![フランス、リヨンの実業家エミール・ギメのコレクションから発足したギメ東洋美術館に行ってきました。<br /><br />植民地であったカンボジアのコレクションが充実していますが、他にベトナム、インド、パキスタン、アフガニスタン、チベット、タイ、中国、日本、朝鮮の美術品が展示されています。<br /><br />ギメ美術館については去年NHK「世界新美術館紀行」で放映されましたが、そのオフィシャルサイトより添付させていただきました。<br />------------------------------------------------------------------------<br /> 凱旋門にほど近いパリの中心部に、東洋美術の殿堂・ギメ東洋美術館がある。<br /> リヨンの実業家エミール・ギメ(1836〜1918)が築いた4万点のコレクションは、アフガニスタンから日本までをカバーする世界屈指のもの。中には、法隆寺金堂の国宝・阿弥陀三尊像の脇侍だった「勢至菩薩」など、驚くべき超一級品が含まれている。<br /> <br />科学者の父、画家の母を持つギメは、父の発明した顔料工場経営のかたわら、世界各地の宗教と芸術の研究に打ち込んでいた。当時開国したばかりの日本は、最も遠く、神秘的な国としてギメを引きつけていた。<br />しかし1876(明治9)年、日本に上陸したギメの目に映ったのは、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)政策により、寺々を打ち壊し、仏像を焼き払う明治日本の姿であった。ギメが仏像を集めていると知った日本人たちは、風呂敷に仏像をくるんで、ギメの泊まるホテルの前に列をつくった。「あなたが買ってくれなければ、燃やすしかない。」切実な訴えを聞き買い取るうちに、コレクションは600体という膨大な量にのぼった。<br /> <br />ギメは帰国後の1889年、パリ市の援助により博物館をオープン、自ら初代館長となる。日本から僧侶を招いて館内で仏教儀式を執り行うなど、生きた宗教理解の場としてユニークな活動を行うが、ギメの没後は、ルーヴル美術館東洋美術部門との合併などで、創立者ギメの記憶は薄れていった。1977年に同館に着任した日本人研究者・尾本圭子さんは、館蔵資料を調査中に、ギメの日本滞在記2冊を発見する。そこには、日光や京都の高僧たちと真剣に宗教談義を戦わせ、文明開化下の急速な日本の変貌を憂う、知られざるギメの心情が書き留められてあった。当時ヨーロッパで激化していた資本家と労働者の対立に心を悩ませていた工場経営者ギメは、近代社会で人々が幸福に暮らすための指針を、宗教の知恵の中に見出そうと、東洋への旅に出ていたのだった。<br /> 番組では、ギメの日記「日本散策」を軸に、珠玉の仏教美術コレクションを紹介。一人のフランス人が心のよりどころを求める中で見出した東洋の美とは何だったのかを探る。 <br /><br />-----------------------------------------------------------<br />-------------<br />以上です。<br />凱旋門の近くというより、凱旋門とエッフェル塔の中間地点にあります。<br />地下鉄イエナ駅下車してすぐ。<br />休館日は火曜日<br />入館料は5.5ユーロ<br /> 25才以下と毎週日曜日は4ユーロ <br /> 18才以下と毎第一日曜日は無料<br />オーディオ・ガイド日本語有り。パスポートを渡して無料で借りられるので是非お薦めします。<br />かなり詳しいガイドなのでちゃんと聞いていると1日がかりになります。<br />私は時間がなかったので総べてをしっかり聞きませんでした。<br />というのは4回もギメ美術館の前に行ったのですが、休館日を間違えたり、臨時休館日だったりと失敗が多かったからです(^^;)<br /><br />また、パキスタンのガンダーラ仏やアフガニスタンの仏像の写真は写していません。上記のようにドジばかりして、訪問が帰国間近になり、デジカメのSDカードの残りが少なくなってしまったためです。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/05/31/650x_10053173.jpg?updated_at=1139701573)
2005/08/19 - 2005/09/08
