しのさんのクチコミ全55件

牧場やゴルフ場を備えた広大な敷地に、18世紀に建てられた邸宅。中心部からバスで数分とは思えないほど長閑な風景の中にポロックハウスは建っています。地階より上は優雅な作りの部屋にスペイン絵画が並んでおり、半地下は召使いたちの作業場や住居で、日々の食事を整えられた台所は、今ではカフェとなっています。お茶に付きものの、お菓子が作られていたであろう小さなオーブンの有る部屋はお菓子が売られていました。

グラスゴーの街中心部にある現代美術館。なぜか正面の騎馬像が道路に置かれるコーンを被っていることで有名だったりします。建物自体が200年前の物で、趣があります。時によって展示内容が大きく異なるので、興味のある方は事前にウェブサイトで確認することをお勧めします。

産業革命当時に劣悪だった労働者の生活環境の向上を目指し、ロバート・オーウェンが作り上げた、紡績工場と住宅群が一体となった小さな村です。工場が閉鎖されて40年以上経つ現在でも、一部の部屋には住人がいますが、住宅の一室や工場、学校などが修復の後に公開されています。
紡績工場の電力源ともなったクライド川沿いに遊歩道が整備され、名勝地として有名なクライドの滝まで歩いていくことができます。

グラスゴー出身の建築家兼デザイナー、チャールズ・レニー・マッキントッシュによって設計された教会です。現在は教会として使われてはいませんが、内部が公開されています。ステンドグラスの淡い色遣いや、説教壇の意匠など、随所に彼らしいデザインが施されています。

現存する建物ではグラスゴーで最も古く、街とともに少しずつ姿を変えながら時を経てきました。作られた年代による石の組み方の違いや、暖炉の形など、とても興味深い建物です。古い建物なので、石が摩耗している螺旋階段などは滑りやすくなっていたり、入り口が低かったりするので、足下・頭上ともに注意が必要です。

立派な石造りの建物で、北西と南東を向いた翼それぞれに博物/美術品がそれぞれ展示されています。英国でも最大級の規模を誇り、先史時代の遺跡から発掘された遺物、動物の剥製、絵画では印象派やオランダのルネサンスから現代のプロダクトデザインまで幅広いものが展示されています。一番有名な作品はダリの『十字架の聖ヨハネのキリスト』で、特別な小部屋が設けられています。特に教育に力を入れた展示方法となっており、楽しみながら歴史、自然、美術などについて学べるようになっています。

12世紀に創建され、宗教改革による破壊を免れたことから英国内でも屈指の、ゴシック様式の大聖堂です。半地下の聖堂にはグラスゴーの守護聖人、聖マンゴーの墓所があり、柱や天井の作りに歴史が感じられます。ステンドグラスは現代の物ですが、色合いが鮮やかで大きなものが多いので綺麗です。

エディンバラ旧市街、丘の頂上にそびえ立つ城です。かつてはイングランドに対するスコットランドの軍事的拠点として、幾度も戦火にさらされてきたため、12世紀に建てられた小さな礼拝堂以外は、16世紀前後の建物がほとんどです。現在でも儀式的な意味合いではあるものの、一部の建物は軍の施設として使われています。天気の良い日は市街地から北海まで広がる素晴らしい景色を見ることができますが、季節や時間によっては霧に覆われることも珍しくありません。風が強いことも多いので、傘や帽子などにはご注意を。

エディンバラには中世に作られた旧市街と近代に作られた新市街という二つの市街地が有ります。旧市街にはエディンバラ城やセントジャイルズ大聖堂など、沢山の見所が詰まっていて、なかでも城から宮殿へと至るロイヤルマイルには、沢山の土産物店が並び、観光客で賑わう通りとなっています。新市街はデパートやレストランが軒を連ねており、買い物やグルメを楽しむことができます。

美しいゴシック建築の大聖堂の中には、イングランドの宗教と政治の複雑な歴史が刻み込まれています。今でも英国国教会の総本山として使われており、お祈りが行われているときは場を乱さないように注意する必要があります。美しい天井も見所のひとつですが、長い年月で床の石が磨き上げられており、凹凸もあるので、歩きながら見上げるのはお勧めできません。

