風待人さんのクチコミ(11ページ)全415件

テレビで長門市の向徳寺のアジサイが見頃を迎えたと言っていました。
さて、向徳寺とはどこにあるのだろうとネットで調べると川尻岬がある向津具にある寺で北浦の紫陽花寺として有名だと書いてありました。
本日、午前中の空き時間を利用して行ってみることにしました。
ナビに案内させて走ること約1時間、山間の静かな場所にアジサイが溢れんばかりに咲いている場所に着きました。
曹洞宗のお寺とのことですが、昨今は殆どの有名なお寺が入館料とも思しき拝観料を取る中、こちらのお寺はお賽銭だけで特にそのような俗世的なものは徴収されませんでした。
残念ながら我が財布には小銭が少し、もちろん全額寄進しましたが足りたかどうか心配です。
冗談はさて置き、アジサイが所狭しと咲いていて、色々な種類、色があり長いこと見ていても飽きません。
お寺ですからお墓も隣接していますが、鬼籍に入られた方々もこの時期は目を楽しませ、訪れる人々の賑やかさに退屈しないのではないでしょうか。

ヤフオクドームでのプロ野球観戦から帰って地元萩で夕食をすることになり、ここはラーメン好きな妻に合わせて京都ラーメンの來來亭にお邪魔しました。
日曜日の午後９時位だったので比較的店は空いていました。
カウンター席に座り、妻は塩ラーメン私はチャーシューメンを注文しました。
それに餃子を一皿注文して妻と分けて食べました。
ラーメンは背脂の量や麺の硬さ、ネギの量、一味の量などが選べるので自分の好みに合わせて注文できます。私も妻も麺の硬さはいつも硬めで注文します。
これだと最後の方でも麺が然程伸びずにシャキッとしている感じがします。
こちらのラーメンはスープは濃厚で味がしっかりとしています。
餃子はカラッとした感じではなく少しモチモチした感じがしました。

以前から行ってみたいと考えていましたがなかなか行けずにいました。
しかし、今回は意を決して惣郷川橋梁まで足を伸ばしました。
すでにひとりほど撮り鉄と思われる方がスタンバイをしていましたが私は違うアングルから撮影しようと思いあちこち歩いてみました。
テスト車両を山側から捉えましたが何となくしっくり来ません。
そして、海側から橋梁と山をバックに写したいと考えて海沿いの位置で電車を待ちました。
待つこと30分、宇田郷駅を通過して益田方面に向かう山陰本線の客車1両が通り過ぎました。
たった1両の車両だと迫力がなくて残念でした。
今度来る時は、車両数を調べて２両以上の客車が走る時を狙って撮影しようと思いました。
出来れば夕暮れ時か朝焼けの時間に取りたいと思うのですがどうなることやらです。

ヨットやクルーザーが停泊するマリーナ萩の岸壁にクルーズ客船、カレドニアンスカイが入港するとのことでカメラ片手に行ってきました。
マリーナ萩は沖に笠山を配し風景も素晴らしい港です。
植えられた木々や海に反射する日差しが南国を思わせるようです。
カレドニアンスカイは岸壁に停泊していて乗船客は萩に上陸後はそれぞれの目的地に観光に行っているようでした。
カレドニアンスカイは1991年に建造されたパナマ船籍の船で、全長90.6 m、全幅15.3 m、総トン数4,280 tの大きな船でイギリスの船会社が運行しているようです。
1991年は奇しくも私の娘が生まれた年で娘と同じ年の船に出会えるとは不思議な気分でした。
こんな大きな船で一度は旅をしてみたいものだと思いました。

畳ヶ淵に行く途中、道永の滝と書かれた看板を発見、畳ヶ淵からの帰り道に寄ることにしました。
細い道を道なりに進むと路肩に駐車スペースを見つけました。
道の反対側を見ると「道永の滝」の看板と奥に続く遊歩道がありました。
遊歩道を道なりに進むと突き当りに水量が豊富な滝が見えてきました。
山の上から曲がりながら三段の滝が飛沫を散らして流れてきます。
滝は規模が小さいながらも森に囲まれた景色が素敵です。
通常、滝といえば険しい山や道無き道を進むイメージですが、こちらの滝は結構すんなりと辿り着けました。
女性や子供さんでも簡単にアクセス出来ると思います。
滝の直ぐ傍には山伏が修行したと言われる洞穴もあります。
そこにはかつて財宝が隠されていたとか。
私が見る限りは財宝のかけらも見当たりませんでした。