8220位(同エリア16423件中)
コクリコさん
フランス、リヨンの実業家エミール・ギメのコレクションから発足したギメ東洋美術館に行ってきました。
植民地であったカンボジアのコレクションが充実していますが、他にベトナム、インド、パキスタン、アフガニスタン、チベット、タイ、中国、日本、朝鮮の美術品が展示されています。
ギメ美術館については去年NHK「世界新美術館紀行」で放映されましたが、そのオフィシャルサイトより添付させていただきました。
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凱旋門にほど近いパリの中心部に、東洋美術の殿堂・ギメ東洋美術館がある。
リヨンの実業家エミール・ギメ(1836〜1918)が築いた4万点のコレクションは、アフガニスタンから日本までをカバーする世界屈指のもの。中には、法隆寺金堂の国宝・阿弥陀三尊像の脇侍だった「勢至菩薩」など、驚くべき超一級品が含まれている。
科学者の父、画家の母を持つギメは、父の発明した顔料工場経営のかたわら、世界各地の宗教と芸術の研究に打ち込んでいた。当時開国したばかりの日本は、最も遠く、神秘的な国としてギメを引きつけていた。
しかし1876(明治9)年、日本に上陸したギメの目に映ったのは、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)政策により、寺々を打ち壊し、仏像を焼き払う明治日本の姿であった。ギメが仏像を集めていると知った日本人たちは、風呂敷に仏像をくるんで、ギメの泊まるホテルの前に列をつくった。「あなたが買ってくれなければ、燃やすしかない。」切実な訴えを聞き買い取るうちに、コレクションは600体という膨大な量にのぼった。
ギメは帰国後の1889年、パリ市の援助により博物館をオープン、自ら初代館長となる。日本から僧侶を招いて館内で仏教儀式を執り行うなど、生きた宗教理解の場としてユニークな活動を行うが、ギメの没後は、ルーヴル美術館東洋美術部門との合併などで、創立者ギメの記憶は薄れていった。1977年に同館に着任した日本人研究者・尾本圭子さんは、館蔵資料を調査中に、ギメの日本滞在記2冊を発見する。そこには、日光や京都の高僧たちと真剣に宗教談義を戦わせ、文明開化下の急速な日本の変貌を憂う、知られざるギメの心情が書き留められてあった。当時ヨーロッパで激化していた資本家と労働者の対立に心を悩ませていた工場経営者ギメは、近代社会で人々が幸福に暮らすための指針を、宗教の知恵の中に見出そうと、東洋への旅に出ていたのだった。
番組では、ギメの日記「日本散策」を軸に、珠玉の仏教美術コレクションを紹介。一人のフランス人が心のよりどころを求める中で見出した東洋の美とは何だったのかを探る。
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以上です。
凱旋門の近くというより、凱旋門とエッフェル塔の中間地点にあります。
地下鉄イエナ駅下車してすぐ。
休館日は火曜日
入館料は5.5ユーロ
25才以下と毎週日曜日は4ユーロ
18才以下と毎第一日曜日は無料
オーディオ・ガイド日本語有り。パスポートを渡して無料で借りられるので是非お薦めします。
かなり詳しいガイドなのでちゃんと聞いていると1日がかりになります。
私は時間がなかったので総べてをしっかり聞きませんでした。
というのは4回もギメ美術館の前に行ったのですが、休館日を間違えたり、臨時休館日だったりと失敗が多かったからです(^^;)
また、パキスタンのガンダーラ仏やアフガニスタンの仏像の写真は写していません。上記のようにドジばかりして、訪問が帰国間近になり、デジカメのSDカードの残りが少なくなってしまったためです。
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ギメ美術館の建物です。
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入るとすぐ巨大なカンボジア、クメールの7つの頭のあるコブラのついた大男の足が迎えてくれます。
欄干の一部だそうですが、船の船首にもよく使われる彫刻だとか聞いたような気がします(いい加減ですみません) -
エントランスの大ホールはカンボジアのクメール文明の美術品がずらーっと並んでいます。
展示の仕方や空間の使い方が日本の美術館と違い面白いと思いました。
