何百基ものアイスキャンドルが日没とともに、雪の降り積もった公園を幻想的に彩ります。
下川の市街地の外れにある高台の公園で...
続きを読むすが、この日ばかりはかなりの人出です。人がいっぱいいる場所は、賑やかでよいですが、ほのかなロウソクの灯が醸し出す抒情的な雰囲気はややかき消されてしまっています。静かな雰囲気を味わいたい方は、一通りのイベントが終了した最終日がよいのかもしれません。
ただ、ちょっと味気ないのも事実。かなりの人出ですが、中日の土曜の夜に訪れると、花火や食のイベントもやっています。
会場内の屋内体育館、桜ヶ丘アリーナではまんぷく横丁と題して、下川町周辺のお店の屋台がずらっと並び、自慢の逸品を出していました。
豚串、鳥串が賑わっていましたが、やはり下川に来たならば下川うどん、下川町一の橋名物というしいたけうどん(¥400円)を食べました。シイタケの佃煮などの具が香ばしく、うまみのある味わいのうどんでした。
名寄、日進地区のだだっ広い耕作地の真ん中なのに、人混みを伴って賑わっている千花さんも出店していて、お店を訪れた時は売り切れで食べられなかった千花のもみじバーガーをゲットすることができました。シカ肉とは思えない臭みのない美味しい味わいでした。
まんぷく横丁は17時から始まり、最初の頃はどのお店もまだ列もそれほどできていませんでした。
ストレスなくいろいろな味を楽しみたいなら、会場へは日没前に早めに訪れると良いです。どのお店も並ばずに美味しいものがよりどりみどり! まだ、キャンドルも点灯していませんが、始まるまでの時間は会場内にあるふるさと交流館を見学して、下川町の歴史にふれたり(金鉱石の展示や町内を走っていた名寄本線の展示もあり)、展望台に上って美しい夕日と下川の街並みを眺めたりといろいろ楽しめます。多くの人が17時から、花火や太鼓のイベントの始まる18時までの間に訪れ、駐車場が渋滞していました。
渓流太鼓の演奏の後、花火が行われましたが、約10分間と意外と短いもの。フィナーレ以外はやや間隔を置いて打ち上げられるなど、寒い中、ちょっともどかしさがありました。
各種イベントが終了すると、皆、一斉に暖かいアリーナへとなだれ込んできます。まんぷく横丁は熱気とともにどこもいっぱいで、長蛇の列です。祭りの雰囲気はありますが、スマートに楽しみたいなら早めの会場入りとお店回りがおすすめです。
なお、日が暮れ、外は厳寒の温度に、帰りついた名寄の電光掲示板では-10度近くを示していました。
ほとんどの人が車で訪れますが、町民でしょうか、町の中心部まで歩いて帰っている人も何人か見かけました。
町の国道239号線までは1kmほどの距離です。また、町の中心部、下川バスターミナルとの往復には無料シャトルバスが運行され(まんぷく横丁が開催される中日の土曜日の夜のみ)、5便ほどが運行されていました。
名寄までの便も少ないですから、公共交通機関で訪れる場合は、バスの乗り継ぎ連絡等を調べて、最終便に遅れないよう注意したいです(2015年2月現在、下川バスターミナル発20時40分)。
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投稿日:2015/02/23