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スキー資料館

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古くからスキーを楽しんでいた者にとっては価値ある資料館です。

  • 3.5
  • 旅行時期:2020/01(約6年前)
nichiさん

by nichiさん(男性)

小樽 クチコミ:20件

小樽天狗山ロープウェイの終点駅の建物の上にある資料館です。

小樽とスキーの繋がりは歴史があるようです。
第1回全日本スキー選手権が開催されたのが小樽天狗山。
日本は冬季オリンピックに第2回大会である1928年(昭和3年)のサンモリッツから参加していますが、第4回大会である1936年(昭和11年)にドイツで開催された第4回冬季オリンピックでは、日本参加選手10人のうち小樽出身者は6人もいたとのことです。

間宮林蔵が樺太を2年に渡って探検した際、ストーと言われるスキーの原型になるものを道具として使っていました。
そのストーのレプリカがありました。
初めて見ました。
薄い板にアザラシの毛が張りつめてあります。
登る時には滑らない様に工夫されており、今でもこの原理は距離スキーのスキーシールとして生かされています。

日本に初めてスキー術を伝えたオーストリアのレルヒ少佐に関する資料も。
1911年(明治44年)新潟県高田が最初でした。
彼の紹介は、全国様々なスキー博物館で紹介されていますね。
北海道では旭川でスキーを教えていたようですが、ココ小樽には寄っていないようです。

北大ドイツ語講師 ハンス・コラー(スイス人)の写真が、、、
日本に初めてスキーをもたらした?
これ誰??
1909年(明治42年)北大の学生にせがまれてハンス・コラーは北大構内でスキーを滑って見せたようですが、得意ではなかったようです。
転倒したハンス・コラーの写真がありました。
で、これで何故ここに紹介されているのかな?
問題はその時期。
1909年?
そうです!レルヒ大佐より2年早いんです。
ハンス・コラーが日本に初めてスキーをもたらしたんですね。
びっくり~~~

小樽のスキーは、明治45年2月、新潟県高田に派遣された苫米地英俊がスキー3台を持ち帰り、そしてレルヒ少佐の教えを受けた軍人や民間人が普及し、小樽高商や中学校で広まり、相次いでスキー部が誕生したとのことです。
大正になると一般人の中でスキー熱が高まり、大正10年には小樽スキー倶楽部が発足されています。
大正12年に第1回全日本スキー選手大会が開催され、
昭和2年に天狗山シャンテ(今の小樽天狗山ロープウェイスキー場)、昭和3年に朝里岳ヒュッテを建設されています。
ココ小樽は多くの日本代表選手を生むなど、日本スキーの発展に大きく寄与しており、スキーのメッカと言われるようになったようです。

小樽出身のスキー選手の紹介コーナーがありました。
この中で私達が知ってるのは、
1972年札幌オリンピック ジャンプ 銅メダル 青地清二
1980年レークプラシッドオリンピック ジャンプ 銀メダル 八木弘和
1988年カルガリーオリンピック アルペン 岡部哲也
1998年長野 ジャンプ 金メダル2個 銀メダル1個 船木一喜 
1998年長野 アルペン 皆川賢太郎(モーグルの上村愛子の旦那さんですよね?)
見てて楽しい。
随分多くの小樽出身のスキーヤーがオリンピックに出場していますね。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)

クチコミ投稿日:2020/01/30

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