また、西洋の美術品ばかり見てきた目にはアジアの仏像がなんとも懐かしく「やぁ!お久しぶり!」と手をあげて挨拶したくなりました。
美術館の館員(右にいる名札をつけた女性二人)も気さくな感じです。 -
正面壁「カンナシャ兄弟の美女争い」
カンボジアの神話でしょうか。
兄と弟が美女を争ったという物語りの浮き彫りですが、勝負はどちらが勝ったのか忘れました。 -
クメールのガネーシャです。
もとはヒンズー教の神でしたが仏教に入ったもので、障害をなす魔神を支配する神だそうです。事業の成功を祈る神として祀られたようです。
頭が象で体が人間。
これは単身ですが、日本では妃と抱き合っている歓喜天(聖天)として有名ですね。 -
カンボジア・クメールの神像たち。
おだやかな暖かい微笑みを浮かべています。 -
カンボジア、切妻壁のフリーズ(装飾)
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ベトナムのチャンパー遺跡のシヴァ神。
ヒンズーとバラモンの神が混じりあった神で破壊と創造の神。
このシヴァ神の特徴は3つの目、額に三日月、首にヘビを巻いていることだそうです。
恐い神様なのにお顔を拝見しても恐くないですね(^^) -
うーむ、どこの国の仏像か忘れました。
タイかジャワのどちらかだと思いますが・・・ -
こちらはインドのガネーシャです。
国ごとに別れて見易く展示されています。 -
インドのシヴァ神です。
イギリスの植民地だったためインドの美術品はイギリスに多くあるそうなので、ギメ美術館にはそう多くの展示品はありませんでした。 -
でも、これが見たかったのです!
インドの「踊るシヴァ神」です。
炎を燃やし踊りながら世界を破壊し、また世界を生み続けているシヴァ神。
ウエストがキュッと引き締まり、手足に躍動感にあふれています。 -
踊るシヴァ神だけ写すと大きく見えますが、高さは96センチ。
「シヴァ神」も「踊るシヴァ神」もこのような配置で展示されています。
照明もちょうどよい明るさでした。 -
チベットの仏像だと思います(メモし忘れたので確かではありません)
アイドルみたいな可愛い顔をしています。
この像について三輪さまから「無憂樹の下で脇からお釈迦様を出産なさった摩耶夫人のお姿ではないかと思います」と言うコメントをいただきました。
写真を拡大して見ると、右の脇からお釈迦様が生まれ出ようとしているのが見えます。
摩耶夫人の背後にある無憂樹の葉には色彩豊かな石が嵌め込まれているのにも気がつきました。。
良く見ないで撮影してしまいましたが、落ち着いて見ると色々なことが見えてくるのですね。
出産というより、なにか楽し気に踊っているようなお姿です。 -
こちらはチベットの仏像です。
グラマーな女性が水着を着て踊っているようなお姿です。
こうして見ると同じアジアでも、仏像はさまざまな姿をして人々に幸せをもたらしているようですね。 -
2階の階段にある女人像柱のRotondeロトンド(円形の部屋)。
2階は大部分が中国、そして日本、朝鮮半島の美術品が展示されています。
水墨画、陶磁器、漆器、屏風、仏像など。
日本のものは埴輪から陶器、絵画、漆器など展示されていますが、日本の美術館・博物館の方が当たり前ですが、良い物がたくさん見られるので特別写真は撮りませんでした。
朝鮮半島の美術品も日本の方がたくさんありますのでこれも省略。
遠い東アジアになかなか来られないヨーロッパの人々にとっては、かなり良い展示だと思いました。
浮世絵だけは日本の出し惜しみしている浮世絵展に比べ、かなり多くの浮世絵を見ることができました。
ジヴェルニーのモネの家でも多くの浮世絵が展示されていて、当時のフランス人の浮世絵好きが窺えました。 -
2階のテラスから見た入り口大ホール(カンボジア・クメールの展示場)。
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ギメ美術館から見たパリ。
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中国宋時代の千手観音。
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宋時代の仏像展示室。
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日本の展示室にあった平安時代の如来像。
