標高537m。
藻岩山(531m)と同じくらいです。
しかし、藻岩山に比べて、急登が続く山です。
頂上部の岩稜が目立...
続きを読むち、さぞスリルがあると思いきや、頂上部は片側が崖、もう片側は森となっていて、登山道からはみ出さなければ危険な山ではありません。
その様子は、麓から眺めれば、ほしみ・星置側からは切り立った山稜ですが、銭函の桂岡、張碓側から眺めると、ただのこんもりした山であることからも分かります。
山頂では、石狩湾~札幌市北部の展望が利きました。
中盤に急登が続く山ですが、思ったよりもあっけなく、登り40分、下り30分で行くことができました。
登山口は札樽道を越えたところの、障害者支援施設、松泉学院の奥から登り始めます。
登山口に車7、8台ほどが駐車できそうなスペースがありました。
ゲートには熊注意とマムシ注意の表示がありました。
10月に訪れた時も、登りと下りでそれぞれ1匹ずつヘビに遭遇しており、隣の春香山ではもっと奥深く長い距離なのに出会わなかったことからも、ヘビの多い山だなという印象を持ちました。
沢がある下よりも、かなり上の方で出会いました。
登山道は、序盤こそ、なだらかですが、銭天山荘の先の沢を越えた辺りから急登が始まりました。
これで一挙に標高を稼ぎ、上の方にある岩稜部に出るまで続きます。
途中、ロープもありましたが、あると移動しやすいくらいで、無くても何とかはなるくらいの急登でした。
岩稜部に出かかったところで、登山道が迷いやすくなっていましたが、人の踏み跡がしっかりしている場所を探していけば大丈夫です(登山道はまっすぐなのですが、開けたスペースが横にそれていた)。
登山道中は森に覆われ、展望は局所的にしか利きませんが、ときどき遠くから函館本線の警笛の音や鉄橋を渡る音、バイクが音をたてて走行する音などが聞こえ、さびしい感じの山ではありませんでした。
標高の高い隣の春香山(標高906m)よりも急登の山ですが、その半分以下の時間で登ることのできる、街に近い身近な山です。
ただし、熊鈴はあった方がよいです。
訪れた日も隣の春香山の定山渓側で熊の足跡らしきものに遭遇しました(中央区の北海道神宮付近の住宅街に頻繁に現れてニュースになったこともあるくらいですから(^^;))。
飲み水は秋で気温も低く、短い距離の山だったこともあり、少し口をつけた程度で済んだので、2Lペットを持っていって損をしたなと思いました。
下山後の松泉学院横に自販機があり、福祉施設価格で少し安くなっていました。
閉じる
投稿日:2016/10/03