剣豪の霊が眠る墓地はひっそりとした森の中にありました。
- 3.5
- 旅行時期:2015/06(約11年前)
-
-
by 風待人さん(男性)
萩 クチコミ:217件
以前から気になっていた剣豪佐々木小次郎の墓に行ってみました。
疑問に思っていたのは、何故阿武郡阿武町福田下に小次郎の墓があるのかということです。
巌流島で討ち死にしたと聞いているのでてっきり下関近辺に祀られているとばかり思っていました。
佐々木小次郎は独身とばかり思っていましたが、宮本武蔵と巌流島で決闘した時には身籠った妻がいたそうです。
しかも、決闘時は宮本武蔵が20代なのに対して、小次郎は最低でも50歳以上で一節には70歳位だったとも言われています。
いや~奥さんは何歳だったのでしょうか?
普通に考えてもかなりの年の差婚ですね。
さて、この福田下にお墓があるのは実は奥さんによるところが大きいのです。
奥さんは実はキリシタンでキリスト教の禁令により安住の地としてこの地の正法寺に身を寄せ剃髪して尼となり、夫・小次郎の冥福を祈り菩提を弔うために墓を建て、その墓のすぐ下のお堂というか庵で一生を終えたといわれているのです。
その関係かどうかわかりませんが、小次郎の墓のすぐ上にはキリシタン六面観音なる石の観音像があります。
更に、石見守 粟屋元吉の墓の跡もあります。
何だか色々集まってややこしいですがメインは佐々木小次郎の遺髪墓となっています。
奥さんが大事に抱えていた遺髪を葬り、子供へ因縁が降りかからないように小次郎の名前を「古志らう」と変えて墓に記したとの言い伝えがあるようです。
この墓は地元の人が墓守をしているようで人里離れた所にある割には綺麗な佇まいでした。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 阿武郡阿武町福賀に向かっていけば看板があちこちにあります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- まず人は来ないと思います。
- 見ごたえ:
- 3.0
- ひっそりとした感じです。
クチコミ投稿日:2015/06/06
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する