aya-photripさんのクチコミ(3ページ)全109件

カスバ街道沿い、トドラ渓谷とワルザザードの間に位置する『ダデス渓谷』

ダデス渓谷には『サルの手』と呼ばれる奇岩があります。
どうしてこの場所だけこんな形になったのかは謎なんだそう。
人間の考えが及ばない自然の不思議、自然の創造力を感じずにいられません。

この奇岩にまつわる逸話をガイドさんが教えてくれました。
あくまで言い伝えだそうですが、かつてこの辺りの2つの村の間で争いが起き、
それを鎮め、また戒めるために住民達をサルに変えてしまった、というもの。

また、ダデス渓谷は『バラの谷』としても有名で、
道路沿いにバラ製品の店を多く見掛けました。
バラの季節は5月。
シーズンにはお祭もあり活気があるそう。

何本もの路地が入り組む迷路のようなメディナ。
そんなメディナの色んなところにスークはあります。

迷い歩きしながらメディナを散策していると、
生鮮食品や銅・真鍮・革製品等など、様々なスークを見ることができました。

スーク・メディナを歩いていると『コンニチハ、オハヨウ、トーキョー』などたくさん話し掛けられます。
ただ話し掛けたい人懐っこいおじさんから土産物店に誘うセールスまで色々。
基本的にみんな話し掛けたいだけっぽいです。
笑顔で挨拶を返せば嬉しそうにしてくれます。

ユダヤ人居住区「メラー」を抜けたところにある『スマリン門』

スマリン門を抜けると、フェズ・エル・ジェディド一の繁華街、
通称『フェズ・エル・ジェディド通り』に入ります。

フェズ・エル・ジェディド通りは
日用雑貨や服飾品のお店が両脇に並ぶスークです。
観光客はほとんどおらずローカルな雰囲気。

街ごとブルーに塗られたシャウエン。
まるで絵本のようなメルヘンな世界が広がっています。

シャウエンはベルベル語で『角』という意味だそう。
山に挟まれるような場所に位置しています。
イスラム聖域として、20世紀まではキリスト教徒は入ることができませんでした。

シャウエンは元々ベルベル人が暮らしていた場所。
そこにレコンキスタの際にイベリア半島から追放された
イスラム教徒やユダヤ教徒たちが移り住み、
その時にユダヤ教で天空や海などを象徴する神聖な『青』に染められた、
というのがはじまりといわれています。
他に蚊除けや涼しく見えるから、という理由もあるとか。

青といっても濃淡様々。
白～青のグラデーションで建物のみならず
階段や水汲み場など旧市街のあらゆるものが彩られています。

小さいからこそアットホームな雰囲気で、街の人々はみんな素朴で親切でした。
日帰りで数時間だけ滞在、という人が多いようですが、
一泊して街の雰囲気をゆっくりと満喫するというのがおススメです。

『Riad Sara』はフェズ旧市街から徒歩10分程の細い路地の奥にあります。

リヤド内に入ると、薄暗い路地からは想像もつかない
優美な空間に驚くこと間違いなし！
漆喰の彫刻とモザイクの細かな装飾が本当に素晴らしかったです。
客室も同様に装飾が施されています。

アメニティ・ドライヤーと完備され、ホットシャワーも水圧もばっちり。
私が宿泊した部屋はバスタブもありました。

中庭でいただく朝食もパンの種類が豊富で美味しかったです。

『カラウィン・モスク』は859年建造のフェズ最大のモスク。
サファリーン広場のすぐ側にあります。

アラビア数学はここからヨーロッパに伝わったとされ、
世界最古の大学ともいわれています。

非ムスリムは入場することができないので入り口から覗くのみ。
何箇所か扉が開いているので、メディナをぐるぐるっとしていると
違う方向から中庭を見ることができます。

ブー・ジュルード門からすぐのレストラン。
3階建ての建物で、ブー・ジュルード門が見えるテラス席がおススメです。

チキンケバブをラム肉とデーツのタジンを注文。
ケバブはシンプルな塩味。
タジンはデーツが甘くて美味しかったです。
こってり甘い味付けでパンと良く合います。

正午前の少し早い時間に行ったのでテラス席は他にお客さんゼロ。
ゆっくりお昼休憩できました。

カラウィンモスクに隣接する『サファリーン広場』
迷路のようなメディナの中で目印になる場所の一つです。
それ程広くありませんが、多くの人が集まり活気があります。

サファリーン広場では銅製品が作られています。
数人の職人達が道具や資材を広げ黙々と作業をする姿を見ることが出来ます。
終始カンカンガンガン大きな音が響いていました。

シャウエンのメディナの中心、ハマン広場。

ハマン広場を囲むようにたくさんのレストランやカフェ、
土産物店が軒を連ね、観光客や地元の人々で賑わっています。
また、グラン・モスクやカスバ博物館も広場に面する場所にあるので
シャウエン観光の起点となる場所です。