2～3年前に常徳寺庭園の文字が気になり立ち寄りましたがゴツゴツした石が散乱していて至る所にブルーシートが掛けられていてこれのどこが国指定の史跡なんだろうと思い憤慨して帰った記憶があります。
もう整備されているだろうと期待して訪れましたが結果は散々でした。
掛けられていたブルーシートが新しくなっただけでした。
立て看板には修復整備に向けて各種調査を行っているとブルーシートが掛けられている理由を説明していますが、それなら入り口の立て看板にも工事中とか修復中などの文字を入れておいて欲しいものです。
回りは墓で、見ようとする庭園もブルーシートに覆われているでは「国指定名勝」の名が泣きますしこれでは詐欺みたいなものです。
早めに調査を終えて、出来たところから順次公開して欲しいと思いました。

妻と買い物に広島市内まで車で行きました。
紙屋町の駐車場に車を駐めて歩いて流川まで行きましたがそこから広島駅までは路面電車を使いました。
広島市内は車が多く、一歩通行の道も多いので不慣れな私達は路面電車で移動する方が得策だと考えました。
テレビで以前見たのですが、広島電鉄の路面電車はあちこちで使わくなった路面電車を譲り受けている関係上、カラーリングがまちまちだということでしたが、実に色々なカラーリングが楽しめます。
もちろん最新のメカニズムを持った新しい車両もあるのですが、昔ながらの車体もそれはそれで味があります。
ガタンガタンと揺れながら時にはカーブで車体を傾けながら進む路面電車。
車窓には広島の街の風景がゆっくりと流れていきます。
そこがまた少しノスタルジックでいいですね。

以前から行きたいと思っていましたが、行ったことがなかった畳ヶ淵に行ってみました。
萩市内から車で40分程度、弥富地区の奥まったところにそれはありました。
無料駐車場から徒歩で階段を下ると川の両側に亀の甲羅のような岩が規則正しく並んでいました。
まるで城壁を組むかのように亀甲状の岩石が整然と並ぶ様はとても自然が作り出したとは思えませんでした。
昔の人は鬼か大男の妖怪が積み上げたと思ったのではないでしょうか。
山肌の一方には柱状節理と呼ばれる柱状の溶岩の層がありこちらも恰も人が作ったように思えるので不思議です。
河床は亀甲状の柱頭が約2キロメートルに渡っていて、山口県自然百選にもなっているそうです。
静な川の流れの周辺に神秘を見ると自然の素晴らしさを改めて実感出来ました。

実に25年振りに須佐のホルンフェルスに行きました。
最後に行ったのは妻と結婚する前でしたが、今回行ってみてシーサイドステーション「つわぶきの館」と飲食店が増えていた以外はほとんど変化がないのに驚きました。
快晴の凪の日でしたので真っ青な海と空の境目に縞模様の半島が突き出す様は何とも美しく自然の生み出した芸術品には脱帽モノでした。
つわぶきの館の前が無料の駐車場になっていてそこに車を駐めて、海岸に向かって下っていきます。
ホルンフェルス大断層の上に立つと流石に足が竦みます。
平らなスペースの先は断崖絶壁になっていますが柵等は無いので気をつけないと海に落ちてしまいそうです。
細い小道を歩いて行けば、ホルンフェルスを眺めることが出来る岩場に行くことが出来ます。
しかし、海が荒れている時や冬場はちょっと行くのが怖い気がしました。

以前から気になっていた剣豪佐々木小次郎の墓に行ってみました。
疑問に思っていたのは、何故阿武郡阿武町福田下に小次郎の墓があるのかということです。
巌流島で討ち死にしたと聞いているのでてっきり下関近辺に祀られているとばかり思っていました。
佐々木小次郎は独身とばかり思っていましたが、宮本武蔵と巌流島で決闘した時には身籠った妻がいたそうです。
しかも、決闘時は宮本武蔵が２０代なのに対して、小次郎は最低でも５０歳以上で一節には７０歳位だったとも言われています。
いや～奥さんは何歳だったのでしょうか？
普通に考えてもかなりの年の差婚ですね。
さて、この福田下にお墓があるのは実は奥さんによるところが大きいのです。
奥さんは実はキリシタンでキリスト教の禁令により安住の地としてこの地の正法寺に身を寄せ剃髪して尼となり、夫・小次郎の冥福を祈り菩提を弔うために墓を建て、その墓のすぐ下のお堂というか庵で一生を終えたといわれているのです。
その関係かどうかわかりませんが、小次郎の墓のすぐ上にはキリシタン六面観音なる石の観音像があります。
更に、石見守　粟屋元吉の墓の跡もあります。
何だか色々集まってややこしいですがメインは佐々木小次郎の遺髪墓となっています。
奥さんが大事に抱えていた遺髪を葬り、子供へ因縁が降りかからないように小次郎の名前を「古志らう」と変えて墓に記したとの言い伝えがあるようです。
この墓は地元の人が墓守をしているようで人里離れた所にある割には綺麗な佇まいでした。