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ここからの写真はギメ美術館別館PANTHEON BOUDDHIQE(仏教の霊廟)に展示されている日本の仏像です。
ギメ美術館本館の並びにある建物(元貴族の館のような)で、ほとんど日本の仏像が展示されています。
こちらは本館と同じ火曜日休館ですが、いつでも無料で見学できます。
あまり知られていないようでここまで来る見学者は少ないようです。
「如来」「菩薩」「明王」「梵天」と4つの展示に別れています。
阿弥陀如来像です。 -
東寺の曼陀羅を似せて造られた立体的な曼陀羅。
これはNHK「新世界美術館紀行」で見て是非見たいと思っていた曼陀羅です。
原色で迫力ある立体曼陀羅でしたが、思っていたより小さかったです。 -
奈良の当麻寺で当麻曼陀羅を織ったと言われている中将姫の像。
清楚な姿です。
他に聖徳太子像など。日本の寺にあれば、隅に置かれ表に出られることもないような仏像がたくさん展示されているので、なんとなく微笑ましい感じがしました。
日本のどんなお寺にもあるような江戸時代の仏像が多いような気がしました。
ただ中将姫は日本では見たことがなかったので得した気分でした。 -
如来像とだけ記されていました。
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法隆寺勢至菩薩金銅立像。
ギメ美術館に展示されている日本の仏像の中で重要文化財級の仏像です。
1231年運慶の四男康勝により作られ、江戸時代に所在が不明になっていましたが、明治9年(1876年)に日本を訪れたギメによって偶然入手されました。法隆寺のものとは気づかれないまま、長年ギメ美術館の目録に収められていました。
1991年にギメが日本で入手した多数の仏像の調査が行われた時、この「失われた名宝」の発見が実現されたとのことです。
1991年の調査の時に法隆寺で調べたところ、法隆寺金堂西の間に安置されている本尊阿弥陀仏の脇侍の一つが行方不明であることがわかり、現在大宝蔵殿に置かれているもう一つの脇侍観音菩薩と比較し、両者が一対の脇侍だということが判明されたそうです。 -
阿弥陀三尊像と法隆寺勢至菩薩立像です。
比べて見るとわかりますが、勢至菩薩は68.5センチの小さな立像です。 -
普賢菩薩像。
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普賢延命菩薩像。
-
ノートに書き留めるのを忘れてしまったので、何時代の壁画なのかはわからなかったのですが、
今回も三輪さんから次ぎのようなコメントをいただきました。
「焼失した法隆寺金堂壁画の模写ですね。
日本にある模写は金堂に収めてあるのも含めて紙か絹に描かれていますが、
さすがギメ、壁画の形で再現してありますね。
これは、焼失直前の現状模写。」 -
ギメ美術館で買った目録に載っている茶室の写真です。
日本庭園と茶室を作り、在仏日本人女性がお茶をたてフランスの人々がお茶を楽しんでいるそうです。
申し込めばだれでもお茶をいただけるとのこと。
私が行った時は午前中で、日本庭園とお茶室は午後からなので見学することはできませんでした。
PANTHEON BOUDDIQUの入り口の石の壁には、茶室を設計した日本人建築家と建てた日本人棟梁の名前がしっかり彫られていたことは嬉しいことでした。 -
日本庭園、茶室の設計者や棟梁の名前が彫られている銘文です。
ななめになってしまって読み難いのですが、ヤマモト・タカアキ、ナカムラ・マサオ、ヤマダ・ショウエンという名前が書いてあります。
機会があれば、またゆっくり見学したい美術館でした。
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この旅行記へのコメント (30)
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- Sasoさん 2006/02/28 09:38:54
- 気が付かなかった!
- こちらでは初めまして、Sasoです。
私も去年の旅行で合計2週間パリにいたのですが、このギメ美術館には行かなかったんです…なんてもったいないことをしたんだと後悔しています(泣)とくに後半は疲れて寝ていたりしたのに…ちゃんとリサーチしておかないとダメですね。
今年はパリには2日のみ滞在ですが、ぜひ行ってみたいと思います!