『ブー・ジュルード庭園』はフェズ・エル・ジェディドと
フェズ・エル・バリの間にある広い公園です。

広い園内には色とりどりの花々や竹林、
噴水などがあり休日は家族連れなどで賑わうそう。
ベンチもたくさんありのんびり休憩するには最適です。

『テンチュリエ・スーク』は染色職人が集まった通り。
場所はサファリーン広場の近くです。

細い通りにドラム缶やバケツなどがたくさん並び、
その中に染色液が入っていてジャブジャブと付けて染めていました。
熱しているので煙が小さな工房からモクモク出ていたり
水をジャバーっと勢いよく道端に流したりとても活気があります。

『カスバ博物館』入場料DH10。
ハマン広場の中心に建つカスバは、
17世紀にムーレイ・イスマイルによって建設されたといわれています。

カスバとは、城壁に囲まれた城砦や要塞、それらを持つ一画のこと。
カスバに登ることができ、ハマン広場とメディナを見渡せます。

博物館には楽器や衣装、工芸品の他
歴史解説のパネル等が展示されています。

建物自体の傷みは否めませんが、
牢獄跡などもあり歴史を感じることができる場所です。

『赤い街』マラケシュのメディナ。
細い路地が入り組み迷路のような造りです。

たまにフナ広場の方向を記す看板があるのですが
そこは複雑なメディナ、何度も迷ってしまいました。

地図を見ていると『どこ行くの？連れてってあげるよ』と
声を掛けられることが多いですが、道案内のチップを請求されることが大半です。
わざと大回りをしてたくさん請求する、ということもあるようなので
声を掛けられても必要ない時ははっきり断りましょう。

中には本当にただの親切心で連れて行ってくれた人もいましたが、
見分けることは難しいので困りものです；

メディナを散策していると地元の人が集まるスークや可愛らしい土産物店を発見したり
美味しい屋台を発見したり…迷い歩きも醍醐味です。

砂漠地帯にある『ハッターラ』と呼ばれる灌漑システム。
道路脇に小さな砂山がいくつも並んでいるのが目印です。

土産物露店が併設されており、内部を見学することができます。
ちゃんと説明用のイラストが準備されていました。
土産物は化石など。

地面を掘り下げて地中に水の通り道を造り、
アトラス山脈からの雪解け水を村まで効率良く流れるようになっています。
土産物店のガイドの方の案内で地中通路に入ることが出来ます。

見学後は説明してくれた男性にチップを渡し、土産物店で一服。
ミントティーを淹れてくれました。

フナ広場には広場を囲むようにカフェやレストランがあり
テラス席から広場を眺めることができます。
全景を撮影することができるし、
大道芸人の様子もチップを払わずゆっくり見ることが可能です。

中でもこのカフェは広場の角に位置し、
広場全体を眺めることができる絶好の場所です。

階段を上ってテラス席まで行くとカウンターがあるので、
注文を済ませてから席につきます。
屋上は観光客でいっぱい！日本人の団体ツアー客の姿も。
一番テラス側の席は満席でしたが、10分程経って空いたので移動しました。

雑踏の賑わいや大道芸人が奏でる音楽を聴きながらのんびり。
行き交う人々の人間模様や大道芸人の奏でる音楽、モスクから聞こえるアザーン等々…
広場で繰り広げられる日常をゆっくり感じることができました。

フナ広場からスークを抜けたところにある『ベン・ユーセフ・マドラサ』
入り口前の壁に大きく看板があります。
入場料はDH50。

北アフリカ最大の神学校で、最盛期には約900人もの生徒が
ここに暮らしながら学んでいたのだそう。

アラブ・アンダルシア建築の最高傑作といわれ、
スークの喧騒を忘れさせる静かな美しさが広がっていました。
カラフルなゼリージュと対照的な漆喰がゼリージュの鮮やかさを際立たせます。

2階にも上ることが出来ます。
2階にはかつて生徒が住んでいたであろう小部屋がたくさんありました。

とにかく繊細な装飾の素晴らしさに見とれるばかり…。
賑やかで楽しげなスークとはまた違う、
静寂の中で息づくマラケシュの魅力に触れることのできる場所です。

メディナの中にある神学校『アッタリーン・マドラサ』
料金はDH10。

1325年建造。
ブー・イナニア・マドラサよりは小さいですが、
列柱や壁面に施された繊細な装飾は見事です。

細かく繊細な彫刻が本っ当に美しく、終始見とれてしまいました。

ブー・ジュルード門から徒歩5分の場所にある『ブー・イナニア・マドラサ』
料金はDH10。

1357年に完成したフェズで最も大きい神学校。
大理石やアトラス産のスギ等が使われた大きな神学校で、
マリーン朝建築の最高傑作といわれています。

外の雑踏からは想像できない静かな空間が広がっていました。

メディナの入り口『ブー・ジュルード門』

迷宮都市フェズのメディナ散策はここからスタート。
門周辺は地元の人だけではなく多くの観光客で賑わっています。

門のアーチ越しにブー・イナニア・マドラサのミナレットを
撮影するのが定番アングル。

日が暮れてからは青いタイルで彩られた姿がライトアップされ、
夕闇にその姿が美しく浮かび上がります。

フェズ・エル・ジェディドにある、かつてのユダヤ人居住区『メラー』
フェズ・エル・ジェディドはアラビア語で『新フェズ』という意味です。

焦茶色の窓枠とバルコニーの建物が続く街並。
電化製品やキッチン用品など、
地元の人々の生活雑貨店が多く軒を連ねていました。