宗教というものは人を救うべきものである。
救われるために民は祈り、信仰する。
そこには清い心と不屈の魂、何物にも揺るがない信念がある。
アダム荒川は、信仰に生き、そしてその純粋な信仰心故にその命を失った殉教者である。
若き日に過ちを犯し、主君より処刑を命ぜられて死にゆく運命であった。
その死から彼を救ったのがイエズス会院長モーラ神父であった。
その後は我が身を捨てるかのように信仰に生きたアダム荒川。
1614年には宣教師追放令が発布され、志岐のガルセス神父は追放されるその時に、アダムに志岐の教会の世話を頼んだ。この依頼を喜んで受けた荒川は、幼児に洗礼を授け、病人を見舞い、死者の埋葬、迫害の勃発に動揺する信徒を励ますなど献身的に祈りと奉仕の日々を送っていた。
そのアダム荒川は天草のキリスト教信仰の要となっていた。
アダム荒川が棄教さえすればその結束は壊れると踏んだ富岡城番代川村四郎左衛門は彼を拷問にかけ棄教を迫ったがこれを叶わず。
最後には富岡城に移され、夜明けごろ城山の裏道を下ったところに連れ出され、そこで斬首された。そこは、小川が潮入りで袋湾に注ぐ場所で、アダムの遺体は重石を付けられ、湾外の海中に沈められたとのことだった。
そのアダム荒川の最後の地が富岡城の二の丸駐車場付近の小高い丘にあります。
公園となっているその場所に石碑が建てられ、ローマ法王べネディクト十六世により栄誉ある「福者」に列する188名の殉教者のひとりとして認められました。

妻と私、そして父母の4人で山口市にある山口県立美術館へ篠山紀信展を見に行きました。
入ってすぐのスペースには故人の肖像が展示されていて、作家の三島由紀夫さんの写真は迫力があって狂気さえも感じましたし、大原麗子さんはその凛とした美しさが写真から滲み出ていました。
座頭市を演じた勝新太郎さんや美しさがそのまま閉じ込められたような夏目雅子さん。
そして２階の展示スペースには存命中の世代を超えたスターが所狭しと飾られていました。
篠山紀信さんの写真は非日常というかエンターテイメント性の高い写真ですが、最後に並べられた東北大震災の被災者の方々を撮ったモノクロの写真は真実を伝えるという意味では写真力が最も表されているものだと思いました。

家族で山口県立美術館に行った後、昼食を食べようということになり私達夫婦と父母のどちらも食べやすい食事ということで「まいどおおきに食堂 山口湯田食堂」に行くことにしました。
私と妻は何度か行ったことが有りますが父母は初めての来店です。
入店前に粗方の説明をして入りました。
昔の定食屋さんのようなメニューが並んでいて、それぞれ値段が書かれたトレイに入った一品メニューを好みに応じてお盆に乗せて会計で精算という形です。
和食が中心のメニューだったので父母も安心したようです。
事前に量が多いので注意して取るようにと行っていましたが結局、多めに取ってしまいました。
まあ家族全員が仲良くお腹いっぱいになったのでいいでしょう。
ごはんやはあちこちにあり、そこそこの地名を冠して名前を付けていますが知らない土地で外食に困ったら丸亀製麺かごはんやにすることに決めています。
これだと当たり外れが少ないですからね。

イルカウオッチング、明月でちゃんぽんを食した後、一路富岡城跡へ。
ここへは一度行きたかったのですが、行けずにしたので念願が叶いました。
城跡が綺麗に復元されていて本丸跡はビジターセンターになっていました。
展示物は天草の歴史や富岡城の成り立ちから取り壊しまでがわかるようになっていて興味深かったです。
何よりも良かったのは城跡からの景色で眼下に見下ろす天草灘は晴天にも恵まれて青々として凪の陽光を反射して輝いていました。
この地でかつて天草・島原の乱が起きて尊い命が失われた等とは想像も出来ませんでした。