- コクリコさん からの返信 2006/02/28 20:39:52
- RE: 気が付かなかった!
- Sasoさん、こんばんは〜いらっしゃいませ。
写真を見て下さりありがとうございます。
今年もパリにいらっしゃるのですか。
パリから出発さるのですね!
私も4回フランスに行っているのに、それもパリには毎回2週間は滞在しているにパリだけでもまだ見たりないですよ。
ギメ美術館に行ったのは今回初めてです。ギメ美術館はカンボジアのクメールの仏像や神像が充実していて素晴らしいですが、ギメ美術館と同じイエナ通り(19,avenue d'Iena)にある別館のPANTHEON BOUDDHIQEには日本の仏像ばかりが集められ展示されています。もし日本の仏像に興味がありましたら、こちらは無料ですので是非ご覧になって下さいね。午後からはお茶室や小さな日本庭園も見学できるようです。
また、よろしくお願いします。
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- めぐみ☆さん 2006/02/26 11:19:07
- ギメって何度みても…
- コクリコさん、ギメは何度見てもタメ息ばかり出てきます。
勢至菩薩…綺麗な仏像ですよね。
ここのところ縫い物の宿題が追いつかずバタバタと焦って…で、中々勢至菩薩さんにお目にかかれずいました。
西洋の美の中に東洋の美が自然に調和しているってとこでも感動してます。
ありえない話だけど…、閉館後の美術館って、仏像や彫刻が、集まって「今日は凄いお客さんだったね〜」「私は腰のあたりが辛くて、、あのポーズも大変なのよ〜」「でも折角来て下ったのだから一番良いポーズをお見せしなきゃーね!」「君のところにはお客さんが立ち止っていたよね」なぁ〜んて会話が…(苦笑)
小さい頃は、閉館後の美術館や科学館に興味津々でした^_^;
- コクリコさん からの返信 2006/02/26 21:48:36
- RE: ギメって何度みても…
- わー、唐八景さんのお得意の物語り! 私もそういう発想しなきゃね。
と、するとルーヴル美術館での閉館後の彫刻たちの話しはもっと凄いでしょうね(^^)
ミロのビーナスもずっとあのお姿で立っているので腰痛が酷いかも。
スフィンクスが走り回って、きゃーきゃー逃げまわっている彫刻もいたりして。
創造力を逞しくすると楽しいですね!
勢至菩薩の絵葉書を買いたかったのですが売っていなかったのですよ。
改築したばかりだからかしら?ギメ美術館では絵葉書は少なかったし、他より高かったです。残念。
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- oscar002さん 2006/02/19 19:16:21
- ステキです
- Bonjour ! oscar002です。
「パリ旅行記」は数あれど、ギメは少ないと思いますし、尚且ついろいろと
コメント、メッセージがつけられているので驚きました。
正直、日本から来た人で「ギメに連れて行ってくれ」と言われたことは一度も
ありませんでしたしね…
ワタクシも一度しか行ったことがありませんが、また行ってみようと思い
ました。場所も近いし。
フランス人はかなり変わった人々ではありますが、浮世絵や小津、溝口等の
良さを世界に発信したのは彼等ですし、異文化を受け入れる感覚には大した
モンがありますね。他の旅行記もじっくり読ませていただきます。
あびあんと
- コクリコさん からの返信 2006/02/20 00:07:08
- RE: ステキです
- oscar002さん、初めまして、いらっしゃいませ。
見てくださりありがとうございます。
oscar002さんはパリに単身赴任でお住いなのですね。1人で大変なことと思いますが、時々可愛い坊ちゃまたちが遊びに来るのですね。
今、拝見してきました。私がアップした所だけしかまだ見ていませんが、また続きを見に行かせていただきます。
こちらに遊びに来てくださる方々は仏像や仏教美術が好きな方が多いのですよ。私も以前から仏像が好きだったので、今回はまだ行っていなかったギメ美術館に絶対行こうと思っていました。
皆さんからのコメントを拝見して、まだ見落としていることがたくさんありました。また行ってみたいと思います。
うーん、日本からのお客さまで「ギメ美術館」を希望なさる方は少ないかもしれませんね。パリに来てまで「仏像」を見たいかどうか・・・(^^;)
