ノルマンディ【12】ルーアン地下鉄が走る１０万都市

2005/04/19 - 2005/04/19

１９８０年代入ってフランスでは街路電車の復活が目覚しい。

ルーアンの市内電車は、最近復活したものでは、ナント、グルノーブル、パリ・サンドニ線、ストラスブールに続く５番目のトラム（ＬＲＴ）で、ストラスブールの１ヶ月後1994年12月開業。

全線15キロの内、セーヌ右岸の都心部３キロを地下線にしており、パリ地下鉄と同じく「メトロ」（正式にはメトロビュス）と呼んでいる。

９０年代前半、「トラム」という呼び方には、数十年前に廃止された市電の悪い印象が残されており、ストラスブールの成功から「トラム」の名称が復権した。

ルーアンのメトロは、「トラム」なる名称の復権直前に開業したものだ。
レンヌのゴムタイヤＶＡＬとは異なって、鉄輪、鉄レールのオーソドックスなもの。

電車は、ナント、グルノーブルに使われた、いわばフランス標準型。
人口１０万人（都市圏人口５０万人）の町が、このような立派な都市鉄道を持つフランスの底力を感じる。

エリア ルーアン(フランス)

電車の内部。
クロスシートとロングシートの組み合わせは、パリメトロ最新型に似ている。
手前の青い箱は、セルフ改札機。

明るい駅。
国鉄駅と結ぶ、地下鉄駅の、乗り換え通路。

電車は、セーヌ河の橋から下って、トンネルに入る。