Nicaragua ニカラグアって面白い(11/16)　マナグア　クリスマスの前に

2004/08 - 2005/09

シンサというドイトのようなお店（高級）ではなんと9月からクリスマスの飾りつけを開始します。
もちろんオーナメントも大々的に売り出します。
11月ともなると町はどこもクリスマスの飾りでいっぱい。
ほとんどのツリーの下にはキリスト降誕のお人形が飾られています。

この白いお人形はALKEというキッチンウェアのお店のもの。馬小屋とお人形だけのところもたくさんあります。
警備会社・銀行・車のディーラー、いろんな会社が敷地内に馬小屋を飾っています。

クリスマス・イブの週は花火と爆竹が賑やかで近所のレストランも大入りです。
イブにはさぞやどんちゃん騒ぎが繰り広げられるんだろうな。

★Nicaragua ニカラグアって面白い　16編のサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10425201/

エリア ニカラグア

ところがイブにはどのお店もピタリと人気（ひとけ）がなくなった。
シ～～ン。
この徹底ぶりはすごい。

25日には開けているレストランもありましたが少ない。
スーパーはわざわざ「うちはやってます！」という大垂れ幕を掲げたぐらいです。

住宅街のレストランや文房具店などはそのままお正月の1週間までお休みにしちゃうところもある。
近所のプチホテルまで長期休暇にはいったのには驚いた。

公務員も12月に入るとそわそわしはじめ、20日すぎると休暇にはいってしまう人が多いとか。

これは高級ショッピングモールのショウウィンドウに飾られていました。

このモールの吹き抜けで巨大なツリーの組立作業をしていました。
組み立て方は家庭用のツリーと同じで小枝を差し込んでは中枝を完成させ、中枝を真ん中の幹に差し込んでいくのですが、なにせ巨大なので足場や梯子に乗っての作業です。

みんなけっこうキビキビと動いてみてて気持ちいい。たくさんの白色豆電球が用意されていたので、できあがりはどんなにきれいだろうとうっとり想像してました。

ところが！翌日行ってみたら、巨大なお人形やらプレゼントの箱やらがごちゃごちゃと飾られていて、なんとも子供っぽいというか、がっかりでした。

これは近所の銀行の駐車場に作られた小屋の中です。

そうそう、クリスマスの前にマリア様のお祭り
「グリテリア」がありました。
これは中南米でもニカラグアだけのお祭りだそうです。
どちらかというとダウンタウンのお祭りのようで
スペイン語の先生のご主人の実家でもやるからと誘われましたが夜なので行けませんでした。

テレビではどこの局も近隣の国の大使からのお祝いメッセージやグリテリアの中継を長々とやっていました。

マリア様をきれいに飾りつけして、特別に作られたお菓子や砂糖キビ、みかん、小さいホウキなどを大量に用意した家に、袋やリュック、洗面器などを抱えた人たちがやってきて
「この幸せは誰のおかげなの？」と叫ぶ。
家の人たちは「マリア様のおかげです！」と言ってお菓子を渡す。

なんだかハロウィンみたいですが、誰も仮装してないのでつまらない。
マリア様をたたえる歌？をうたってわれ先にお菓子をもらうのですがその歌のへたくそなことといったら！

ニカラグア人の音楽センスを信じていたのが根こそぎ覆るような、全員が音痴なような、耳を覆いたくなるような。（へ？　くつがえる　と　おおう　って同じ漢字なの？）

お菓子をあげる側の人がインタビューに答えています。
「もうかれこれ20年も続けていますよ。なんといってもマリア様のおかげですからね。グリテリアのばらまきのために○○コルドバかけましたよ。」