お近くにお住いとのこと、羨ましいです。是非話題になっている法隆寺の菩薩さまや、摩耶夫人をご覧になって下さいね。
また、宜しくお願いします。
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- 三輪さん 2006/02/16 13:57:01
- 仏教美術史上最高傑作のひとつ
- 焼失した法隆寺金堂壁画の模写ですね。
日本にある模写は金堂に収めてあるのも含めて紙か絹に描かれていますが、
さすがギメ、壁画の形で再現してありますね。
これは、焼失直前の現状模写。
この画面は無理としても、金堂壁画には半跏思惟の菩薩像があって、いつか復元模写してみたいと思っています。
- コクリコさん からの返信 2006/02/16 16:37:00
- RE: 仏教美術史上最高傑作のひとつ
- 三輪さん、重ね重ねありがとうございます。
これがあの法隆寺金堂壁画の焼失直前の模写なのですか!
私は敦煌壁画の何かかと思っていました←無知。
さっそく書き直させていただきます。
ギメは日本に来た時に画家を連れてきて、日本の様子を多く描かせていますが、その絵は素直にそのままの日本を描いていて好ましいものでした(よく昔来日した西洋人は日本のことを面白可笑しく描いていたりしますから)。
建仁寺の僧との問答風景も良い絵でした。その画家は日本が気に入ってその後また来日したそうですね。
今度ギメ美術館に行ったらもっと詳しく見てきます。リクエストはありますか?目録は高くて重いので買えませんでした。
- 三輪さん からの返信 2006/02/16 20:05:27
- RE: RE: 仏教美術史上最高傑作のひとつ
- あ、描かれたのは焼失後だと思いますよ。
焼失前の写真画像を基にして製作されているはずです。
日本にも土壁の壁画の復元がほしいですね。
- コクリコさん からの返信 2006/02/16 21:22:57
- RE: RE: RE: 仏教美術史上最高傑作のひとつ
- ええっ、写真画像を見てあれだけの絵が描けるのですか!
私はてっきり、焼失前に来日して法隆寺で描き写したものを壁画にしたのかと思っていました。
いろいろためになるお話をありがとうございました。
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- コクリコさん 2006/02/15 19:24:59
- RE: ギメ美術館
- 海香さん、
東京上野の国立博物館の中にある東洋館にもギメ美術館ほどではありませんがアジアの仏像が展示されていますよ。
国立博物館には他にも法隆寺宝物館(義臣さんがお好き)があり、摩耶夫人がお釈迦様を脇の下から出産している小さな像もあります。常設展なので安くみられるので、観劇で東京にいらした時にもう1泊して見学してはいかがですか?
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- 三輪さん 2006/02/15 15:34:57
- この画像
- 壁紙にください。
というか、もう頂いてしまいました。
背後の画像がはっきりわかります。
お顔は消えていますが優美な風情。
宋代らしいすっきりした乾いた色彩感覚。
衣のなびき方が、気をあらわしていますね。
- コクリコさん からの返信 2006/02/15 19:32:36
- RE: この画像
- 三輪さん、どのようにして壁紙にするのかわかりませんが、どうぞ。
三輪さんに言われてもう一度良くみたら、良い絵ですね。手前の仏像より優雅に見えます。
今、もう1枚中国の壁画を、加えようとしたのですが、なぜか(写真は多く貼れないのかしら?)はねられてしまいました。
どの時代の壁画だか書き留めておかなかったので、時代はわかりませんが。
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- 三輪さん 2006/02/15 08:54:53
- たくさん拝見させていただきまして
- ありがとうございます。
大変結構な御点前でございましたので、おかわりを所望させていただきたく存じますが・・・。
宋代の千手観音の背後の菩薩形の壁画らしき画像がとても気になっています。
仁和寺の国宝の孔雀明王画像と近い様式?
