四月の旅人さんにとって旅行とは
東アフリカの大地溝帯に誕生したという霊長類の小さな集団が
崖の向こう側に広がるまだ見ぬ世界を知りたいと願い、
眼前にそそり立つ壁を越えて北へ西へと歩み出す──という“好奇心”を
もし持ち合わせていなかったら、
人類は今のように世界中に存在することもなく、
地球は平和だったかもしれない・・・笑。
自分を客観的にみた第一印象
こういう質問を設定する、このサイトのスタッフを
「やれやれ」と言いつつ答える・・・ゆえに、我あり(笑)。
大好きな場所
パリ、京都、わが東京の一部。
それに、まだ見ぬ誇りあるところ。
大好きな理由
たとえば、こんな言葉──。
言葉なんかおぼえるんじゃなかった
言葉のない世界
意味が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか
あなたが美しい言葉に復讐されても
そいつは ぼくとは無関係だ
きみが静かな意味に血を流したところで
そいつも無関係だ
あなたのやさしい眼のなかにある涙
きみの沈黙の舌からおちてくる痛苦
ぼくたちの世界にもし言葉がなかったら
ぼくはただそれを眺めて立ち去るだろう
あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか
きみの一滴の血に この世界の夕暮れの
ふるえるような夕焼けのひびきがあるか
言葉なんかおぼえるんじゃなかった
日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで
ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
ぼくはきみの血のなかにたったひとりで掃ってくる
(田村隆一「帰途」)
残念ながら、言葉を持っている人間が、ひととき帰る場所。
行ってみたい場所
プライオリティを度外視すれば、
地球上のすべての場所。