建設から100年以上を経て現役の防波堤の物語
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- 旅行時期:2023/10(約2年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
小樽 クチコミ:4件
小樽南防波堤の端にあるおたるみなと資料館
立地の不便さから見学者が少ないのがもったいない。小樽港を眺めると、沖合に渡る2つの長い防波堤を目の当たりにする。これらは建設から100年以上を経て現役。札幌農学校教授がコンクリートの強度の研究を進め、当時最新の工法でつくられた。この経緯がつぶさに理解できる。
一方、小説家 小林多喜二の家族は1908年に、この近辺でパン屋を営み始めた。この時、北防波堤に続いて南防波堤工事が始まる。市立小樽文学館のキャプションには「これらの工事は監獄部屋の奴隷労働によって行われ、多喜二は幼いころから悲惨な労働者の状況を見聞きして育った」とあった。歴史の両面。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2023/10/02
いいね!:6票
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