- コクリコさん からの返信 2006/02/16 08:57:35
- RE: たくさん拝見させていただきまして
- 三輪さん、おはようございます。
昨日、貼れなかった中国の仏教壁画(阿弥陀三尊?)が今朝貼ることができたので「ギメ美術館」の30枚目に載せました。
おかわりは残念ながらこれだけしかありませんでした(^.^*)
壁画が展示されている場所が暗かったので、はっきり写せませんでした。
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- めぐみ☆さん 2006/02/14 09:02:48
- 法隆寺勢至菩薩金銅立像。
- TVでも拝見しましたが、実物はもっと良かったんでしょうね〜(タメ息)
シヴァの神も素敵でした、、ギメ美術館…飛行機嫌いの私も此処は心動かされますね〜
アイドル並のお顔立ちの仏像も拝見したい!(あらっ、ミーハー的発送かしら…反省、反省)
中将姫も… 日本にあったら痛んだり廃仏希釈で壊されていたかも…
遠い外国のあるのは残念ですが、保存状態も良いみたいですね。
いつか里帰りすることがあるのかな。。
中将姫で思い出しましたが、あの映画はもう観にいかれましたか?
- コクリコさん からの返信 2006/02/14 14:24:55
- RE: 法隆寺勢至菩薩金銅立像。
- 唐八景さん、
法隆寺は廃仏毀釈でずいぶんやられたらしいですよ。
聖徳太子=仏教興隆に力を尽くした=神道をないがしろにした=反天皇家ということだそうです。今から見ると随分短絡的でもったいないことをしましたよね。その頃海外へ流出した仏教美術がたくさんあるそうですが、海外に日本の仏教美術が広く知れ渡ったということでは良い面もあったかもしれませんが。。。
「死者の書」の前売り券を2枚買ったのですが、この所急に用事が入りなかなか夫と空いている日が合わないのですよ。今週中に行けるかな?
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- 三輪さん 2006/02/13 19:25:33
- 宋代の仏教美術は魅力的ですね。
- 唐の仏教美術が西域の影響を受けて肉感的なのに比べて、中国古来の神仙思想の影響の神秘的な霊威表現が興味深いと思います。
でも、毎日拝むにはちょっと。
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- 三輪さん 2006/02/13 19:19:52
- これは
- 阿弥陀三尊ではないかしらん。
- コクリコさん からの返信 2006/02/13 21:36:27
- RE: これは
- ありがとうございます。拡大して見ると釈迦三尊ではありませんよね。
メモ帳にも釈迦三尊なんて書いていないのに、ひどいもんですね。
訂正いたします。
下記のギメ美術館のHPを見ると美術館の展示がバーチャルで見られて面白いですよ。↓ 私はこのHPで遊んでしまいました。
http://www.museeguimet.fr//index.html
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- 三輪さん 2006/02/13 19:18:03
- 某寺の中将姫像は
- かつてかなわなかったある女性に似ていて目の毒ですが、このお像は安心です。
- コクリコさん からの返信 2006/02/13 21:28:03
- RE: 某寺の中将姫像は
- この中将姫像はどこのお寺にいらしたのでしょうか?
流れ流れてフランスまで来てしまいましたが、少しも欠けていず、清楚で美しいままのお姿ですね。
そうだったのですか、三輪さんが昔恋した方に似ているのですね。
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- 三輪さん 2006/02/13 19:14:42
- 摩耶夫人?
- これは、無憂樹の下で脇からお釈迦様を出産なさった摩耶夫人のお姿ではないかと思います。
- コクリコさん からの返信 2006/02/13 21:23:33
- RE: 摩耶夫人?
- 三輪さん、嬉しい!ありがとうございます。
写真を拡大して見たら、右の脇から釈迦らしき赤ちゃんの姿が見えますね!
