます。

17:30を過ぎて、屋台にも活気が出てきました。どれもこれも美味しそう！片っ端から食べてみたい。

バンコク名物？の渋滞。世界一とも云われています（どこでもそう聞く気がするけれど…）。後ろに聳えるタワーが、私たちの泊まっているホテルです。

ちょっと中心部から遠ざかり、とある工事中のエリアの前を通ったところ。バンコクには野良犬が沢山居ますが、この犬もそうらしい。写真を撮ったら、次の瞬間その犬が居る（私たちも居る）道のライトがパッと付きました。多分時間的なものか何かで偶然なのだろうけれど、まるで私が写真を撮るからライトをつけてくれたみたいでびっくり。

でもライトが点いた後に撮った写真のわんこは向こう向いちゃっていました（笑）。

どこかの店の門番さん。

さ、結局5、6km位は歩いたかな？18：50、お目当ての「ソンブーン」へ到着。実はツアーのオプショナルでもここのレストランがあったのだけれど、時間もあるし、自分たちで行ったほうが安いので、そうしました。
ここはとっても美味しいシーフードが食べられるレストランとの噂で、しかも安いので地元の人にも人気のお店とのこと。タイの人たちは夕食が割と遅めのようで、この時間ではまだテーブルはいくつかしか埋まっていなかったのですが、気付くとほぼ満席。やっぱり人気なんだね。

日本の人には、小泉前首相が訪れたことでも有名でしょうか。

これが名物のプーパッポンカリー（蟹のカレー炒め）。名前にカリーと付いていますが、いわゆるカレーという感じではないです。ぶつ切りの蟹に、最後に絡めるふんわり卵が、甘くジューシーな蟹肉と相まって何ともいえない美味しさ。これはお勧め！

海老のガーリック&チリソース、長海老は薄い衣で揚げてあり、チリソースと良く絡んでうまい！手をべたべたにしながら無心に食べる楽しさ。たまりません。パクチーが添えてあるので、苦手な人は避けてどうぞ。

それから空芯菜の炒め物。シンプルだけれど、これは美味しいですね。大好き。シーフードもそうだけれど、野菜の美味しい土地はいいよね〜。思えばこれは台北で食べてハマッた味でした。今では日本のスーパーでも良く見かけるようになりました、空芯菜。
それにやんさんは白いご飯と私はチャーハン、それからシンハービール。どれもサイズのあるものは小さいのを頼んだのに食べきれず、勿体無かったけれど、これで2,200円ほど。

それにやんさんは白いご飯と私はチャーハン、それからシンハービール。

どれもサイズのあるものは小さいのを頼んだのに食べきれず、勿体無かったけれど、これで2,200円ほど。
お店の人は、なかなかサービスも良く、コップのビールが空と見るや、注ぎに来てくれます。最初に出される紙おしぼりも、ちゃんとビニールを開けてくれたりして。
直ぐ隣は、ソンブーンの中華料理屋さんで、沢山有る中の中華系のメニューはこちらで作っているのかも。食べた後に店の前に居たら、料理の載った皿を持ったお店の人が行き来していたので。

混むときは３０分以上待たされることもあるようなので、早目に出掛けたほうが良さそうです。

場所は、BTSの国立競技場駅から徒歩10分。私たちはホテルからてくてく徒歩。
が、帰りはなんと珍しき雨に降られ（今は乾季の筈）、お店の人にお願いして仕方なくタクシーで帰りました。そこからホテルまで、60B（180円ほど）。バンコクへ来たなら是非！