めておら☆さんのクチコミ(2ページ)全100件

ローマの北約110kmに位置するチヴィタ・ディ・バーニョレージョは、断崖に浮かぶ小さな小さな町。現在の人口がわずか20人であること、また、雨や風の浸食によって地盤がどんどん崩れて行っていることから「Il paese che muore(死にゆく町)」と呼ばれています。

電車やバスの乗り継ぎが必要なのでアクセスがあまりよくないのですが、私はローマ・フィウミチーノ空港からレンタカーを借り、約2時間のドライブで到着しました。駐車場の近くに小屋があり、そこで町への入場料1.50ユーロを支払いますが、恐らくこれが、町を維持する為に使われるのでしょう。
町へは長い橋がかかっており、坂道をがんばって上って行かなければなりません。しかしさながら天空の城のようなその景観を眺めながら歩くと、期待はどんどん膨らみます。

町の内部は端から端まで歩いても10分もかからないほどなのですが、そこには他とは違う、特有の美しさがたくさん詰まっています。花で飾られた家々、路地に入ると突然目の前に広がる一面緑の景色、穏やかに流れる時間・・・。
これという観光スポットがあるわけではありませんが、この町の素晴らしさはゆっくり街歩きすることで味わえます。遠景はもちろん町の内部も本当に美しいので、写真が好きな方も十分楽しめると思います。

ナポリに行くと、だいたいお気に入りのダ・ミケーレでピッツァを食べるのですが、キアイア通りを歩いているとお腹がすいたので、物は試しでブランディに入ってみました。なんといってもマルゲリータ発祥の店ですから、食べずに多くは語れないと思い・・・。

入口を入ると目に止まる薪窯が、美味しいピッツァを期待させます。スタッフはとても親切で、一人でも快く案内してくれ、ピーク時は過ぎていたのですぐに席に着くことができました。
店内はこれまで行った下町のピッツェリアとは雰囲気が異なり、ちょっとしたレストランの趣き。落ち着く雰囲気ではあるのですが、庶民派の私には少しばかり勝手が違いました。

オーダーしたマルゲリータは15分ほどでやって来ました。見た瞬間に「小さい・・・」という感じ。ミケーレやマッテオなどは1.5倍くらいあると思います。肝心の味ですが、まぁそこそこ美味くはあるのですが、水込みで10.50ユーロという値段を考えると、やはりミケーレの方が断然安いし美味しいです。
今回はお試しでしたが、もう行かない・・・かな。

2015年5月に訪れましたが、外観は修復中で覆いがかかっていました。しかし内部へは入場可能だったのでひと安心。入場料は4ユーロだったと思いますが、私はアルテカードを使いました。

17世紀当初はスペイン王を迎えるぅいために着工されたのですが、結局その王は迎えることなく、1753年ブルボン家の王宮としてルイージ・ヴッァンビテッリが改築を行ったそうです。その後も第二次世界大戦の爆撃を受けて改修されるなどの遍歴があるようです。
カゼルタの王宮と比較すると規模は大分小さいのですが、居室の装飾や美術品はとても類似しているので、カゼルタまで行けない場合はここで雰囲気を味わっても良いかと思います。
絢爛豪華な装飾で彩られた居室を眺め王族の世界にしばし浸ると、そこがナポリであることを忘れるほどです。

ダンテ広場からR4のバスに乗り、約30分でカタコンベのあるカポディモンテの丘に到着します。近くにカポディモンテ美術館もあるので、そこを訪れた後に立ち寄りました。
カタコンベとは地下墓所のことで、キリスト教迫害時代には礼拝所としても使用されていたものです。ここにはナポリの守護聖人であるサン・ジェンナーロが一時的に埋葬されていたと言います。

入場料は8ユーロ、見学はガイド付で月曜から土曜は10:00から17:00の毎時、日曜祝日は10:00から13:00の毎時出発。英語かイタリア語か選択できます。当日の参加人数は約20人ほどだったと思います。
内部は薄暗く地下特有のひんやりした空気。かなり広い範囲で地面や壁面に遺体が安置されていた四角い穴が並びます。また、壁や天井には古いフレスコ画もたくさん残っており、中には5世紀に描かれたサン・ジェンナーロのものも。彼の肖像画では最も古いものだそうです。また、サン・ジェンナーロが埋葬されていた墓や洗礼堂の跡など、見学は約1時間でしたがとても充実していました。

