2000/04/23 - 2001/01
2693位(同エリア3833件中)
唐辛子婆さん
スリランカのサービスアパートに落ち着いてお友達ができました。
お隣の韓国人のPは日本に住んでたので日本語ペラペラ。
彼女の紹介で香港人のJや韓国人のMが遊びにきてくれました。
「スリランカ人ともお友達になりたい。いろんなこと知りたいから」
とMにいったらば。
「う~ん。ここのマンションに住んでるスリランカ人はお金持ちだから
すっごくお鼻が高いのよ。カースト制度が残ってるでしょ?
このあいだ遊びにいったらね、こうよ。
『これが食洗機よ。知ってた?お宅にある?
これが乾燥機よ。知ってた?お宅にある?』
しっつれいしちゃうじゃない!
そいでね、うちに遊びに来た時は上から下までながめまわして
『これいくら?これいくら?これいくら?』ばっかよ。
しっつれいしちゃう!」
まあまあまあ、と香港人のJがとりなして。
「そんな人ばっかりじゃないわよ。
ソーイング・ループの中のDなんかとってもいい人よ。
もの静かでやさしくて。
今度家を買ってここから移ったからパーティしてくれるの。一緒に行かない?」
連れてってもらったそのパーティは。
インド・スリランカ・台湾・日本・香港人の15人くらいの奥様方が
レース編みやクロスステッチなど自分の好きなことをしているの。
でもどっちかというとおしゃべりが主。
スリランカ人のお宅にはじめてお邪魔したわけですが
玄関前の広いポーチに椅子を集めてのパーティは
扇風機も天井ファンもないので私にとっては地獄のようなくそ暑さ!
お昼に何種類かのカレーがでましたが
初めての本格的スリランカ・カレーに感激する筈だった
にもかかわらず暑くてぐったりして味もようわからんかった。
そ・れ・に。
みなさまのつけてらっしゃる宝石のでっかいことといったら!
わたくしみたいなシモジモがお邪魔してよかったのかしらん?
でも、毎週やってるからぜひまたいらっしゃいね。
とやさしく言われ。
Mの印象とは大違いです。
けどねえ・・・。この暑さ。
★Sri Lanka スリランカは宝石よりもキラキラ 14編のサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10425044/
-
結局私は毎週のように
ソーイング・グループの集まりにでかけました。
もちまわりなので我が家にもきてもらいました。
Iはパッチワークがお得意。 -
私は縫い物は苦手なので
籐細工をやることにしました。
Eがやりたいというので教えてあげることに。
Eの姓は「風の村」という珍しい名前です。 -
ある時、Mの持っているココナツ・プランテーションに
みんなで遊びにいくことになりました。
「行く前に日本人に注意しとかなきゃ。
この間ピースボートの人達60人が来たのよ。その時トイレットペーパーをみんなが流してくれちゃったので、パイプが詰まって大騒ぎになったの。うちだけの工事じゃないくらい大変なことになっちゃったのよ。」
わ~いわ~い遠足だ。
遠足といえば前の夜は嬉しくて眠れなかったなあ。
ああ、ここでもう暗示にかかってしまって。
ビールを飲んでも眠れない。
アラック(椰子酒)をオンザロックにして
リビングルームの暗闇の中でひとり
ちびりちびりやるはめになってしまった。
当日の朝、Mの小トラックにTと私が乗せてもらった。
Tはモスレムでインドのボンベイ出身。
スリランカ人と結婚している。
一番長老。
誰かが帰国したり引っ越したりする時に記念品を
買ってくることを生きがいとしている仕切り屋。
ほかの人がその役をしようものなら
しつこくイヤミをいう(笑)
「Hはスモーキー・コーツ(ジェムストーンの名前)を気に入ったかしら?
もう細工の注文に出したかしら?」
「嗚呼!くれる前に聞いてくれればよかったのに。
こおおおんな大きい石どーすればいいのよ?
しょうがない、セーター着たときにつけるペンダントトップにしよう。
でも分厚いからゴロンゴロンして安定が悪いのよね」と言ってたとはいえず
「すっごく喜んでたわよ。もう注文にだしたわよ」
仕切り屋Tばーちゃんの孫は超美人である。
同じ人類とは思えないほど。
Mは以前、ユニセフに勤めていてスリランカの子供何人かを連れて東京に行ったことがある。記念行事に出席するためで、2週間ほど滞在した。
「日本人はと~っても用意周到な国民ね。次からつぎへと行事がとり行われたり、連れて行ってくれたり、そのたびごとによく用意されてて感心した。ある時など、急に雨が降ってきたら、全員が折りたたみ傘をぱっと広げたのよ。でもたったひとつ困ったことがあった。それはお箸。私は大人だったからすぐに使えるようになったけど、子供達は使えなくて手で食べざるをえなかった。」
プランテーションはコロンボ市内から車で1時間半。
「ほら、これが日本スリランカ友好の橋よ。
ほら、これがスリランカ初の工業団地。
ほら、ここがもう空港の敷地よ。」
Mの説明をききながら田んぼやパイナップル畑、ゴム林をぬけ
でこぼこの田舎道を走ってたどりつく。
「私は本当に田舎が好きなの。
シティガールじゃないのよ。
田舎で眠るとねむりの質が違うわね。
車の音もきこえない。
何の光もみえない。でしょ?
