1996/11/01 - 1996/11/02
15位(同エリア41件中)
obaqさん
今までの旧ソ連の仲間であった中央アジアの国々と違って、トルクメニスタンからイラクへの国境は、厳しいものでした。 中央アジアから中近東へ入るわけです。
参加者の中の一人が、キルギスへ入国した際に渡された書類を、トルクメニスタンを出るときはパスポートからはずしておくように聞いていたことを忘れてしまい、そのことでイミグレで散々もめてしまいました。
やっとの事で出国、国境の緩衝地帯を越えるバスに乗ることがきたのですが・・・
ほっと一息ついて、バスに乗り込み国境の川を渡ったところで、イランの番小屋でパスポートのチェックを受けることになります。
ところが彼のパスポートがどうしても見あたりません。
結局彼は、そこで降ろされ、番小屋へ残されたまま、私たちのバスはイランのイミグレーションまで来てしまいました。
私たちは預かった彼のバッグや持ち物を、隅まで調べたのですが、どこにもないのです。
緩衝地帯を往復するバスの運転手にもトルクメニスタン側へ行ったら探してみてくれるように何度も頼みましたが、帰ってくる度に無かったといわれるばかり。
2時間ほどガイドが色々と手を尽くしたけど、どうにもなりません。
トルクメニスタンのビザが3日間のみ、イランへは入れない、日も沈みそうになる・・・・
誰とも無く、思いついたのがバスに乗る前にホッとして一息ついた花壇・・でした。
散々パスポートで絞られたからそこまではあったわけです。
バスの運転手に花壇の下を見てくるようにお願いしたところ、次に戻ってきたバスに、番小屋で彼が乗せられて来ました。
花壇の縁石においてあったそうです。
イラン入国手続きが済み、みんなにいわれ、彼がお礼に20ドルを運転手にあげたところ、ちょうど1ヶ月分の給料と同じくらいだったらしく、彼にキスのアメアラレ・・・。
ホントに長い一日でした。
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マシュハッドのホテルです。 昔ヒルトンホテルだったホテルの玄関 アメリカに対する抵抗の文字です。
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マシュハッドのホテルの部屋からの景色です。 電気の節約もしなくて良いイランの夜は、ものすごく明るく感じました
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翌日、シーア派第2の聖地であるマシュハッドのイマームレザー廟の見学。
口紅などの化粧はダメ、髪は見せてはいけない、半袖、短パンなどは御法度など海外からの来訪者にも、色々と注文を付けるイランですが・・・ -
聖地の見学は特に厳しく、写真は勿論、黒いチャドルを着ないと入れないという事で、ガイドが借りてきたものを全員が着用。
同じものを着ていながら、きっと我々には判らない、異様さがあったのでしょう。 そばを通る現地の女性が、こちらの姿に釘付け。 通り過ぎてしばらくしても、何度も振り返ってみていました。 -
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ペルシャ語の父フェルドーシの廟とバザールを見学
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マシュハドから北西方向へ、世界一大きいカスピ海の南端とエルブルズ山脈に挟まれた、比較的温暖で雨量も多い日本に似た気候の田舎町へ進みます
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トイレ休憩の時に地元の学生と
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ミヌダシュト(ミンダシャットとも)へ到着。 全くの田舎町です
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大変素朴で町を歩くと、どこへ行っても声を掛けられ、お茶を勧められたりします。
私なんか片言しか英語が出来ないですけど、英語がしゃべれる人がいて、私と話をするだけで、集まった人たちの中でまるで英雄になったような感じになるんですね。 -
旅行の中で一番、のんびりして又来たいなと感じる部分でもあります。
翌朝の散歩です。 -
写真を撮らせて貰おうと近づいたら、走って逃げられてしまい、笑いながら振り返ってこちらを見ていました。
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チョウザメの卵、キャビアで有名なカスピ海の町へ出発です。
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カスピ海 海よりは薄い塩水、ボルガ川によって黒海とつながれています。
世界一大きく何カ国も面している湖。
イランでは殆どが個人の土地になってしまって、直接湖に接する事が出来ません。
泊まった宿(ナウシャール)が、ちょうどカスピ海に面した家だったので、何とか見る事が出来ました。 -
カスピ海の朝、サンライズです
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エルブルズ山脈を登り始めます
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チャールス峠に入りました。
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エルブルス山脈のチャールス峠、標高2900m地点
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峠を越えました
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テヘランに近くなり、高級レストランで昼食を・・・
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テヘランの人口1200万人の水瓶アミール・キャビールダム。
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テヘラン到着後イランガイドの家訪問 その家族、 均一の黒いチャドルをいつも来ているせいか、その下は結構派手です
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イランの絨毯は、世界一素晴らしいもので、一枚を手作りで、7〜10年もかけて作るものもあるそうですが、芸術的にも大変素晴らしいもので、素人の私でもため息が出るほどの感動でした。
上の絵は、翌年カナダの、ロッキーのスピリットアイランドの景色です -
翌朝市内観光 ガラス博物館を見学後空路でシラーズへ1泊2日の旅行をします
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