ダンテ広場からR4のバスに乗り約30分、ナポリの北に位置するカポディモンテの丘に辿り着きます。市内の喧噪から離れた広い公園の中にあるのが同名の美術館で、中世から続くイタリアの名門・ファルネーゼ家によって創設され、一族のコレクションを中心に、ナポリ絵画や陶磁器のコレクションなどが展示されています。
ラファエロ、ティツィアーノ、ボッティチェッリなど、そうそうたる画家の絵が展示されていますが、中でも注目はカラヴァッジョの”キリストの鞭刑”。圧倒的なオーラでしばらく目が離せません。
また、天井や壁の一面に陶器の装飾が施された”陶器の間”も、他では目にすることのできない珍しい居室です。その美しさに驚きますよ！

ポッツォーリの港からほど近いローマ通り(Via Roma)沿いを散策していると、突然目の前に現れる広大な神殿跡。セラピーデ神殿(＝セラピス神殿)です。周囲が全く普通の建物に囲まれている為、現実と非現実が混在する風景に一瞬とまどいます。
円柱が数本残るその様子は、まさに神殿・・・と思いきや実は大きな市場で、その中央に小さな神殿があったようです。発掘の際、エジプト神の彫像が出てきたことから神殿と考えられていたと言います。
神殿跡から徒歩10分ほどのところに、古代ローマ時代の”フラヴィオ円形闘技場(Anfiteatro Flavio)”もあるので、合わせて訪れるとよいと思います。

ソルファターラはポッツォーリの丘の上にある約2000年前の噴火で生じた火口で、今も硫黄噴気孔群から白い蒸気がもくもくと上がる、日本でいう”地獄谷”のような所です。
ナポリ中央駅(Piazza Garibaldi)から地下鉄2号線(Linea2)に乗り、9駅目のポッツォーリ・ソルファターラ駅(Pozzuoli-Solfatara)で下車します。所要時間約30分、片道2ユーロ。
駅を出たら、ゆるやかな坂道が続くVia Solfatara(ソルファターラ通り)をひたすら上って行きます。すると硫黄の匂いがどんどん強くなってきて、温泉地にやって来たかのよう。20分ほどでソルファターラ入口の赤い建物に到着します。入場料は7ユーロ。
中に入ると一面に白い砂地が広がり噴火で生じた軽石が転がっています。その周囲には切り立った岩が連なり、あちこちから蒸気が上がっています。高温の硫黄噴気孔だと160℃にも達するとか。しゅーしゅーと音を立てて上がる蒸気を間近で見られ、ちょっとした冒険気分が味わえます。

ナポリの老舗チョコレートやさんで、ナポリに９店舗ある他ローマ・ミラノにも出店しています。チョコレートが美味しいのは勿論ですが、お店で売っているジェラートもこれまた美味しい。特にスパッカナポリ店のみで扱っているCioccolato Bianco(ホワイトチョコ)のジェラートが最高です！チョコレート専門店だけあって、そのまったり感がジェラートにも忠実に再現されてます。なめらかで濃厚、ちょっと他では味わえない感じです。コーンの小で２ユーロ、２フレーバー選べますが、私はホワトチョコオンリーで注文してしまうほどです。

スパッカナポリを散策していると必ず目にするこのお店。カラフルなパスタやリキュールがこんもりディスプレイされ、見ているだけでも楽しいです。
観光客に人気のお土産物やさんで、ナポリやカンパニア州特産のパスタ、調味料、食材、ワインなどが揃ってます。また、他ではなかなか目にしないドルチェ(甘いお菓子)やチョコレート、ハムやサラミ、チーズなども置いていて、とても親切な店主がいろいろ味見もさせてくれます。日本語も少しわかるようなのでオススメ商品を尋ねてみるといいでしょう。

以前、ナポリで知り合った人に「ポッツォーリで新鮮な魚介類たらふく食べたい！」と話したら、このお店を勧められました。以来ずっと気になっていたのですが、やっと念願叶って訪れることができました。
お店はヨットなどが停泊している港のすぐ近くにあり、その界隈には新鮮な魚料理が食べられるレストランがたくさん並んでいます。ただ、イル・トリトーネはちょっと小道を入ったところにあるのでわかりにくいと思います。現地の人に場所を尋ねると良いでしょう。
13:00からの営業なのですが、私が到着したのは12:45。お店は開いていて、「一人だけど、いいですか？」と聞くと親切なカメリエーレが快く通してくれました。時間前だったので私が一番乗りでしたが、かなり人気店のようなので場合によっては事前に予約しておいた方が良いと思います。
このお店のシステムは決まったコースメニューのみで、数種類のアンティパスト(前菜)とパスタ、ワインも付いて35ユーロと言われたと思います。私はお酒がダメなので水にしたからか、最終的には30ユーロで済みましたが、前菜9品+パスタ+デザート+水で合計30ユーロは、他ではちょっとお目にかかれないと思います。とにかく一皿一皿のボリュームもさる事ながら、次から次とやってくる新鮮な魚介料理！あっという間にテーブルがいっぱいになりました。常連さんはコースを１つオーダーして、数人でシェアしているようでした。また、パスタを除くこともできるので、前菜のみをオーダーする人もいました。
肝心のお味ですが、文句無し、素晴らしいです！これまでイタリアで食べた魚介料理でも１、２を争います。どれも新鮮なので臭みなどは全く無く、味付けがシンプルなので魚介そのものの食感や甘さなどが感じられます。私は一人だったのでかなりお腹いっぱいだったのですが、美味しいので全て平らげてしまいました。
お店のスタッフも皆さんとても感じがよく、店内もアットホームな雰囲気で落ち着いて食事ができます。とにかくとーーっても気に入りました。ポッツォーリはナポリから地下鉄で30分ほどなので、このお店で食事する目的だけでも訪れる価値があります。絶対オススメです！