やすらぎが違うの。
今度くる時は泊まりにきてね。
でこぼこ道をバンバンとばすのも好きなのよ。」 -
門を入って
ニューヨークに住んでいる弟さんのプランテーションを通り抜け、やっとたどりついたMの家は。
長い庇の下のポーチにプランテーション・チェア。
肘掛の下に足のせアームがしまわれている。
お昼寝に最適!
広い広いリビングルームにはソファがいくつも置かれている。
壁にはMの結婚式の時のセピア色の写真。
寝室には蚊帳つきの大きなベッド。
中庭に沢山の観葉植物。
キッチンにはとれたての果物が山のよう。
広い広いお庭には旅人と馬のための大きな水瓶とコショウ、ジャックフルーツ、ドリアン、スターフルーツ、火炎樹、ハイビスカス、クローブ、バナナ。
「コショウを専門に栽培している人たちはフェンスに低く伝わせるの。うちは木につたわせたのであれよあれよと高いところまでつたってってくれて収穫しにくいったら!」 -
プランテーションハウスで -
芽がでたココナツの内側を
みたことはありますか?
スポンジ状のまるいものがあって
ジューシーでほの甘い。
スリランカではおやつに売っています。
でもほかの国で売ってるのをみかけたことはありません。 -
切った木をトラックに積むのに象を使っていました!
木を鎖でまいて鎖の先に荒縄をとりつけて
象はそれを鼻で引っ張る。
地面を引きずるぶんにはいいが
トラックの荷台に乗せるのは大変なこと。
象使いがはっぱかけてもうまくいかない。そばで見ているので気が散るのかな。
一休みさせたらこの時とばかりまわりの草をむしゃむしゃ食べていました。
Mの息子のひとりはテキサスにいる。
もうひとりはコロンボでパパと一緒にビジネスをしている。
プランテーションはMが経営している。週に1回はやってくる。いつもは信用のおけるよく働く使用人に管理をまかせている。農作業は近所に住んでいる労働者を雇っている。
この土地は先祖代代受け継いでいる。
スリランカの相続税は最高で35%。収穫物に対しては相続税はかからない。ココナツの木を新しく植える必要はまだない。ココナツは手間のあまりかからない木だ。
収穫して1ヶ月間殻が茶色になるまで乾かしてから外側を剥く。
剥いたものは肥料にする。中身を市場にだして売る。 -
へちま・ジャックフルーツ・チキン・いんげん・ダール豆・ナスなどのカレーにサンボル・キンレンカ、揚げせんべい、白いご飯。
パイナップル、アイスクリーム、ミルクティー。
みんなみんなとってもおいしくてダイエットを忘れておかわりする。
へちまカレーがあっさりとして歯ざわりがいい。
ジャックフルーツは甘くなる前のものをタネごと刻んで煮てある。
ほくほくした感じ。
「食後井戸水で行水しましょう!」
Mの掛け声にも誰も動こうとせずソファに横になってウトウト。
私も虫よけスプレーかけて
プランテーション・チェアのアームに足を乗せて
とろ~んとしてい~い気持ち。
と!!
ぶおおおおおおおおお!
象の雄たけびでせっかくのお昼寝のまどろみがぁ!
帰路でバナナを買う。
こちらのバナナは太い茎にいく房もついている状態で軒先につるしてある。お客はいるだけ切ってもらう。切ると、茎からお水が滴りおちる。それをみただけで田舎にきた価値があったってもんだ。
茶色のバナナも売っている。
「これは特別なバナナ。高いのよ。
皮ごとオブンにいれて焼けたらむいてバターをつけると最高においしいの。」
たんぼが明るい緑に輝いている。
「スリランカは二毛作。ところによっては三毛作。乾季にも灌漑があるから大丈夫。」
「タイは一毛作。乾季には灌漑用水のない所は悲惨よ。
灌漑用水があっても地中の塩分が上がってきて土をだめにする。
農民は出稼ぎにいくしかない。
それに比べれば一年中緑を保てるスリランカはほんとうにラッキーな国だわ。」
「そうよ。スリランカはほんとうにラッキーな、ほんとうにいい国なのよ。」
・・・タミルのテロさえなければね。
という言葉をのみこんだら
黙ってきいていたTが
「ノルウェーの仲介がうまくいくといいけど」
プロテスタントとモスレムと仏教徒(?)が
心をひとつに平和を祈った瞬間でした。
私がペターへいく道を間違えてえんえんと北上した道を南下する。
そのときの話を聞いてきゃっきゃと笑い転げるふたり。
「でもその土地を本当に知るためには歩くがいちばん。」
ほとんど歩かないTがいう。
こんな楽しい人たちとあと2ヶ月でお別れしなければならない。 -
Rの金婚式パーティでは面白いことがありました。
仕切り屋Tばーちゃんがシャンパンを飲んだのです。
まわりのみんながはやしたてる。
「Tさん、ご主人に言いつけるよ(笑)」
そんなのお構いなしにグビグビうっとりシャンパンを飲むT。
「ラマダン(断食)はやったのぉ?」
「わたしゃ低血圧だからやんなくていいの。」
日本人のHさんは
スリランカ在住の主婦の方々と一緒に
「スリランカの民話」の翻訳をしていらっしゃいました。
翻訳は帰国後も続けられ、何冊かの本が出版され
売り上げがスリランカへのチャリティに使われているそうです。
素晴らしい活動に拍手!
なかなか面白いとぼけた話もあって、人々が生き生きと描かれています。
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