2005/04/16 - 2005/04/16
58位(同エリア76件中)
ソフィさん
レンヌはブルターニュの中心。
人口20万(都市圏30万)。仙台市と姉妹都市。
地下鉄を持つ町としては、ルーアンと並んでフランスで最も小さいと言われるが、恐らく世界でも最小だろう。
こんな町に地下鉄が出来る、フランスの国力に驚く。
日本では、ほとんど不可能と考える。
その種は、フランスの「都市公共交通税」だろう。
(以下の記事は、やや古いかも知れません。記憶違いもあろうかと想います。最近の不勉強さを、お詫びします)
フランスでは人口5万以上の都市に存在する、雇用者数10人以上の全企業から、この税を徴収している。
最低税率は企業の支払う直接人件費の0.5%だが、国で認められたプロジェクトがあれば、税金の比率を向上することが出来る。
パリでは現在2.5%を超えているはずだ。
パリをはじめフランス各都市で、この二三十年に都市の電車網が目覚しく拡充されたのは、この税のお陰である。
都市は周辺都市とともに都市圏を構成し、都市圏の権限で税金が運用される。
国鉄のローカルサービスにも、この金は有効に生きている。
レンヌの地下鉄は、リルと同じVALシステム。
日本の「新交通システム」に似て、ゴムタイヤ。
しかし形は似ていても、そのこま鼠を思わせるスピードに富む俊敏さは、悠々と走る日本の「新交通システム」と全くといっていいほど、異なるものと感じた。
全線15駅を走り抜けるスピード。
待たずに乗れる電車頻度。
恐るべき便利さ。
フランスの他都市電車と同様、運行経費の70〜80%は、公共負担(税金負担)と想像する。
(利用者負担30〜20%)
運賃も、利用され易いリーズナブルなレベルに、抑えられている。
大赤字を覚悟の上、町を良くしようとする総合的見地から建設された。
その英断を評価したい。
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