ローマを訪れる際は必ずこのホテルテティに宿泊しています。テルミニ駅から徒歩３分ほどという好立地、加えて２つ星のホテルにもかかわらずＢ＆Ｂにも負けないお手頃な料金。スタッフも皆親切で、清掃も行き届いているので快適に過ごせます。客室は決して広くは無いのですが、エアコン(ただし使用する場合は別料金）、冷蔵庫、金庫、テレビなど、必要な物は揃っているし、駅に近いとはいえ夜は静かでぐっすり眠れます。コストは押さえたいけど、そこそこキレイで交通の便が良いところに宿泊したいなら、絶対オススメです。

ドゥオーモの夜景を撮影したかったので、ドゥオーモからほど近い宿を探していました。候補がHotel Duomo と Hotel Virgilioだったのですが、格安で泊まれるHotel Duomoに決めました。立地上ドゥオーモが部屋から見えるわけではなかったのですが、徒歩１分もかからない距離なので見たかったら直接行けばよいと思ったので。その他の観光スポットを散策するのにも便利な場所だったので、その点では満足しています。
私の部屋は本館から少し離れた別館でした。部屋自体は改装したばかりなのか新しい感じで、掃除も行き届きキレイでした。ミニバーや金庫、ドライヤーなど必要なものも全て揃っていました。ただ、私が宿泊した部屋は半地下のようなところだったので、日中でも薄暗く５月でも寒かったのと、電波の状態が良くないのかテレビが１チャンネルしかまともに映らず、さらにwi-fiも接続しにくかったのが難点でした。長時間接続できない状態が続いたので、オーナーに相談したのですが、これといって解決策もなく・・・。
それと、駐車場がオーナーの私有地のようで、車を利用するときはその都度フロントに言って車を出してもらわないといけないのがちょっと面倒でした。
良いホテルだとは思いますが、また次回利用するかといえば、多分別のホテルにすると思います。

2015/5/15～16の2泊しました。ナポリでは効率よく街歩きするために、いつも交通のアクセスが良い駅前を選びます。ホテルより安価なB&Bに直接メールを送って予約した方が安いケースが多いのですが、今回はBooking.comで格安の部屋を見つけました。
ホテルはナポリ中央駅のすぐ北側メリディオナーレ通りにあり、駅からは徒歩３分ほど。建物自体は古いのですが、フロント、レストルーム、客室とも全てキレイにリフォームされており快適です。客室にはエアコン・テレビ・冷蔵庫など必要なものは揃っており、駅近とはいえ静かでした。バスルームもきちんと清掃されており、給排水も問題ありませんでした。フリーWi-fiがちょっと繋がりにくいかな、とは感じました。
朝食はイタリア特有の甘いパンやお菓子の他、ハムやチーズ、ヨーグルトなどもあり、内容的には十分だと思います。
中央駅周辺は治安が悪いとの話もありますが、自己責任で十分気をつけていれば、大丈夫だと思います。

地下鉄明洞駅9番出入口がすぐ目の前で、両隣にはミニストップとセブンイレブンがあります。明洞のメインストリートにも徒歩3分ほどと、立地は最高なので、いつも利用しています。
部屋はミニルームＢで日本円で4,800円ほど。わずか3畳ほどのスペースにベッド・シャワールーム・冷蔵庫などが見事な配置で備え付けられています。テレビ・冷蔵庫・タオル・ドライヤーも付いていて、さらに共用のキッチンもあるので全く不便は感じません。旅行の際、ホテルは寝るだけの場所である私にとっては大満足の宿です。

