1972/10/03 - 1972/10/03
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ソフィさん
1961年10月3日(火)
いま新しい時代を迎え、疲弊しつつある地方都市の若返りに、LRT(軽快電車)が特効薬になることを述べている。
フランスでは、20都市ほどの市内電車復活計画があると聞く。
私が昨2005年4月に訪れたレンヌ(フランス・ブルターニュ、都市人口20万人、都市圏人口30万人)や、ルーアン(フランス・ノルマンディ、都市人口10万人、都市圏人口50万人)でも、ごく最近走り出したばかりのピカピカの電車が、風を切って走っていた。
レンヌはhttp://4travel.jp/traveler/katase/album/10022547/を、
ルーアンはhttp://4travel.jp/traveler/katase/album/10023164/を、ご参照下さい。
共に町の中心部が地下鉄となっており、驚くべき便利さで、町が蘇っていた。
こんな人口規模の町に地下鉄が走るなんて、日本では想像を絶する公共交通重視政策だ。
かつて公共投資王国だった日本の中都市に、何故地下鉄が出来なかったのだろう。
それは、公共交通に対する政策の差と思われる。
レンヌのものはゴムタイヤで、外見は日本の新交通システムに似ている。
しかしスピードたるや、日本の2倍はあるだろう。
ただしゴムタイヤのシステムは、軌道構造の複雑さのため、既設の道路と平面交差できない不便さがある。
トラムの大成功例がストラスブール(フランス)で、LRT建設と同時に終点に大駐車場を造り、車の町への乗り入れを減らそうとした。
またLRTの走る都心部の街は、車の乗り入れを禁止し、歩行者天国にした。
可愛いデザインの電車を特別デザインで造り、町のシンボルになっている。
町はすっかり元気になり、都市復活の模範例となった。
ストラスブールでトラムの建設を決行した女性市長は、その後大臣に抜擢される。
ナントのLRTには、芝生の上を走る区間もある。
町を美しくしよう、あるいはもともと静かなLRTなのだが、もっと静かに走らせようとしたのだろう。
環境への配慮が、トラム復活の大きなポイントである。
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