天草での最後の夜は、麟泉の湯で〆ました。
草郡苓北町志岐にある麟泉の湯までは親戚の家から車で10分程度、小高い丘の上に有ります。
見晴らしが良くて晴れていれば天草灘に沈む夕日が綺麗です。
この日も真っ赤に染まった夕日が沈むのを見ることが出来ました。
温泉の方は単純泉で臭いも無くそれでいて湯上りはポカポカして冷めにくいです。
施設は明るく清潔で大広間は無料で使えます。
タオル類を持っていけば後は何も入りません。
絶景と温泉の両方を楽しめる麟泉の湯は天草のパラダイスのひとつかもしれません。

以前から一度行ってみたかった錦鶏の滝に行ってみました。
山口市は一の坂川の上流にある錦鶏の滝は途中に車を停めて歩くこと約700ｍ、そこから更に二手に分かれて雄滝と雌滝があります。
私は横着をして駐車場から更に奥まで車で行きましたが、軽自動車でも切り返しが難しく、対向車があろうものなら離合不能でした。
さて雄滝と雌滝の両方に行きましたが雄滝は高い峰より水量豊かな滝が下っていました。
行き着くまでも然程苦もなく辿り着けましたが、雌滝の方はアップダウンが繰り返され途中で道も崩れていたりと危険極まりない道を行きやっと辿り着けました。
木々の囲まれひんやりした風景は夏には涼めて森林浴も出来そうです。
道が険しいのでスニーカーや登山靴でアクセスした方が良いと思います。

所要で山口市まで行ったのでついでに国宝瑠璃光寺五重塔を見に行きました。
初夏を感じさせる快晴の空の下、天に向かって聳える五重塔は陽の光を浴びてキラキラ光っていました。
瑠璃光寺五重塔のある香山公園は入園料無料な上、駐車料金も無料といたれりつくせりです。
四季の移ろいに合わせてその景色を変えていく五重塔は四季を通して楽しみたいものです。
五重塔は後ろを山に囲まれ、山々を借景にして趣きのある佇まいを見せてくれます。
観光はもちろん、ほっとしたい時やゆったりとしたい時にも見ていると心が和む気がします。

母親の実家の天草郡苓北町へは子供の頃から何度か行っていました。
その頃から、そこには大きな石碑が建っていましたが何だろうくらいにしか思いませんでした。
今回、行ってみると昔よりはかなり立派な建立物になっていました。
母親の実家から徒歩3分くらいのところからあの島原の乱の首謀者と言われる天草四郎時貞が船に乗船したと言い伝えられているのです。
因みに我が母親の家はキリシタンではなく、天草でのキリシタンの乱が終息した後に住み着いたようです。
しかし、私が現在住んでいる山口県萩市はキリシタン弾圧が厳しかった土地でキリシタン殉教公園や隠れキリシタンが信仰した形跡が多く残るところです。
遥か離れた熊本県の外れと山陰地方の片田舎にこれほどの接点があったとは驚きました。

名店と言われる、ちゃんぽんで有名な明月を探していると母親が「こんなところにライサンヨーがきたんじゃね」とポツリと言いました。
「ライサンヨーって誰よ」と聞くと「詩吟を作った人」と曖昧な答え。
20年位前に詩吟をうねっていた母親が言うには頼山陽作の詩吟をうねったことがあるそうなんです。
どんな詩かも覚えてはないらしいのですが。
私も初耳の頼山陽（らいさんよう）は、漢詩に秀でていたのはもちろんのこと主著に『日本外史』があり、これは幕末の尊皇攘夷運動に影響を与え、日本史上のベストセラーとなったようです。
何でもこの頼山陽先生宿泊地広場では、頼山陽が宿泊した時にこの地にあった旅館泉屋で「泊天草洋」という名吟を詠んだそうです。
それを記念した公園ってことですね。
しかし、泊まって詩吟を詠んだだけで公園が出来るとは頼山陽、恐るべしです。

広島からの帰り道、夕食を食べるために下松サービスエリア下り線のフードコートに立ち寄りました。
発券機でメニューを選んで発券すると自動的にオーダーが入る仕組みになっています。
メニューは一般的なものの他に地域色を出した下松牛骨ラーメンや下松ちゃんぽんなどもあります。
値段はフードコートらしくリーズナブルです。
妻は下松ちゃんぽん、私はカツ丼とうどんのセットを注文しましたが、二人で２千円以下の出費ですみました。
注文から５分もかからないうちにメニューが出来て待つこともありませんでした。
テーブルの数も多く、また通路の間も広く取ってあるのでゆっくり、ゆったりと食べることが出来ました。
味の方もしっかりしていて量も多めでお腹がいっぱいになりました。