モディカは、世界遺産に登録されている”ヴァル･ディ･ノート”と呼ばれる後期バロック様式の建物が立ち並ぶ美しい町。二つの峡谷にまたがって広がり、モディカ･アルタ(高台)とモディカ･バッサ(低地)の二つに分かれる独特の景観が特徴的なこの町は、小さいながらも訪れる人を魅了します。
チョコレートでも有名で、アステカ時代から受け継ぐ独自の製法で作られたチョコレートは他では味わえない独特なもの。カカオマスと砂糖に香辛料を加えただけのシンプルな材料ですが、低温製法によって作られる為砂糖の結晶が残り、噛むとジャリジャリした食感なんです。普段私たちが口にするチョコレートはカカオバターや植物油、ミルクなどが入っているので溶けるのですが、モディカのチョコは手で持っていても溶けてベタベタ手につく、なんてこともありません。とにかく珍しいので、一度試してみる価値大。お土産にも最適です。町にはチョコレートのお店がたくさん並んでいるので、時間があればあちこちで試食してみると良いと思います。

シラクーサの本土である新市街は考古学公園などの見所があるものの、近代的な建物が多く街歩きにはちょっと味気ない感じ。なので泊まるのは絶対にオルティージャ島をオススメします。北の端から南の端まで、寄り道しないで歩くと30分かからないほどなので、半日使えば島内の見所も十分見て回れます。アポロ神殿、アルテミスの噴水、ドゥオーモなどはもちろんですが、バロック様式の建物が並ぶ街並みを眺めて歩くだけでもかなり楽しめます。島の西海岸から眺める夕日も感動的！また夜は、観光スポットはもとより教会や通りまでもがライトアップされ、とてもムードがあります。夜のドゥオーモ広場は本当に美しいので必見です！

毎年5月の第3金曜の夕方から日曜にかけて開催される、"Infiorata(インフィオラータ)"という年に1度の花祭りを見るためにノートの街を訪れました。会場となるニコラーチ通りは長さ122m、幅7mの坂道で、通り一面が花で描かれた絵で飾られます。下から見上げるその景色にまず驚くのですが、通りを上りながらひとつひとつの絵を眺めていくと、その緻密な作りと目にも鮮やかな色彩にまた驚きます。
また、街はバロック様式の美しい建物や教会が並び散策するのも楽しく、合間に美味しいお菓子で有名な"Caffe' Sicilia(カフェ・シチリア)"に立ち寄って一息つくのもオススメです。食べる直前にリコッタチーズを詰めてくれる、カリカリのカンノーロや、アーモンドペーストの入ったミルク風味の飲み物など、地元ならではの味わいを堪能できます。

オルティージャ島の最南端に位置するこのお城は、11世紀中頃、ビザンチンから派遣されたマニアーチェ将軍により築かれた城塞で、その後当時のシチリア王・フェデリーコ2世によって拡大改築されました。通常は入場料を払い城の内部も見学できるのですが、私が訪れた時は工事中で中庭しか見ることができなかった為、無料でした。とはいえ、城壁に上って眺める周囲の眺めは、一面の海の青が美しく、しばし旅の疲れを癒してくれました。
島の北部にあるアポロ神殿から1kmほどの距離なので、南下しながら観光スポットを回り、マニアーチェ城をゴールにするとよいと思います。

公園のある一帯は、ギリシャ時代に”ネアポリス(新都市)”と呼ばれる街が形成されていた場所。園内には約1万5000人を収容できるギリシャ劇場や、円形闘技場、石切り場跡などが残されています。中でも”ディオニュシオスの耳”と呼ばれる洞窟は、有名な画家・カラヴァッジョが1608年に訪れた際、その名を付けたとされています。
遺跡はもとより、園内は木々などの緑に囲まれたとても気持ちのよい空間で、散策しているだけでも楽しめます。遺跡散策というとかなり歩かされるイメージですが、1時間～1時間半程度で見て回れるので、気軽に立ち寄れます。
駐車場は公園周辺の道路脇に無料または有料のスペースがたくさんありました。

シチリアで最も美しいと言われるドゥオーモ広場の中でも、ひときわ存在感のある大聖堂。バロック様式の壮麗なファザードが見る者を圧倒します。7世紀に古代のアテナ神殿からキリスト教の聖堂に改造されたもので、教会内部には当時のドーリア式円柱が残されている、とても珍しい造りになっています。他の教会ではちょっと味わえない神秘的な雰囲気が漂う、ステキな教会です。また、この大聖堂はシラクーサの守護聖人・聖ルチアに捧げられている為、衣服など、彼女にまつわる品々も納められています。