スコットランドの要衝、スターリングに建てられた古城で、15～16世紀の建築物が現存しています。別料金ではありますが、日本語にも対応している音声ガイドは寸劇なども入っていて、スコットランドとイングランドの歴史を垣間見るができるのでお勧めです。また、日によって顔ぶれは異なりますが、宮殿の部屋には中世の服装をした案内人がいて、部屋に応じた解説や質問にも対応してくれるので、耳を傾けてみると興味深い話が聞けるかもしれません。

美しい景観で知られるコッツウォルズ地方にある小さな村、バイブリーに残る中世に作られた家々の並ぶ小道です。初期には羊小屋だったこの建物群は、現在長屋となっており住人がいます。沢山の観光客が訪れる場所ですが、長閑で落ち着いた雰囲気ごと楽しむのが良いかと思います。

グラスゴーにある2つのターミナルのうちの1つ、グラスゴー中央駅にあるステーションホテルです。部屋はゆとりのある広さで、アメニティやお茶セットなどはきちんとしていました。スタンダードツインに宿泊しましたが、冷蔵庫はありませんでした。グラスゴーの中心部に位置しているので、買い物や観光に便利です。

ヒースロー空港直通の地下鉄ピカデリー線で、ゾーン1の端にあるアールズコート駅から徒歩５分ほどの、公園に面した小さなホテルです。駅からホテルまでの表通りにはパブやカフェが並んでおり、徒歩圏内にスーパーマーケットも複数あるなど便利な割には比較的落ち着いた地域で、夜は静かでした。部屋は比較的狭く、冷蔵庫はありません。また、シャワーブースが小さく、温度調節には時間がかかりました。ただ、お湯の出は申し分ありませんでしたし、洗面所は余裕があって使いやすかったです。できるだけ価格を抑えてホテルに宿泊したい方や、ロンドン市街をあちこち観光したい方には向いていると思います。

ロンドン塔の東、テムズ川に架けられている跳ね橋で、ロンドン橋とよく間違えられるタワーブリッジ。現在でも、大型船の通過に伴い、月数回の頻度で橋桁が跳ね上げられており、その日時は公式ウェブサイトから確認することができます。よく見ると橋のほぼ中央、跳ね上がるときに離れる場所は、道路に隙間が空いていて下の川面が見えるので、橋の高さが実感できておもしろいです。

比較的新しい年代で英国に焦点をあてて収集・展示を行っている美術館です。所蔵品で特に有名なのはミレーの『オフィーリア』、ウィリアム・ターナーは専用の展示室が設けられており、たくさんの作品を見ることができます。他の国立美術館に比べると、少し落ち着いた雰囲気でした。

日本人には学校チャイムのメロディ原案となっていることで、親しみのあるビッグベンですが、ビッグベンというのは元々「鐘」だけに対してつけられた愛称だったのだとか。写真撮影スポットとしては、時計塔と建物を綺麗に納められるテムズ川に架けられたウェストミンスター橋がお勧めです。

個人でも団体旅行でも、まず駐車場やカフェ、展示室などのあるビジターセンターへ向かうことになります。ビジターセンターから遺跡までは２kmほど離れているため、専用の無料バスが往復していますが、古代の人々がストーンヘンジへ向かうために作ったと考えられている道の跡も残されているので、気候と時間が許すなら、歩いて向かうのもよいかと思います。
周囲は草原で遮るものがなく、季節によっては風や雨でとても寒いので、夏以外に行かれる方はかなりしっかりした防寒対策を取ることをお勧めします。

現在でも修業の場となっている寺院です。建物内の見学にあたっては、靴を脱ぐ必要があります。はじめに諸注意を兼ねた簡潔な解説がありました。それなりの広さがあるので、時間に余裕を持って行かれることをお勧めします。各建物を繋ぐ回廊の階段には傾斜があり、常に磨かれていてとても滑らかなため、足元に注意が必要です。所々に狭い個所があり、人が多くなると行き来が滞ることがありました。冬はかなり寒さが厳しくなります。板張りの場所が多いので、特に足元は暖かい服装で。

名前の通り、恐竜を中心とした資料を展示している博物館です。ジオラマを背景とした動く再現模型や複製骨格、化石が所狭しと並んでいます。動く模型はかなり迫力があり、またかなり大きな音が響くので年齢の低い方には少し注意が必要かもしれません。
興味を持ったので特別展も覗いてみましたが、関連のない複数のテーマでいずれも内容は薄く、常設展の充実ぶりとの落差が激しかったです。何度も訪れて、常設展を堪能し尽した後からでも良いかと個人的には思いました。