気がつきませんでした。それに拡大すると色彩の美しさもはっきり見えました。東博の法隆寺宝物館の摩耶夫人像と違い、随分かわいらしいですね。
この踊っているような摩耶夫人も好きです。
私のコメントを三輪さんに教えていただいたことを書き加えてよろしいですか?
- 三輪さん からの返信 2006/02/14 10:46:27
- RE: RE: 摩耶夫人?
- 書き加えてくださって結構ですよ。
でも、ぼくは専門家じゃありませんので・・。
でも、これに何らかの反響があれば、勉強になりますね。
- コクリコさん からの返信 2006/02/14 14:29:59
- RE: RE: RE: 摩耶夫人?
- ありがとうございます。
早速、訂正+書き足ししました。
三輪さんのように仏教美術の知識があるともっと興味深く見られたと思います。唐と宋時代の仏像の違いについてなどはお手上げですもの。
興味あるコメントをどうもありがとうございました。
-
- 義臣さん 2006/02/13 14:43:10
- ギメ
- ギメという人の偉さは説明でよく分りませた、
この説明だけで、行って見たい気持ちになります。
日本では考えられない、館内での撮影、まさにうらやましい、
そこへいけたコクリコさん、なんて幸せ、
良いご夫婦と思わせてくれます。
投票すみ、ニコニコ。
- コクリコさん からの返信 2006/02/13 21:16:11
- RE: ギメ
- 義臣さん、見て下さり、投票もありがとうございます。
フランスの美術館、教会、城の中はフラッシュをつかわなければほとんど写真撮影許可されています。それでもルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿のように世界中から観光客が押し寄せて来る所では禁止されているのにフラッシュを焚いて写している観光客をたびたび見かけました。
さすがにギメ美術館の見学者には、そんな非常識な人は見かけませんでした。
- 真@tokyoさん からの返信 2007/07/11 06:54:03
- RE: ギメ
- コクリコさん
こんにちは
東洋美術にはほとんど関心が無く、建物ばかり追いかけていました。
ギメの前は何度の通り、円形の美術館として存在は知っていましたが美術品の鑑賞の機会はありませんでした。こちらの説明と写真で自分にも仏教の血が流れていることが分かりました。パリとは云わずに、たまに行く上野の国立博物館でも腰を入れて鑑賞してみます。新しい発見をさせていただきありがとうございました。
真@tokyo
- コクリコさん からの返信 2007/07/14 09:13:11
- RE: ギメ
- 真@Tokyoさん、
お久しぶりです。
2年前に行った時の「ギメ美術館」の旅行記にコメントと投票ありがとうございます。
このところ、パリへ行くたびにギメ美術館に行っている私です。
去年も「ギメ美術館」の旅行記全編と後編をUPしたのですよ。
http://4travel.jp/traveler/coquelicot/album/10123986/(こちらは全編)
すきものと笑われそうですね(^^;)
私はもともと仏像が好きで奈良詣でを20回はしていると思います。
奈良好きたちが集まっているHPで↑の義臣さんと知り合い、その中のホホデミさんが4トラベルの会員になっていたので4トラペルの存在を知ったのです。
そんなこんなで日本の仏像のみならず、アジアの仏像も古代ギリシャ、ローマの彫刻も好きで、知識は浅いのですがワクワクしながら見ています。
真@Tokyoさんは建築がご専門なのでギメ美術館の建物に興味を示されたのですね。
以前、真@Tokyoさんの旅行記を拝見していた時にギメ美術館が写っている写真を発見しました。
その時は中へは入らなかったのですね。
もしまたパリに行かれることがあったら是非御勧めします。
上野の東博の東洋館は混んでいないのでゆっくり見られるから好きですが、中国・朝鮮以外の展示は物足りないです。
同じ東博の法隆寺宝物館は飛鳥仏がたくさんおわしまして、また見学者も少ないので好きな空間です。
話は変わりますがパリの安いレストラン「ル・パラディ」は一番安いメニューが7.5から8ユーロに上がったそうですね。
ユーロが高くなりすぎてヨーロッパに行けないです。
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